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ドーハ世界陸上日本選手団壮行会と関東大学アイスホッケー昭和vs.学習院戦を取材。

敬老の日の三連休はアイスホッケー9試合、サッカー1試合を取材。
いささか疲れました。午前中はお休み。

しかし、今日もハードスケジュール。
お昼過ぎに自転車で都心へ。
約1時間30分のサイクリング。外苑前のJSOSに到着。めずらしく早く着きすぎて時間つぶしに困りました。
3時15分に受付開始。14階の岸記念メモリアルホールへ。
来週27日から10月6日までドーハで開催される世界陸上の日本選手団壮行会を取材します。
ホールは立錐の余地なし。

午後4時に壮行会が始まります。
まず全選手団60人中、国内にいる48名(男子30名、女子18名)の選手と役員30名が入場。
横川浩日本陸上競技連盟会長の挨拶。
選手団の公式スーツを作った”洋服の青山”の後藤康文氏から説明がありました。
選手団団長の麻場一徳氏の挨拶、男子キャプテンの戸邉直人選手が力つよい意志表明。
その後、高平慎二氏の司会で選手に対する質疑応答がありました。質問は5問。
①大会中、自己新記録の自信はありますか?
②今大会で注目すべき選手は私だ。
③世界築城では、競技以外にも楽しみにしていることがある。
④実は今日、発表したいことがある。
⑤同じ日本代表選手に質問したいことがある。
各選手、○と×の印を持ち、その答えで興味ありそうな人に高平氏が質問するというもの。
MGCの時よりも数倍面白かった。

午後5時にフォトセッション終了とともに壮行会第1部は終了。
役員とゲストの方々は9階の日本陸連会議室に移って懇親会へ。
わたしたちメディア関係者と主だった選手は14階ホールに残って囲み取材。
戸邉主将、木村文子女子キャプテン、マラソンの川内優輝選手などが取材に応じてくれました。
これまたMGCの時のような中途半端な時間ではなく、選手たちは気軽に取材に対応してくれました。
6時すぎ取材終了。自転車で東伏見に取って返します。

8時に帰宅。1時間弱、休憩して東大和スケートセンターに向かいます。
不覚にも電車内で居眠り。東大和市で降りるべきところを一駅向こうの玉川上水まで乗り越し。上り電車がなかなか来ず、スケートセンターには21時30分着。ぎりぎりになってしまいました。

今宵のミッドウィークナイトマッチのカードは、Div.Ⅱマッチ№3ランク15位の昭和vs.ランク20位の学習院の対戦です。両チームともご縁があってよく試合は拝見しています。
今季のDiv.Ⅱは、大混戦の様相を呈しています。開幕の筑波vs.駒澤戦は、春の選手権の対戦は1-0で筑波の辛勝でしたが、医科系選手を加えたオール筑波は戦力アップ、3-0で駒澤に快勝、順調なスタートを切りました。
2戦目は、春の選手権Bグループで優勝している上智とDiv.Ⅲから自動昇格してきた日本医科の対決。壮絶な試合展開の末、何とか上智が追いついての4-4の引き分け。
今日の3戦目で各チーム初戦が終了します。
昨年度の昭和はDiv.Ⅱ優勝、しかも入れ替え戦でDiv.ⅠグループB最下位の立教と2-2で引き分け、惜しくもGWS戦で敗者扱いとなり念願のDiv.Ⅰ昇格は成りませんでした。ただし、主力だった伊藤恵(学習院)、片岡(函館ラサール)、會田(昭和6)、磐田(安積6)らが学窓を去り、戦力的に苦しくなりました。新チームで臨んだ春の選手権はBグループ3位に終わっています。それに1年生が板橋(青稜)しか入部しておらず、オールメンバーも18人と部員数も減少。少し心配な状態です。
一方の学習院は、3年前は部員数の減少と経験者不足でDiv,Ⅴまで落ち込みましたが、エース湯浅の加入によって各Div.を1年ずつで昇格。昨年度はDiv.Ⅲで2位、入れ替え戦でDiv.Ⅱ5位の明治学院と戦い4-2と快勝。Div.Ⅱに帰ってきました。湯浅は今季が最後のシーズン。登録部員も32人と充実。どこまで戦えるかチャレンジのシーズンです。
昭和がセカンドジャージーで登場したのですが、背番号がプログラムとまったく異なっていました(他のスポーツでは信じられないことですが、アイスホッケーでは未だに1stジャージーと2ndジャージーの背番号が異なるチームが多い)。東大和は、取材でもメンバー表を受け取るシステムになく、昨年度までは学習院の女子マネの方がメンバー表をもってきてくださる伝統(?)があったのですが、今宵はその良き伝統もなく、昭和の選手名が不明。東京都アイスホッケー連盟のHPにも公式記録がなかなかアップされず(2日後にようやくアップされました)、記事を書くことが出来ませんでした。悪しからず。
オールメンバー15人の昭和のスタメンは、GK伊藤悠(学習院5)。DF石井(日大山形6≫、杉山(栄東5)。FW大岩(福岡大大濠5)、平田(明治学園4)、金森(桜丘5)。
対するオールメバー17人の学習院の先発は、GK東原(伊奈学園4)。DF山下(学習院6)、中川(和光国際3) 。FW湯浅(光泉4)、萩原(田無3)、山本(学習院4)。
午後9時44分、フェースオフで試合開始。
両チームとも今大会の初戦です。慎重に試合に入りました。
5分11秒に昭和の金森がクロスチェッキングの反則で、7分25秒には伊藤圭がクロスチェッキングの反則で相次いで2分間退場。学習院はパワープレーで先制のチャンスでしたが生かすことが出来ません。
終了間際に昭和陣の奥深くでフェースオフとなり、学習院はGK東原を氷上から上げ6人攻撃を試みましたが、1秒では得点に繋がらず終了のブザーを聞きます。
第1ピリオッドのシュート数は0-9と学習院が一方的に攻めた15分間でした。昭和のGK伊藤悠は学習院高等科のOBですが、歯科医になるため昭和に進学、アイスホッケーを続けています。好セーブを何度も見せ、母校を苦しめました。

5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
今度は学習院のペナルティーが続きます。
2分18秒に飯室(学習院3)がクロスチェッキングで、6分34秒に中川がホールディングの反則で2分間退場。昭和もパワープレーのチャンスを生かせません。
0-0のまま第2ピリオッドも終了かと思われた14分11秒、学習院は見事な距離感でショートパスを繋ぎ、長野(学習院4)、山下とパックが渡り、最後は湯浅がゴール。さすがにGK伊藤悠も止められませんでした。学習院が先制します。
14分42秒、学習院の黒田(小金4)がフッキングの反則で2分間退場+ミスコンダクトペナルティーの反則で10分間退場。山下が2分間退場を代行します。
昭和は3回目のパワープレーのチャンスでしたが、18秒ではゴールを上げられず2回目の15分間が終了します。シュート数は4-12と学習院がリードします。

12分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッドが開始されます。今日はレフェリーの進行もノンビリ。学習院も伝統的にゆったりと試合を進めるので23時13分の電車で帰るのは難しくなりました。
次の1点が勝負の行方に大きく影響するのは明白でした。
昭和は、あたま1分42秒のパワープレーの積み残しで、なんとか同点に追いつきたい。学習院はショートハンドを耐えたい。
27秒、学習院はこんなピンチに田中(光泉1)がエルボーイングの反則で2分間退場。これはやってはいけない反則です。
昭和は5 on 3のチャンス。49秒に念のためタイムアウトを取り、同点にすべき作戦を練ります。
しかし、このパワープレーのチャンスを生かせません。これが昭和の敗因の一つになります。
逆に2分11秒、昭和の田島(独協5)がフッキン具の反則で2分間退場。4 on 4になってしまいパワープレー解消になってしまいます。
学習院の田中がペナルティーボックスを出た2分27秒、今度は学習院がパワープレーのチャンス。まさにピンチの後にはチャンスあり。
2分58秒、学習院のエース湯浅キャプテンが自陣からフラフラとパックを持ち出しドリブルで右から中央へ。そこでシュートを放つと昭和GK伊藤悠はタイミングを狂わされたのか、パックは昭和ゴールに吸い込まれました。0-2。学習院がリードを広げます。
そのまま均衡を保ったままゲームは終盤に。
13分58秒、学習院は再び余計なペナルティーを犯します。湯浅が昭和選手にフキング・ヘッドの反則。もんどりうって倒れた昭和の選手は流血、ついに立てず担架で退場します。もちろん、湯浅はゲームミスコンダクトペナルティー、残り時間退場。次戦が出場停止になるかもしれません。メジャーペナルティー5分間退場は、田端(武蔵野北2)が代行。
この反則リンクコンディション調整のため時間は23時29分を回ります。
昭和は試合終了までパワープレーのチャンス。
そして14分50秒には田中がクロスチェッキングの反則で再び2分間退場。昭和は5 on 3となりますが、10秒間ではパワープレーを生かせず、そのままタイムアップを迎えました。
総シュート数は9-30、学習院の妥当な勝利ですが、なんとも後味の悪い試合になってしまいました。
学習院は、フェアでジェンマンがそろったチームという印象が強かったのですが、今日は無駄なペナルティーが多すぎました。これはディフェンスの稚拙さと闘志と乱暴のはき違えから来ているもののように見えました。アイスホッケーは激しいスポーツですが、一つ間違えれば大変なことになる、ということを自覚すべきです。パワープレーの得意な上智や筑波ですとパワープレーで2回に1回はゴールにする力を持っています。猛省を即したいと思います。
昭和は、まずパワープレーの強化、アタッキングサードに入ってからの一工夫が必要です。将来のエース候補と期待される谷口(桜丘2)の奮起を望みたい。橋本、イズデブスキ、下平、伊藤恵と脈々と受け継がれてきたエースの系譜を守ってほしいと思います。

23時32分、東大和発の電車で帰ってきました。小平で23時47分発に乗り換え帰宅。
今日は午前様になってしまいました。
そんなスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
昭和 0-2 学習院(0-0、0-1、0-1)

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