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アイスホッケー東京都女子リーグ、日体大vs.メジャースケートトウキョウ戦を取材。

2月最初の日曜日。
朝のルーティーンだけ済ませて、お休みモード。
テレビでサンデーモーニング、ワイドナショーなど見て、しばらくすると別府大分毎日マラソンが始まります。
このレースは、先週の大坂国際女子マラソンとは異なり、東京オリンピック2020の代表争いには関係がありません。
レースは、30kmまでトップグループが25人を超える大集団で進みましたが、ペースメイカーが外れるとアブドラ・ゴドラ(エチオピア)、ハムザ・サリ(モロッコ)、吉田祐也(青山学院大)の3人が抜け出します。ゴドラは同マラソン昨年の2位、サリは昨夏のドーハ世界陸上8位という実績ある選手。そんな実績ある2人を相手に吉田は初マラソン、1か月前の箱根駅伝4区を走り区間新記録を出した選手。こんな無名の選手が39kmで一時スパートしてレースを引っ張る健闘を見せました。
結局、サリが2時間8分2秒の大会新記録で優勝。2位ゴドラに続き吉田は3位。記録の2時間8分31秒は日本人初マラソン歴代2位、現役学生でも史上2位の記録。箱根駅伝で実績を残せば、十分にマラソンでも活躍できることを証明しまいた。
今日のレースを放送したTBSさんが立派なのは健常者のレースだけではなく、視覚障碍者のレースまでしっかりカバーしたこと。東京マラソンや名古屋ウイメンズは車椅子マラソンはカバーしますが、車椅子の方が健常者より先にレースが終わるので、番組の尺自体は変わりません。ところが視覚障碍者のレースは3時間以上かかるので、それをフルカバーするのは大変です。
TBSさんのパラマラソンに賭ける情熱みたいなものを感じました。

その後、大倉山で行われたFISワールドカップジャンプ。昨年チャンピオンの小林了祐は3位でした。

6時、丘の上のアイスアリーナに向かおうとすると、TBS世界遺産で中国の黄龍を特集していました。7年前に行ったことがありますが、あのころは私も元気でした。富士山と同じ標高の高地を平気で散策していたのですから。あの特殊な地形が枯葉に石灰岩が付着したものだとは知りませんでした。

6時30分から練習開始。今日のカードはに本体育大学スケート部アイスホッケー部門女子vs.メジャースケートトウキョウ戦。例によって日体大は時間ギリギリにしかリンクに現れません。もう数分早くリンクに来た方が試合開始早々から力が出せるように思うのですが……。
オールメンバー12人、ランキング3位の日体大のスターティングラインアップは、GK星野じゅん。DF佐藤志畝、新垣友梨。FW是澤咲良、北原紗綾、鈴木咲良。
対するオールメンバー18人、ランク4位のメジャースケートトウキョウの先発は、GK高位直美。DF北川めぐみ、木村彩。FW小野塚雪乃、西菜花、古川麦。
6時38分、フェースオフで試合開始。
日体大は、ランク下位の東京女子体大、シルバーシールズ、メジャースケートトウキョウの順に対戦できるというアドバンテージはありますが、昨晩戦ったばかり。対するメジャースケートトウキョウは中1週間。とてもイコールコンディションとはいえません。今日さえ乗り越えれば残りは23日のラビッツ戦、29日のTWC戦と楽な日程。今日の対戦相手とはランキングが近くて接戦が予想されました。
毎試合、出だしが悪い日体大ですが、今日は好調でした。
4分51秒、北原、鈴木と繋いで是澤がゴール前混戦からパックを押し込み先制します。
8分54秒には手塚菜緒がトリッピングの反則で2分間ショートハンドになってしまいますが、キルプレーを何とか耐えました。
ピンチの後にはチャンスあり。13分41秒に立石胡由紀のアシストで相馬七海がゴール、2-0とします。
13分56秒には北原、相馬のダブルアシストで奥本紫乃がゴール、3-0として完全に試合の主導権を握りました。初戦の東京女子体大戦では1アシスト6ゴールを挙げた北原ですが、マークされることを想定して少し下がり気味の1.5列目にポジションを取り、アシスト役に回っていました。クレバーな選手ですね。
そのまま第1ピりオッドは終了。シュート数は18-4と日体大が大きくリード。

5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピりオッド開始。
1分19秒、日体大のエース北原がフッキングの反則で2分間退場。メジャースケートトウキョウは2度目のパワープレーのチャンス。しかし生かすことが出来ません。
そして再びピンチを凌げばチャンスが来ます。
3分39秒、北原が右サイドからゴール裏を左に大きく回り込んで左中間からゴール右に待つ是澤に正確なクロスを入れます。北原に目が行っていたメジャースケートトウキョウのマーク、まったくフリーの是澤がシュートを決め、4-0。このゴールは見事でした。
8分23秒、メジャースケートトウキョウの木村がトリッピングの反則で2分間退場。このタイミングで日体大はGKを星野から十文字みずほに交代。
日体大、このパワープレーは生かせず第2ピリオッドが終了します。シュート数は12-7でした。

5分間のインターバルの後、第3ピリオッド開始。
1分51秒、メジャースケートトウキョウの伊藤香織がイリーガル・ローヒットで2分間退場。日体大は2回目のパワープレーのチャンスでしたが、これも生かせません。パワープレーでの得点ゲットが課題です。
一方のメジャースケートトウキョウも、GK高位の好守とディフェンスが日体大のスピードに慣れてきて最後の15分間は得点を許しませんでした。
そのまま午後7時54分、タイムアップのブザーが鳴りました。
総シュート数は59-19。連戦の日体大は、4-0と強敵に快勝。勝点を9に伸ばして暫定首位に立ちました。次戦は、いよいよ王者SEIBUプリンセスラビッツとの優勝決定戦。

試合後、久しぶりに日体大・石井和利監督からお話を伺えました。
エースとして活躍している北原は4年生で3月には卒業して福岡に帰ってしまうそうです。彼女は元々インラインホッケーの選手で、アイスホッケー部に本格的に加わったのは昨年の秋から。ユニバーシアード代表に選ばれてもよさそうな技量の持ち主ですが、残念ですね(ユニバーシアード代表は、卒業後1年なら出場可能)。現在アメリカにインラインホッケーで留学している中川鈴が帰国し、次戦には出場できるかもしれないそうです。北原、中川のインライン組のコンビも見てみたいものですね。
今年は4人が卒業し、7人の新入生を迎えるとか。そうなれば3セット回しが可能になるかも。それはそれで楽しみです。

9時過ぎに帰宅。
遅い夕食を摂り、床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
日本体育大学 4-0 メジャースケートトウキョウ(3-0、1-0、0-0)
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