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アイスホッケー東京都女子リーグ最終戦、Tweedia Crest vs.日本体育大学戦を取材。

2月も晦日になりました。
4年に1回の2月29日です。

週末ですが、いろいろなスポーツが中止や延期になっています。
自宅裏にホームグラウンドがある早稲田大学ア式蹴球部も例外では非ず、公式HPのスケジュール表から明治大学との練習試合(八幡山)や東伏見の練習試合も無くなっていました。
そりゃあ、グラウンドまで行ったり来たりするのも電車に乗らないといけませんからね。
感染のリスクはあるわけです。

こちらも取材する目的も無く、日中は自宅で作業。

夕方、6時に家を出て丘の上のアイスアリーナに向かいます。
1月11日に開幕した東京都女子アイスホッケーリーグ戦も今日が最終日。すでに先週SEIBUプリンセスラビッツが5戦全勝で優勝を決めました。
最後に残った一戦は、ともにラビッツに負けただけの3勝1敗のTweedia Crest(以下TWCと記す)と日本体育大学(スケート部女子アイスホッケー部門)の対戦です。
普通は、ランク1位のラビッツと2位のTWCの対戦となるところですが、日本女子代表選手を多く出すラビッツ。中止になってしまいましたが、日本女子代表vs.アメリカ・カナダ女子との試合が3月初旬にあったため、この時期の試合を避けたのでしょう。
いずれにせよ、今日の試合に勝ったチームが2位になり、秋の全日本女子総合選手権への出場権を得ます。
日体大は、2年前に一度だけTWCの前身クィーンベアーズに2-1で勝ち、東京都女子リーグ2位になったことがあります。その再現なるか。TWCが返り討ちにするのか。興味ある一戦でした。
観客がそれほどたくさん入るわけではない女子リーグなので予定通りの開催となりました。まあ、取材対象があるということは、フリーランスジャーナリストとしては幸甚なことと思います。

今日も日体大の登場は、時間ギリギリでした。5分前にはベンチに入ってほしいものです。
6時30分、5分間の練習が始まります。
オールメンバー14人のTWCのスタメンは、GK平井ちぐさ。DF大西理紗、堀内萌恵。FW大西沙梨、吉田葵、工藤綾乃。
対するオールメンバーの日体大の先発は、GK星野じゅん。DFシュミット・アマンダ・スズ、新垣友梨。FW奥本紫乃、北原紗綾、鈴木咲良。
午後6時38分、フェースオフで試合開始。

1敗同士のランク1位違い、オールメンバーもほぼ同じ。拮抗した試合になることが予想されましたが、その通りの手に汗握る接戦になりました。
日体大はリトリートした形で試合に入り、その分ややTWCが押し気味の展開になりました。
こうした試合では往々にしてパワープレーで試合が動きます。
4分4秒、日体大の中川鈴がイリーガルハンドの反則で2分間退場。TWCは最初のパワープレー、先制のチャンスを迎えます。ショートハンドを耐える日体大。中でもGK星野の堅守が目立ちます。
星野は前節のSEIBUプリンセスラビッツ戦で雨霰のシュートを受け、試合後半には立てなくなるほどの猛攻を一人で防ぎ、少しめげた感じもありましたが、逆に79セーブは自信になりセービングンが一皮むけたような形になりました。無失点で最初のキルプレーを凌ぎます。
しかし、10分32秒にも日体大は北原がホールディングの反則で2分間退場。TWCは2回目のパワープレーのチャンスを生かします。
12分7秒、大西沙のアシストで當間実結のゴールで先制します。拮抗した試合ではパワープレーで試合が動くのが常道です。しかし、日体大も動揺することなくそれ以上の得点は許しません。
第1ピリオッドはそのまま終了。シュート数は16-2とTWCがリード。

5分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
試合は、TWC押し気味ながら再び膠着します。
TWCは選手交代のタイミングが拙く、2回ほど日体大がカウンターアタックで得点機を迎えますが、なんとかTWCが防ぎます。このチャンスを逃したのが日体大には大きかった。
チャンスを逃すとピンチがやってきます。
10分27秒、TWCは大西理のパスを受けた大西沙が左ボード際から中へ切れ込み、日体大DFに絡まれながらもシュート。結果的には決勝の2点目になるゴールをゲットします。
2回目の15分間も2-0のまま終了。シュート数は16-4。勝負は最後の15分間に持ち込まれました。

5分間のインターバルはあまりにも短い。劣勢のチームが流れを変えるのは試練の技です。
なんとか追いつくために1点を返したい日体大ですが、先にショートハンドになってしまいます。
8分46秒、日体大の中川がチャージングの反則で、この日2回目のペナルティボックスへ。TWCは止めを刺すチャンスでしたが、ここは日体大も粘ります。
そうするとチャンスがやってきます。
10分40秒、TWCの田原澄香がトリッピングの反則で2分間退場。4 on 4になります。
そして6秒後、中川がペナボックスを出ると、逆に日体大は1分44秒のパワープレーのチャンスに。
果たせるかな11分47秒、日体大は相馬七海、中川と繋いで最後は北原(この試合を最後に学窓を去り故郷の福岡に戻るそうです)が左60度遠目からスラップショット。TWCゴールに吸い込まれました。
1点差に追いついた日体大。12分28秒にもTWC當間実がイリーガルハンドの反則で2分間退場。この日2回目のパワープレーのチャンス。同点の大チャンスを迎えます。
しかし、TWCも高い位置から日体大にプレッシャーをかけ続け再び5 on 5に。
そのまま午後7時46分タイムアップのブザーがなりました。
総シュート数43-8。ファイナルスコアは2-1。今日も日体大GK星野は41セーブの健闘。結果は当然かもしれませんでしたが、日体大の健闘は大いに称えられて良いと思います。

試合後、7時53分から表彰式が挙行されました。
優勝したSEIBUプリンセスラビッツの三浦桃佳選手に賞状が、笹野文香選手にトロフィーが授与されました。2位のTWCにも賞状とトロフィーが、3位の日体大にも賞状が贈られました。
個人賞は、各チームの殊勲選手1名に授与されました。
ラビッツは岩原知美(FW)、TWCは田原(FW)、日体大は北原(FW)、メジャースケートトウキョウは高位直美(GK)、シルバーシールズは遠藤彩音(FW)が東京女子体育大は小嶋栞(FW)が選ばれました。

表彰式は8時に終了。
2か月にわたって繰り広げられた東京都女子リーグ戦も無事終了。スポーツ三昧は15試合全試合を取材。これで今年度のアイスホッケー取材は、157試合となりました。
お疲れ様でした。

8時15分に帰宅。
そんなスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
Tweedia Crest 2-1 日本体育大学(1-0、1-0、0-1)



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