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アイスホッケー関東大学選手権2試合とサッカー関東大学女子リーグ早稲田vs.日本戦を取材。

五月に入りました。今日は労働者のお祭りメーデー日です。
たしか日本高校サッカー選抜のヨーロッパ遠征の取材の際お世話になった元宮城テレビの岩瀬優子アナウンサーのお誕生日だと記憶しています。そういう、なんか特別な日が誕生日の人は、うらやましいですね。なんか毎年思い出します。

さて、五月と言っても五月晴れとはいかず(本来の五月晴れは、旧暦の梅雨の合間の晴れのことだそうですが)、不安定なお天気でした。

お昼過ぎに近所のDyDoドリンコアイスアリーナに出かけ、まずアイスホッケーを取材します。
第1試合は、1回戦敗退Fリーグの立教vs.専修の試合でした。立教のランクが13位、専修が12位ですから接戦が予想されたのですが、オールメンバー12人の立教に対して専修は19人。3セット回しが可能です。
やはり、そこらあたりの差が最終的には出てしまいました。
立教のスターティングラインアップは、GK川上(埼玉栄3)。DF久保(都立国際2)、太田(水戸商1)。FW佐伯(北海道栄1)、上野(埼玉栄2)、田中(横浜市立南4)。
対する専修の先発は、GK小山(武相1)。DF小林(八戸工大一2)、徳本(北海1)。FW滝本(軽井沢4)、佐藤(埼玉栄3)、岡峯(光泉3)。
12時55分フェースオフで試合開始。
専修は、気合いを入れて開始早々に集中してきました。11秒、岡峯、佐藤とつなぎ滝本がゴール。準備してきたフォーメーションで先制します。
立教は、ここまで2試合で3ゴールしか挙げていません。先行されるとキツいのですが、やすやすと失点してしまいました。試合を難しいものにします。
その後、試合は膠着します。なかなかゴールを挙げるのが難しい両チーム。パワープレーに活路を見出したいところ。そこはお互いに理解しているのでペナルティーは封印します。
12分、専修の川村がエルボーイングの反則。立教、最初の反撃のチャンスですが、これを生かせません。
18分59秒には、専修GK小山がトリッピングの反則。ルールにより滝本が小山に代わってペナルティー^ボックスに入ります。1分間、退場時間を第2ピリオッドに積み残して最初の20分間が終了します。シュート数は4-9と専修がリード。
立教、第2ピリオッドの最初の1分間に、インターバルで練った作戦でパワープレーを生かしたいところでしたが、これも生かせません。相変わらず、パワープレーが得意ではないようです。
逆に2分36秒に太田がインターフェアランスの反則で2分間退場、ショートハンドになってしまいます。ただ、キルプレーは頑張れます。無失点でピンチを切り抜けました。
すると8分48秒に専修の川村がトリッピングの反則で2分間退場。が、ここでも立教のパワープレーは空回り。得点に繋がりません。
しかし、専修のパワープレーも大したことはない。11分31秒には立教の上野がトリッピングの反則で2分間ペナルティーボックスに入りますが、専修も音無しの構え。
15分8秒、専修の小林がインターフェアランスの反則で2分間退場。立教はこれも生かせません。
なんども得点機を逃していると、チャンスの神様は相手に移ってしまいます。
17分56秒、専修の川村がシュート性のクロスを立教ゴール前に入れると、柳田がゴール左でスティックに当ててコースを変えてゴール。さすがの立教 GK川上も反応できずゴールイン、0-2となります。
このまま第2ピリオッドは終了。シュート数は5-14と専修が大きくリード。
なんとか同点に追いつきたい立教。しかし、取ろう取ろうは取られの元。専修は立教の心を見透かしたように再びフェースオフから得意のフォーメーションプレー。24秒に徳本のパスを受けた小林がゴールを決めました。立教の守りの集中力が上がっていない一瞬の油断でした。
この3点目に、少し立教の選手は気落ちしたように見えました。
そこを専修は突いていく。そもそも立教は2セット回しで疲れが出る頃でした、3分16秒、川村のパスを受けた柳田がセンタから右にパス。受けた小林が決めて0-4。ほぼ勝利を決めました。
5分31秒、専修の小林がインターフェアランスの反則で2分間退場。そろそろパワープレーを利してゴールが欲しかった立教ですが、生かせません。
11分6秒、立教の上野がクロスチェッキングの反則で2分間退場。専修は、もうパワープレーで無理攻めをしません。時間の経過を優先します。
14分54秒、専修の青木(日光明峰3)がハイスティックの反則で2分間退場。立教は6回目のパワープレーのチャンス。ここで立教、タイムアウトを取り、なんとか一矢を報いようと作戦を練りますが、薬石効なし。15分15秒には専修の佐藤がトリッピングの反則で2分間退場。1分40秒もの5 on 3の大チャンスを迎えますが、これも生かせず。目を覆うばかりです。
GK川上の好守で、試合が壊れるようなことは無くなりましtが、この得点力の無さは問題です。
19分15秒、立教は矢部(学習院4)がトリッピングの反則。万事休しました。14時54分、タイムアップのブザーが鳴りましたが、直後に上野がアンスポーツマンライクコンダクトでミスコンダクトペナルティー10分間退場。試合に影響はしませんが、これはいけません。
総シュート数は15-35。結果の0-4は妥当かもしれませんが、立教の拙攻が目立った試合でした。
これで立教は、3戦全敗。明日10時からの13位決定戦に進みますが、相手のライバル神奈川は、前の試合から1週間空いています。とてもイコールコンディションとは言えません。苦しい戦いになると思いますが、健闘を期待したいものです。

第2試合、5〜8位順位決定戦の日本体育vs.法政戦の予定でしたが、日本体育が棄権したためノーゲーム。そこで、明治の棄権により明日の試合がノーゲームになった早稲田と法政が急遽エキシビジョンマッチを行うことになりましたが、私は関東大学女子サッカーリーグの開幕戦、早稲田大ア女vs.日本大学戦を取材に坂の下の早稲田大学東伏見グラウンドに移動します。
Macで腹ごしらえをして、いつものようにグラウンド裏の石神井川のプロムナードに向かいます。この試合は無観客で行われるため、グラウンドには入れず、河川敷からネット越しに試合を観戦します。今日も熱心なファン(選手の家族が多いようです)が30名くらい集まっています。
並行して行われている関東女子リーグで早稲田はア女は開幕3連勝と暫定首位、好調です。一方の日本もHPを拝見すると練習試合など連戦連勝のようです。今季から1部に昇格してきたチームですが、侮れない相手でした。
早稲田大学ア式蹴球部女子のスターティングラインアップは、GK石田(大阪学芸1)。DF浦部(スフィーダ世田谷2)、堀内(常盤木学園2)、夏目(聖和学園2)、船木(日テレ・メニーナ3)。MFブラフ・シャーン(スフィーダ世田谷ユース3)、並木(藤枝順心4)のダブルボランチ、右翼が築地(十文字1)、左翼が笠原(横須賀シーガルJOY 2)。FW高橋(日ノ本学園3)、吉野(聖和学園3)。高橋と吉野が縦関係の4:2:3:1の布陣です。(カッコ内)は前所属先、数字は学年。高橋のみ社会科学部で学んでおり、残りはスポーツ科学部の学生さんです。
対する日本大学女子サッカー部の先発は、GK小林未(ジェフ千葉U-18)。DF野口(十文字)、金澤(藤枝順心)、油本(十文字)、佐藤奈(湘南学院4)。MF佐藤結(湘南学院4)、牧野(十文字)のダブルボランチ、センターが根岸(花咲徳栄4)、2シャドー右が藤原(村田女子)、左が小林結(大阪学芸)。FW渡邉(花咲徳栄)。4:2:1:2:1の布陣です。HPに一部の選手しか学年がないため記載していません。
午後4時、田井楓レフェリーの笛で早稲田がキックオフ、試合が始まりました。

早稲田ア女がボールポゼッションして試合の主導権を握ります。強風の風上を利してDFラインをハーフウェーライン付近にあげ、トップと30m幅くらいにコンパクトに攻めます。まるでハーフコートでフォーメーションプレーを練習しているよう。あまりのスペースのなさに、逆に攻めてを狭めてしまいます。
日本も、出身校・チーム名を見れば、かなりの強豪チーム。個々の選手のクォリティーは高く、なかなか簡単には崩れませんでした。ただ、風下ということもあり、なかなか高い位置に配置された早稲田ア女DFラインの裏が取れません。前半はシュート0に終わります。
早稲田ア女も中盤からシュートを無理に打つわけでもなく、ポゼッションに終始した感じでした。25分の飲水タイムまでチャンスらしいチャンスなし。ようやく30分にロングフィードに反応した高橋がシュートを放ちましたが、DFに当たってコーナーキックになったのと、43分に築地が放ったシュートが右にはずれた2回が得点機といえば得点機。あれだけボールを支配しながら、前半のシュート数は3では、少なすぎます。
たいした見せ場もなく前半はアディショナルタイム1分47秒で終了。ハーフタイムに入ります。

後半開始から早稲田ア女の攻撃モードが入ります。福田監督は、前週の筑波大戦(関東女子リーグ)で後半19分からピッチに入るや2ゴールと活躍した廣澤(ノジマステラ神奈川相模原3)を吉野に替えてピッチに送ります。
するとい早稲田ア女の動きが見違えるほど良くなります。
後半開始早々の2分、左サイドから築地の大きなクロスを右サイドからつめた浦部が混戦から右足一閃、シュートが決まります。早稲田ア女が先制しました。
16分、日本がコーナーキックからチャンスを迎えます。牧野の蹴ったCKを早稲田GK石田がパンチングで逃れますが、こぼれ球を打たれますが、DFに当たって事なきを得ます。
18分、早稲田ア女は先制ゴールと同じパターんでチャンスをつかみましたが、浦部のシュートはブロックされます。
22分、浦部が右サイドを崩してクロスを上げますが、日本DFがクリア。
24分に飲水タイムが入り、25分に日本が2枚替えを見せます。MF根岸を青木(東海大翔洋)に、藤原を間庭(群馬FCをワイトスター)に交代します。
ここでマークの確認変更やらで、やや早稲田ア女の気が緩んだのか、あるいは1点で逃げ切れると思ったのか、それまでノーミスだった早稲田ア女DFのCB陣に小さな齟齬が生まれます。セーフティーの意識が薄まったというようなミスでした。
30分、日本は佐藤結の前線へのフィードに小林結が反応。早稲田ア女のDFラインの裏に抜け出し、前に出たGK石田より一瞬早くボールにタッチ。早稲田ア女ゴールにボールが吸い込まれました。
32分、殊勲の小林結は得点機にGKと接触して軽い負傷、念のために松田(三重)と交代。
思わぬ失点で同点に追いつかれた早稲田ア女。関東インカレ2連覇のためには、どうしても勝点3が欲しい試合です。前掛かりになり決勝点を狙いに行きます。
ところが「取ろう取ろうは取られの元」という勝負の鉄則はサッカーでも生きてきます。
42分、日本はカウンタアタックを見せ、フィードを受けたのは交代して入ったばかりの松田。松田が左の渡邉につなぐと、そのままシュート。早稲田ア女GK石田がなんとかキャッチ。
44分には鳴りを潜めていた早稲田ア女のスーパーサブの廣澤がドリブルで日本ゴールに迫りますが、GK小林未が一瞬早くセーブ。ゴールを許しません。
アディショナルタイム表示は「3分」。時間がありません。
45+2分、早稲田ア女がワンチャンスを生かします。今日、右サイドで大活躍の浦部にボールが出ると浦部は緩急うまく使ってドリブルで突進。日本陣深くからクロス。ゴール前が混戦になるところを飛び越してファーに飛び込んできた笠原が頭で押し込みました。日本GK小林未のセーブも僅かに及ばすゴールイン。貴重な決勝ゴールが生まれました。
アディショナルタイムは3分11秒。田井レフェリーがタイムアップの笛を鳴らしました。
早稲田ア女、なかなかゴールが奪えず苦しい試合でしたが、なんとか勝ち切りました。長いシーズンには何度かこのような試合があるものです。そこを勝っていくのが優勝への必要十分条件です。
来週からは、いよいよ土曜日が関東女子大学リーグ、日曜日が関東女子リーグという過密日程に入って行きます。ここをメンバーをやりくりして、どのように戦うのか? それが選手層を厚くしていくチャレンジでもあります。こでまで出番の少なかった選手にもチャンスが出てきます。面白い連戦になると思います。
日本も今季から1部の上がってきたチームとは思えぬほどの健闘でした。よく練られた戦術でディフェンディングチャンピオンの早稲田ア女から目標の「勝点1」を奪うところまで後1歩。惜しくも最後に崩れて野望はなりませんでした。今後の活躍も刮目して待ちたいと思います。

試合終了後、すぐに丘の上のアイスアリーナへ。;アイスホッケーの取材に戻ります。
アイスホッケー第3試合、関東大学選手権Aグループ5~8位決定戦1会戦、日本vs.慶應義塾の一戦を取材します。すでにフェースオフは終わっていましたが、ゴールもペナルティーも無いようでした。

続く

[結果]
立教 0-4 専修(0-1、0-1、0-2)
日本 4-5 慶應義塾(2-2、1-1、1-1、GWS2-2、SV1-2)

関東大学女子サッカーリーグ第1節
早稲田大学ア式蹴球部 2-1 日本大学女子(0-0、2-1)



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