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アイスホッケー関東大学リーグ戦Div.Ⅳ東京都市vs.独協線を取材。

気候は、季節の変わり目でそうとう不順のようです。
横浜のゲリラ豪雨ほどではありませんでしたが、東京西郊も朝から断続的に雨が降っていました。
おかげで気温も下がり、ようやく秋らしくなってきました。

東シナ海を挟んだ中国・上海ではバスケットボールの男子ワールドカップ開催中。
期待された日本代表、初戦のトルコに完敗。今宵もチェコに挑みましたが最後には力尽きたよう。
そんなに簡単に勝てるものではありません。

今日は、関東大学アイスホッケーリーグ戦のミッドウィーク・ナイトゲームの初戦が東大和スケートセンターで行われました。カードは、Div.Ⅳの東京都市vs.独協戦。雨が降っていたので西武柳沢から電車で行ってみました。
昨年も電車で同じ時間帯に行ったのですが、今年は混んでいて小平まで座れませんでした。若干ダイヤが変わっているのでしょう。ともかく8時51分に乗って9時11分に東大和市に到着しました。

東京都市は、昨年度はDiv.Ⅲで戦っていましたが、武運拙く7戦全敗で8位。最下位でDiv.Ⅳに自動降格してきました。出直しのシーズンです。春の選手権はBグループに参戦、1回戦で学習院に0-8で大敗しています。
一方の独協は、昨年もDiv.Ⅳで戦い、3勝1分3敗で6位。春の選手権はCグループに参戦。1回戦は慶應義塾医学部に1-0と辛勝し2回戦に進みましたが、武蔵に4-5で惜敗しています。今年は上位進出を狙っています。

東大和アイスアリーナは昨年の11月ぶり。DyDoアイスアリーナに比べると大変取材環境は厳しい。記者席などはなく、一般の観客席で観戦するのですが、昨年からスコア―ボードの電光掲示板が逆サイドに移され、何かあるたびに下に降りて確認するしかない。アナウンスも聞こえずらい。マンバー票の配布もない。条件的には取材環境はよくありません。

ランク29位、オールメンバー26人の東京都市のスタメンは、GK加茂田(熊本北4)。DF茂木(国学院4)、山本(雪谷4)。FW栗田(三田国際学園2)、秋草(東京3)、原田(海老名4)。
対するランク34位、オールメンバー11人の独協の先発は、GK工藤(札幌清田3)。DF坂野(淑徳巣鴨3)、新垣(沖縄尚学3)。FW菅沼(城西川越2)、高橋(開智中高3)、春名(昌平1)。
午後9時41分、フェースオフで試合開始。

東京都市は、2日前に順天堂と初戦を戦い1-1で引き分けており今日が2戦目。独協は今日が初戦。その差が出たのか、やや独協の動きが硬い。
そんな中、63秒に東京都市は、茂木のアシストで栗田がゴール。先制します。
徐々に独協も慣れていきます。
2分37秒、南の島から来た小柄で俊敏なエース新垣がノーアシストでゴール、試合を振り出しに戻します。
7分8秒、独協の菅沼がハイスティックで2分間退場。東京都市はパワープレーのチャンスでしたが、これを生かせず。
このまま第1ピリオッド終了かと思われましたが、14分4秒に独協は新垣のパスをうけた中舘(八戸工大二3)がゴール。逆転に成功します。1-2で第1ピリオッド終了、シュート数は11-4と東京都市がリードします。

5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
1点のビハインドを負った東京都市が攻勢に。2分3秒、水野(泉1)のパスをうけた五十嵐(東京都市大付2)がゴール左からパックを押し込み2-2、同点に追いつきます。
この後。両チームペナルティーがかさみ試合は膠着状態に。
4分23秒、独協のGK工藤がパックを停滞させたとしてディレイド・オブ・ゲームスの反則。ペナルティーボックスには早川(長野東1)が代行して2分間入ります。
7分56秒には東京都市の原田がトリッピングの反則で2分間退場。独協はパワープレーのチャンスを迎えますが、8分41秒には独協の坂野がスラッシングの反則で2分間退場。4 on 4になってしまいます。
12分35秒には独協の坂野がクロスチェッキングの反則で分間退場。そのうえ12分55秒には新垣もクロスチェッキングの反則で2分間退場。5 on 3に。東京都市は大チャンスでしたが勝ち越すことができません。
このまま第2ピリオッドは2-2のまま終了。シュート数は10-5と東京都市がリード。

12分間の整氷インターバルの後、最後の15分間が始まります。
4分21秒、東京都市の五十川がハイスティックで2分間退場。独協はパワープレーのチャンス。ここで独協の新垣が自陣からパックを持ち出しドリブルシュート。パックはポストに跳ね返り「キーン」という金属音を残します。
何度も自陣からカウンターアタックを仕掛ける独協の新垣。この日もすでに1ゴール、1アシストを決めていますが、東京都市のGK加茂田の好セーブとDF陣のブロックで追加点は奪えません。そんなゴールに一番絡みそうな新垣が6分47秒、デンジャラスプレーでミスコンダクトペナルティー10分間退場。つまり残り時間のすべてをペナルティーボックスに滞在することになりました。独協、キルプレーのピンチは回避できましたが、新垣を欠いたのは大きな痛手でした。本人はなんの反則でペナルティーボックスに入ることになったのかわからず、観客席の女子マネに「場内アナウンスは何て言ってた?」と聞いていましたが、これが聞き取れない。やはりレフェリーは、はっきりと本人に伝えるべきでした(観客席からは死角になっている所で反則を取られており、スポーツ三昧も良く見えませんでした。
7分30秒、独協の小林(セントポール・アメリカン・スクール4)がチャージングの反則で2分間退場。東京都市はパワープレーのチャンス。しかし、これは生かせず。
10分59秒、独協はタイムアウト。なんとか1点を奪おうと必死でした。高橋主将が、わざわざペナルティーボックスの新垣のところまで「何分に出られる?」と聞きに来ましたが、もちろん試合終了まで出ることは出来ません。
そんな11分41秒、唐突に決勝点が生まれました。五十川のパスをうけた山本が左からクロス、水野が中央でシュート。勝ち越しました。
独協は最後まで試合を諦めず、攻め込みましたが、午後11時10分、タイムアップのブザーが鳴りました。

最後まで手に汗を握る好ゲームでした。しかし、独協の切り札・新垣が勝負ところでプレーできなかったのが勝負の明暗を分けました。スコアー3-2。総シュート数30-13。妥当な結果かもしれません。中1日おいて独協は成城との第2戦を控えています。どんな戦い方をするのか楽しみです。

11時13分の電車で帰ってきました。
なんとか日付が変わる前に帰宅。
遅い夕食を摂り、床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
東京都市 3-2 独協(1-2、1-0,1-0)

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