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サッカー大学対抗ジュニアリーグ、早稲田 vs.東京経済戦を取材。

台風一過のような天候の東京。
その割には気温も25度、湿度35%くらいの過ごしやすい1日でした。

今日も朝寝坊。
早めに朝のルーティーンだけ済ませ二度寝。
そして10時すぎに起きだして自宅で作業。

大相撲、関脇栃ノ心の敗北を確認して自宅裏の早稲田大学グラウンドへ。
今日はサッカーACL、ルヴァンカップなど開催日ですが、交通費節約で大学対抗ジュニアリーグ第5節を取材しました。

今季の早稲田大学ア式蹴球部、大不振に陥っています。
トップチームは、関東大学リーグ1部で第6節を終わって1分け5敗の11位(12チーム中)。セカンドチームは、関東リーグ2部で第5節を終わって1分け4敗の10位(10チーム中)。唯一、ジュニアリーグだけが、第4節まで終わって3勝1分けの勝点10で暫定2位(1位は慶應義塾大学ソッカー部)です。早稲田ア式ファンにとっては希望の星的存在なのです。
今日の対戦相手は、2試合全敗の東京経済大学体育会サッカー部。もっか0勝2敗の勝点0で最下位。ただトップチームは東京大学リーグ1部に所属しており、ジュニアリーグ前節に早稲田と引き分けた朝鮮大学校は東京都大学リーグの2部。そんなに力が劣るとも思えません。
それに今日の早稲田は、外池大亮監督の方針か1年生だけで戦いました。まさに早稲田ジュニアのお披露目のような試合になりました。

早稲田大学ア式蹴球部のスターティングラインアップは、GK宍戸(桐光学園1)。DF西田(東福岡1)、竹浪(国学院久我山1)、監物(清水ユース1)、鈴木(早稲田実1)。MF丹羽(ガンバ大阪ユース1)、中村亮(静岡学園1)のダブルボランチ、右翼が西尾(流経大柏1)、左翼が水野(大津1)。FW平田陸(早大本庄1)、北本(暁星1)。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先。数字は学年です。
このブログで、公式戦のメンバー表の氏名欄に「練習生」は如何なもの、と書いていたせいではないでしょうが、今日のメンバー表は全員氏名が書かれていました(ただしア式蹴球部HPの試合レポート欄には、西田、監物、生方、平田周、安達、中村直、戸苅、柴田の8人は「練習生」になっていた)。
東京経済大学の先発は、GK宮島(横浜創英3)。DF松本(狭山ヶ丘3)、関根(日大明誠3)、武内(保谷3)。MF右翼が矢越(関東第一3)、左翼が志賀(浦和東4)、アンカーが竹内(桐生第一3)、ダブルボランチが高須(実践学園2)と小榑(西部台4)。FW小松(弥栄3)、金子(鹿島学園2)。メンバー表では3:4:3の布陣になっていましたが、MF両翼の矢越、志賀が守りの際はDFラインに加わり5バックに、ただ攻撃時には積極的にオーバーラップしていました。
午後6時ちょうど、松木友宏レフェリーの笛で早稲田がキックオフ、試合が始まりました。

出身校をみても、東京経済の選手たちは、思っていた以上にテクニカルでした。
早稲田大学ア式蹴球部は、今季のチームコンセプトを守り、DFラインからボールをポゼッションしゲームをビルドアップしていきます(これが上のカテゴリーではうまく機能していない)。たびたび中盤右翼の西尾と右SBの西田がポジションチェンジを繰り返し、東京経済のDFを混乱させます。
東京経済のMF両翼は、早稲田の両翼・西尾と水野をマンマークしながら、ディフェンス時には自陣深くまでリトリートし、早稲田に攻めるスペースを与えません。が、キープ力ある小榑がパスを受けタメを作ると一気に攻め上げり、早稲田DFラインの裏を突き左オープンスペースからクロス。この攻撃が有効でした。
3分、東京経済の金子がバイタルエリア遠目から唐突にシュート。これは右に外れましたが、ご挨拶がわりのシュートでした。
7分、東京経済は早稲田陣深くまで攻め込み、ペナルティエリアすぐ外にFKを得ます。小榑の蹴ったフリーキックは早稲田の壁に当たって跳ね返り事なきを得ます。なでしこジャパンの宮間だったら確実に決めていました。
ここまで早稲田はシュート1本だけ(GK宮島がキャッチ)。予想外に攻められません。
そんな13分でした。東京経済は、左サイドを小榑がドリブルで切り裂きクロス、中に詰めた金子がシュートを決め先制しました。
21分にも東京経済は小榑の蹴ったフリーキックが早稲田ゴール前で混戦になるところを志賀がシュート。上に外れます。
33分、早稲田ベンチが早くも動きます。GK宍戸を生方(日体大1)に、DF監物を大場(柏U-18・1)交代します。リザーブ登録8人を使い切る(このリーグは試合開始時にリザーブ登録しておけば何人でも交代できる)予定なのでしょう。左SB鈴木をCBに大場を左SBに入れます、
しかし、早稲田の中盤にミスが出ます。ボールをスチールした東京経済は、左サイドにボールを運
び武内がクロス、中に詰めた小松がヘディングシュート。38分に2点目をゲットします。
42分、早稲田はFW北本を戸苅(市立浦和1)に交代。
そして、このまま前半は終了かと思われた45+1分、またしても左サイドの志賀からパスが出て高須がシュート。3点目が決まります。早稲田、前節と同じ3点のビハインドを負って前半を終えます。アディショナルタイムは「1分」表示でしたが、2分6秒でした。

ハーフタイムで早稲田はDF竹浪を安達(札幌大谷1)に、MF中村亮を柴田(東海学園1)に交代します。
東京経済もリザーブ4人を全員交代。MF矢越を佐藤(関東第一3)に、MF志賀を上利(狭山ヶ丘3)に、をMF竹内を菅谷(水戸商2)に、FW金子を高橋(清水桜ケ丘3)に交代しました。

次の1点が勝負の分かれ目と早稲田が激しく反撃に出ます。CB竹浪に代わって入った安達がボランチに、右SBの西田をCBに入れ、ボランチの丹羽を右翼に上げ、右翼の西尾を右SBにポジションチェンジ。そしてようやく14分、練習生がゴールを決め早稲田ベンチは一気に反撃ムードになります。
17分には早稲田はGK生方を平田周(國學院久我山1)に交代。
ところが、東京経済は、2点を守ろうとせず、最後まで攻めの姿勢を崩しませんでした。
28分、小榑の蹴ったコーナーキックを高橋がドンピシャのタイミングでヘディングシュート。再び3点差とします。早稲田DF競らないと。ノーマークでした。
ここで早稲田が2枚替え。FW平田陸を中村直(筑波大付駒場1)に、戸苅を小林俊(東京工大付科学技術1)に交代。これでリザーブ選手全員がピッチに立ちました。
なんとか3点のアヘッドを挽回しようと早稲田は攻めましたが、東京経済も攻め返し、ついにそれ以上の得点を許しませんでした。
アディショナルタイムは3分14秒。タイムアップを迎えました。

やはり3点を先に奪われると挽回するのは難しい。この試合は1年生だけで戦った早稲田。相手が最下位の東京経済という事で思い切った起用でしたが、フレッシュマンだけで勝てるほど大学さっかーは甘くありませんでした。
東京経済も早稲田にたいして必要以上にリスペクトせず、早稲田の弱点である右サイドからの崩しを反復して攻め立てました。完勝といってよいでしょう。
ジュニアの試合は、勝利だけが全てではないと思いますが、基本的にはあれだけディフェンスが破られては勝負になりません。
この敗戦を教訓に生かし、強い早稲田復活を期待したいものです。

8時過ぎ帰宅。
「白い巨塔」など視て夜を過ごしたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
早稲田大学ア式蹴球部 1-4 東京経済大学(前半0-3)
(勝点10→10)     (勝点0→3)

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