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アイスホッケーDiv.Ⅴ順天堂vs.千葉戦を取材。

東京地方は、久しぶりの思い切った雨。

またぞろ安部内閣の新大臣が炎上しています。
特に、東京オリンピック・パラリンピックを担当する桜田義孝という人が酷い。
蓮舫さんの質問にしどろもどろ。東京大会の理念も、国家が出す予算もわからず、小役人(官僚です)の差し出すメモを読むだけ。汗は噴き出すは、眼鏡もまともにかけられない様子は、おおよそ大臣の風格はありません。
安部内閣が、いかに東京オリンピック・パラリンピックを軽く見ているかが分かります。
オリンピックの招致の際には「福島の原発は安全」と大ウソをつき、1964年のオリンピック・メインスタジアムはぶっ壊し、「オリンピックのレガシー」など恥もなく声高に叫ぶ。
そしてオリンピック・ムーブメントの何たるかも知らない人を担当大臣に据える。
完全に舐めています。
桜田氏は、高校卒業後に大工になり、明治大学の夜学に通い、市議、県議を経て衆議院議員を7期務めていて、順番で待ってきてオリンピック・パラリンピック担当大臣になったそうですが、苦労人だったらオリンピック・ムーブメントも勉強してほしい。どうせオリンピックなんて国際運動会の大きいやつ、ぐらいにしか思っていないのでしょう。
まったく情けなくなります。

さて、朝から夕方にかけて自宅で作業。

夜、東大和スケートセンターへ関東大学アイスホッケーリーグ戦の取材に出かけます。
今宵のカードはDiv.Ⅴの順天堂vs.千葉戦。
Div.Ⅴは8チームが参加しています。二つに分けて1回戦総当たりで戦い順位を決め、他のグループの同順位のチームと順位決定戦を行うシステムです。
今日の試合は、Div.Ⅴグループ2、現在2連勝中の順天堂と1勝の千葉の対戦(千葉vs.都留文科戦は台風の影響で11月12日に延期)。勝ったほうがDiv.Ⅴの首位決定戦に進みます。そこで勝てば来季Div.Ⅳに自動昇格。負ければ入れ替え戦出場です。今日の一戦は、その上位進出のために勝利が絶対必要な試合でした。

21時25分、東大和スケートセンターの千葉側の観客席に着席。今日もOB、父兄、女子マネ、関係者でほぼ満員の盛況です。
ランク38位、オールメンバー22人の順天堂の先発は、GK稲葉(芝5)。DF小栗(上野学園1)、渋谷(暁星5)。FW松崎(北嶺5)、須山(甲陽学院5)、江川(東邦大東邦4)。順天堂は医学部とスポーツ健康科学部の2学部しかありません。もともと医学部が主体のクラブでしたが、近年クラブを強化するためスポーツ健康科学部のアイスホッケー経験者やスポーツ経験者も増え、Div.Ⅴのチームで4セット回しが出来るまでに復調してきました。
一方のランク39位、オールメンバー18人の千葉のスタメンは、GK渡邉(静岡東4)。DF武田(仙台二2)、鈴木(千葉日大一2)。FW西村(水戸第一1)、石川(松江北4)、奥名(松江北2)。試合前の練習では、5人ほどが別メニューでステップの練習などしていたので実質は2セット回しかと思われます。
いずれにせよ、ともにDiv.Ⅲの経験もあり、部員数も増えてきているので、近々上位に挙がってくると思います。Div.Ⅴで、これだけした充実した陣容で戦うことは、日本の大学アイスホッケーのレベルの高さを証明しているようにも思います。
21時41分、フェースオフで試合開始。

ランクは1位違い。全勝無敗同士の対決。実力均衡はお互いに承知の上。こういった試合で試合が動くのはパワープレー、ということで両チームともショートハンドにならぬよう慎重な立ち上がりでした。
お互いにアタッキングサードにパックを運びますが、なかなかシュートまで進めません。
7分30秒、千葉の小澤(岩村田3)が禁を破りペナルティーボックスに入ってしまいます。順天堂は最初のパワープレーのチャンスを生かせません。千葉GK渡邉の好守が目立ちます。
13分46秒、今度は順天堂の伊藤(暁星4)がゴール前の混戦でホールディング・スティックの反則で2分間退場。千葉がパワープレーのチャンスですが、1分14秒では得点できず第1ピリオッドが終了します。シュート数は4^8で千葉がリード。

5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
千葉の女子マネの隣で取材していたのですが、彼女らは千葉プレーやーよりもあいすほっけーのレベルが高い様で、発言が的確でした。「切れ、切れ」(自陣のディフェンシブゾーンにあるパックをブルーライン外に出せ、の意か)と「身体、身体」(身体を使って相手の突進を止めろ、の意)という声援が多かったようです。なかなか元気があって良いですね。
開始から46秒間、千葉はパワープレーでのスタート。しかし、順天堂はキルプレーを耐えて無得点。
その後も2ピりの15分間はノーペナルティ、ノーゴールで終わります。アイスィングが順天堂1、千葉が3、オフサイドは順天堂2、千葉0。GKがパックをキャッチしたときなど含めても、あまり時計が止まることがありませんでした。ここで順天堂の4セット回しと千葉の2セット回しで疲労度が差が出てきます。なんとか第2ピリオッドは守りを支えた千葉でしたが、ボディーブローのように体力を削いだように思います。第2ピリオッドのシュート数は11-2と順天堂が大きくリードしました。

12分間の整氷インターバルで千葉選手の疲労は少しは取れたようにも思えましたが、第3ピリオッドは順天堂がギアを切り替えて攻勢に出ます。
しかし、29秒に須山がホールディングの反則で2分間退場。勝ちに行った順天堂の出鼻をくじきます。
ここまでの試合展開を考えると、「1点勝負」は明らか。千葉はパワープレーのチャンスを生かしたいところでしたが、これを生かすことが出来ません。勝機が去ったような気がしました。
ピンチの後にはチャンスあり。キルプレーを耐えた順天堂は7分41秒、虎の子の1点をゲットします。
7分41秒、黒田(千葉北3)のパスを受けた花岡(上尾4)が右から左にクロス、長谷川(希望ヶ丘2)が千葉GK渡邉の肩口を抜くシュートを決めました。順天堂は待望の先制点。
1点を先行された千葉は、ビハインドを取り返すべく反撃に出ます。好守が入れ替わったかっこう。もう少しで得点できるところまで行きますが、順天堂も守りを堅くします。
ところが14分27秒、千葉の武田が痛恨のラッフィングのペナルティで2分間退場。残り時間31秒はショートハンドで戦うことになってしまいました。
ここで千葉はタイムアウト。最後まで試合は諦めていませんでした。
自陣のフェースオフでパックを順天堂陣内に移してから、千葉はGK稲葉を氷上から上げ乾坤一擲の5人攻撃に出ます。しかし、あまりにも33秒は短かった。
そのままタイムアウトのブザーが鳴りました。千葉の作戦も薬石効なし。1-0で順天堂が全勝を守りました。
これで順天堂は、12月2日(日)に行われる決勝戦でⅤ1リーグ首位の帝京と戦うことになりました。
千葉は、11月12日に都留文科とリーグ最終戦を戦います。
Div.Ⅴの試合とは思えない、気合の入った好勝負でした。順天堂はDiv.Ⅳに昇格しても十分に戦っていける内容でした。千葉も攻撃力を改善すれば順天堂とは紙一重。今後の2戦を期待したいものです。

23時12分の電車で帰路につきました。
日付が変わる前に帰宅。遅い夕食を摂り、床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
順天堂 1-0 千葉(0-0、0-0、1-0)
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