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サッカーJFA Media Conference on Refereeing 2020を取材。

今年最大級の寒波が来襲しています。今季初氷も記録した模様。
そんな寒い日に限って都心まで出かける用事がありました。

今週土曜日に、サッカーJリーグの開幕を告げるXEROX スーパーサッカーが開催されるのですが、その直前に毎年開催される恒例のJFA メディア・カンファレンス・オン・レフェリィングが御茶ノ水のJFAハウスで行われたのです。
日中は陽が照っていたので気温は10度近くまで上がりましたが、北風が凄い。
とても自転車では行けず、電車を利用しましたが、考えたら都心に行くのに電車に乗ったのは1月3日ライスボウルを取材をした時以来1か月ぶりでした。

さて、メディア・カンファレンス・オン・レフェリングとは、日本サッカー協会審判部が、今年はこんな基準でレフェリーが笛を吹きます、という基準を決め、それをメディア関係者にVTRを見せながら解説するという行事です。たしか2012年くらいから行われていると思います。

もっといろいろ活用すればいいのにな、と思っている3階のラウンジが会場でした。60人くらいのメディア関係者が集まりました。
小川佳実JFA審判委員長、扇谷健司審判ディべロップメントシニアマネージャー以下、プロフェッショナルレフェリーが10人ほど出席。扇谷氏が解説役で進行しました。

いちおうコンタクトプレー、決定的な得点機の阻止、ハンドの判定、PK時のGKの動き等、たくさんVTRは用意されていたようですが、最初に流された「昨年までは反則を取られたこれらのプレーは、2020シーズンのJリーグでは、これらのシーンではノーファールと考えられます」というところで質疑応答が続出。そこだけで予定の時間の半分(45分)くらい経過してしまいました。
たまたま隣に座られたN経新聞のT記者氏が、「判定VTRをもっと見ようよ」とボソッと一言。同感です。
そして話題は今季から本格的に採用されるVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)に移ります。先月タイで行われたU-23 AFC選手権でたくさん物議を醸した関係で、この問題にも質問は集中。
オフサイドの判定では、天皇杯の決勝でヴィッセル神戸が決めた2ゴールとも画面とVARでの審判間で交わされた音声なども公開されました。これを見ると、あれはオンサイドだったことが良く理解できました。
ところが、こうしたVTRや音声は、一般の方には聞いたり見たりする機会もないので、サポーターの中にはVAR判定について不信感を持たれる方が多いだろうな、とも思いました。特にVAR判定の際に仮想のオフサイドラインを画面上に引くのですが、日本では予算の都合で2D(ピッチの芝生上に平面的にラインが引かれる)。英プレミアリーグでは3D(立体的にオフサイドラインが引かれる)で判定されるので、それだけでも正確性がちがってくるでしょう。
ラグビーのワールドカップ時は、キャノンが開発した360度回せるカメラなんかがあって、それでビデオ判定していました。あれをJ1からJ3まで全会場でやるのは難しいでしょう。そこらあたりにもJリーグのVARには限界があります。「無いよりは有った方がいい」というレベルと言ってもいいかもしれません。
こうした話だけで、予定の1時間30分が過ぎてしまい、1時間40分経過してしまいました。

最後の40分間は、レフェリーの方々とメディア関係者が茶話会という形で自由にディスカッションができました。
ふだん、あまり意見の交換ができないレフェリーの方たちとお話しできたのは有意義でした。
すこし、内容的には時間が足りなかったかな、とも思えましたが、毎月1回を目標に、その1か月で行われた試合の問題点も解説してくれそうなので、その機会も参加したいと思いました。

帰宅時に高田馬場の芳林堂に寄り、Jリーグの選手名鑑を探したのですが、まだ発売されていません。小倉純二さんの『「平成日本サッカー」秘史』(講談社⁺α新書、本体920円(税別)を見つけて購入。今月25日(火)に行われる日本サッカー史研究会までに読破します。

帰宅してフィギュアスケート4大陸選手権(韓国モクトン)の女子シングルス・ショートプログラムをフジテレビで観戦。紀平選手がトリプルアクセルはじめ全ジャンプを成功させて1人80点越えで首位に立ちました。ようやく彼女も安定した滑りができるようになりました。昨年まではイチかバチかが多すぎましたからね。

そんなスポーツ三昧でした。

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