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アイスホッケー関東大学リーグDiv.Ⅱ上智vs.日本医科戦を取材。

最高気温26度、湿度がぐっと下がり秋らしくなってきた東京地方。

台風15号の影響による千葉県の大規模停電は、いまだに解決の目途も見えていません。
内閣改造なんかやっている時じゃないよ、安倍さん。
福島訪問している時じゃないよ、小泉さん。
そして、われらが青春時代のヒーロー、千葉県知事の森田健作さん。もう少し頑張っておくれ。

東日本大震災のおり、直接地震の影響を受けなかったスポーツ三昧。
その時でも、計画停電とか、コンビニやスーパーから物が無くなったり、東京に居るのが嫌になったものです。
電気が5日間も通じないなんて、現代の日本では考えられない。被害を受けた方々にお見舞い申しあげます。

さて、能天気なスポーツ三昧。夕方までは自宅で作業。
午後8時30分、家を出て東大和スケートセンターに向かいます。
今宵の関東大学アイスホッケーリーグのミッドウィークナイトマッチのカードは、Div.Ⅱマッチ№2、ランク16位の上智vs.ランク19位の日本医科の対戦。
上智は、春の選手権Bブロック4位。とくにスポーツ推薦入試制度はありませんが、シーズン前に苫小牧の大学交流戦などに積極的に参加するなど強化に励んでいます。インカレ出場、Div.Ⅰ昇格も目標にする上昇志向のチーム。
一方の日本医科は、昨年度のリーグ戦はDiv.Ⅲで戦い6勝1分で優勝。初のDiv.Ⅱに昇格してきました。今季はDiv.Ⅱ残留を目指し、医科系学部の選手が主体の筑波に勝つことを大きな目標に掲げています。
オールメンバー15人の上智の先発は、GK近本(錦城3)。DF小池(桐蔭学園3)、和田森(International School of Bangkok 4)。FW平田(都立国際1)、竹河内(多摩2)、相馬(長野日大4)。
対するオールメンバー14人の日本医科のスタメンは、GK荒井(青山学院4)。DF永田(慶應2)、大石橋(広尾学園4)。FW加藤(城西川越5)、岡崎(北嶺5)、西川(本郷6)。
午後9時42分、フェースオフで試合開始。
上智優勢の一方的な展開を予想していたのですが、試合途中から日本医科の攻撃にスイッチが入り、予想以上(失礼)に面白くてスリリングな試合になりました。
開始早々から上智が圧倒的に攻め込む展開になります。
1分22秒、服部(Bayridge 2)のアシストで池田(Greenwich 3)がゴール、上智が先制します。その後、上智がアタッキングサードに攻めっぱなしになり、日本医科はGK荒井のナイスセーブばかりが目立つようになります。
そんな劣勢な時間帯、7分9秒に日本医科の永田がトリッピングの反則で2分間退場。ショートハンドになってしまいます。GK荒井を中心にキルプレーを耐える日本医科。
ピンチの後にはチャンスあり、災い転じて福となす。和田がペナルティーボックスから解放され氷上に戻った瞬間、日本医科の河野(桐蔭学園3)がパックをスチール、フリーで中心で待っていた永田に絶妙なスルーパスを通します。永田はドリブルで上智ゴールに突進。GK近本と1対1、永田が見事にゴールを決めました。9分18秒、1-1と試合を振り出しに戻します。
そうすると不思議なもので、それまで一方的に押されていた日本医科、攻撃にスイッチが入ります。畳み込むように9分33秒、岡崎のパスを受けた加藤がゴール、一気に逆転してしまいます。
上智も負けていません。10分7秒、和田森が竹河内にパス。竹河内のシュートはポストに当たって「キーン」という高い音を発してゴールイン。再び2-2と同点に。
しかし、日本医科も間髪入れずに反撃。10分23秒、岡崎がノーアシストで技ありゴール。リードを奪います。
ところが、ここで怯む上智ではない。13分8秒、小池が左からクロス、中に詰めた和田森がゴール。3-3の同点にします。
13分57秒、上智の相馬がエルボーイングの反則で2分間退場。日本医科はパワープレーのチャンスでしたが、2ピりについ残すことに。第1ピリオッドのシュート数は17-6と上智がリードします。

5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピリオッド開始。日本医科、1分3秒のパワープレーは生かせず。
しばらく均衡が保たれましたが、6分20秒に日本医科がワンチャンスを生かします。西川のパスを受けた曲田が左サイドからラテラルにドリブル、中央からシュート。再び3-4とリードします。
11分1秒、日本医科は西川がアンスポーツマン・ライク・コンテスト(審判の判定に文句でも言ったのでしょう)でミスコンダクト・ペナルティー10分間退場(ショートハンドにはならない)。
この後がいけません。日本医科の先輩だか、友人だか不明ですが、ペナルティーボックスに入っている西川に話しかける場面がありました。これはオフィシャルが止めるべきでした。彼は西川と第2ピリオッドが終了するまで話していました。
第Ⅱピリオッドのシュート数は、18-4。それでスコアは0-1。アイスホッケーの面白いところです。

12分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
1点のビハインドを挽回すべく上智の猛攻が始まりますが、上智が焦ってメンバーオーバーの反則でベンチマイナーペナルティー2分間退場。家田がペナルティーボックスに入ります。
しかし、日本医科はパワープレーで上智を突き放せず。
6分16秒、日本医科が先にタイムアップ。
10分45秒、日本医科の永田がフッキングの反則で2分間退場。結局、これが上智の同点ゴールに繋がります。
12分35秒、上智がタイムアウト。虚虚実実の駆け引き。
12分39秒、上智の執拗な攻撃についに日本医科の守りが崩れました。竹河内のパスを受けた小池がリターンパス、和田森が遠目から会心のスラップショット。日本医科GK荒井の堅陣をこじ開けました。4-4の同点に。
日本医科は、キルプレーなのでアイスィングはあません。なんとかブルーラインの外にパックを運ぶ術が欲しかった。それをさせずにアタッキングサード内で攻め続けた上智の作戦勝ちでした。
試合は、そのまま4-4で終了しました。午後11時10分、タイムアップのブザーが鳴ります。
総シュート数54-11。日本医科の健闘が目立ちましたが勝点3が欲しかった。上智は勝点2を落としました。
DIv.Ⅱは昭和、筑波、日本医科の医科系学生が主体のチームと上智、駒澤、学習院の総合大学系の6チームで構成されていますが、実力的には横一線。1 回戦総当たりの1次ラウンドで3位以内に入らないと優勝の望みは無くなります。1試合の比重の重い1次ラウンドは、気が抜けません。
今季から東大和開催の試合が多くなってしまいましたが、これからも注目していきたいと思っています。

なんとか23時13分発の電車に乗れ、日付が変わる前に帰宅できたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
上智 4-4 日本医科(3-3、0-1、1-0)



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