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東京マラソン2020プレスカンファレンスを取材。

安倍さんの「不要不急なこと以外の外出自粛令」でここのところ運動不足です。
多くのスポーツイベントが中止、延期になる中、東京マラソンのエリートの部は「一般の部」を中止にするという「免罪符」で取りやめにしなくても、それほど世の中からバッシングも受けず、政府の干渉もないようです。
まあ、東京オリンピックの最終予選を兼ねている(大迫傑の2時間5分25秒を破れば第3代表に内定。ただし翌週のびわ湖毎日マラソんでそれ以上の記録が出ればそちらが優先)ので、エリートの部は中止に出来ないという事情はあるのでしょう(女子の名古屋ウイメンズマラソンも同様です)。
そのプレスカンファレンスが、本番レースの2日前にあるのは恒例です。ただし、今年は開催されるのかどうか未定でしたが、このカンファレンスがインターネットライブ配信されるという情報をWeb サイトで確認。お天気も良いので、運動不足解消の一助になれば、と自転車で都心に向かいました。
電動アシスト自転車で新宿を往復するのは初めてです。

9時30分に家を出て新宿のホテルに着いたのは10時30分過ぎ。
今日の催し物は東京マラソン2020プレスカンファレンス1件だけ。ホテル内も閑散としています。
3階のホールに移動。受付で、
「マラソンの取材申請はしていませんが、カンファレンスの取材をさせていただけますか?」と尋ねると5分ばかり待たされて取材OKに。
東京マラソンは、2年前まではフリーランスにも快く取材申請を受け付けてくれましたが、昨年から急に厳しくなりました。大きな媒体を事前につけないとフリーランスはお断り、というスタンスです。
まあ、マラソンは実際のレースもプレスセンターでテレビの画面を見ているだけ(たまにCM中にレースが動いて困るときもある)なので家で見ていても記事は書けますが、ゴール後の記者会見など取材できないのは痛いです。なんとか一昨年までのように自由に取材できないかとお願いしたい(名古屋ウイメンズはフリーランスにも門戸を開放してくれています)。
まあ、ともかく微妙な感じでカンファレンス会場に入れました。受付でアルコールで手を洗浄、マスクを渡されてつけるよう促されました。

10時40分からは車いすの部のカンファレンス。
フジテレビの今湊敬樹アナウンサーの進行で副島正純ディレクターが司会役。登壇した選手は女子の喜納翼、男子の鈴木朋樹、洞ノ上浩太の2名。鈴木選手だけがすでに東京パラリンピックの代表を内定しています。
オリンピックのマラソンは、札幌にコースを写しましたが、パラリンピックは予定通り東京でレースが行われます。全く同じコースではないのですが、似たコースを走るので、まさに今回が前しょう戦になりそうです。
3人とも自己新記録を狙えるとちから強く語っていました。特に、女子は参加選手が3人だけ。完走さえすれば賞金がもらえます。嘉納選手は、
「モチベーション上がりますね」と語っていました。
いずれにせよ1時間40分でレースが終わってしまう高速レース。目が離せません。フジテレビの放送では、あまり画面に映らないかもしれませんがYouTUbeではスタートからゴールまで見られるそうです。
たまには車いすマラソンを通しで見るのも面白いかもしれません。

質疑応答の後、11時35分に終了。中休みに入りました。
例年ですと参加者のためにサンドウィッチ、クッキーなどの軽食とコーヒー、紅茶などの飲み物が用意されているのですが、今年は飲み物だけでした。やはり新型コロナの影響でしょう。

12時30分から午後の部が始まります。まず女子エリートの部外国人選手が4人登壇します。
ディフェンディングチャンピオンのルディ・アガ(エチオピア)。過去東京マラソン優勝2回、準優勝2回のベルハネ・ディババ(エチオピア)、名古屋ウィメンズ優勝経験ありのバレリー・バイヤベイ(ケニア)、そしてロナ・テェムタイ・サルビータ(イスラエル)です。
アガは昨年の冷雨のレースで2時間20分40秒で勝っています。「日曜日はお天気も良さそうなので大会記録の2時間19分47秒では走れると思う」と語りました。
早野忠昭ディレクターは、
「ペースメイカーは1km3分18秒、想定タイムは2時間19分10秒くらいで行きたい」と語りました。好記録が期待できそうです。
残念がら翌週に名古屋ウイメンズがあるため、日本人のエリートランナーは参加しない今大会。新鋭選手で外国人選手についていけるような選手がいれば面白いのですが。

午後1時からは男子外国人選手3人が登壇。ビルハヌ・レゲセ、シサイ・レマ、ゲタネ・モラのエチオピア選手。2時間3分、4分の持ちタイムを持つ3人。ちょっと日本人選手は太刀打ちできないかもしれません。
1時20分には、日本期待の大迫傑、設楽悠太、井上大仁の3選手が登壇。
MGCで3位だった大迫は、他の選手が自分の持つ日本記録2時間5分50秒を破らない限り、3番目の選手としてオリンピック代表に横滑りできます。日本人1番手の選手について行き、最後のゴールテープを切る段になったら先に出ればいいわけで、あまりレース展開を考えなくても良い感じ。
私個人的には、一昨年の東京マラソンで日本記録を出した設楽、ジャカルタのアジア競技大会で優勝した井上の健闘を期待したいところです。2人のレースを実際に取材し見ているだけに。

今年は新型コロナの影響で選手の囲み取材がないので、その他期待できる日本選手の多くも登壇し記者からの質疑応答に答えました。
山本憲二、村山謙太、佐藤悠基、園田隼、神野大地、堀尾謙介、河合代二、大六野秀畝、小椋祐介の9人も登壇。質問の多くは大迫に集中したのですが、陸上競技の記者さんたちは、登壇した全選手に公平に質問したのはさすがです。
これらの選手たちも、ぜひ外国人選手に食らいついて、最後は離されてもいいから積極的なレースを期待したいものです。

午後2時35分、カンファレンスは終了しました。
久しぶりに一流選手から話が聞け、少し心が高揚しました。やはりスポーツが好きなんですね。
日曜日は自宅でテレビ観戦、残念ですが仕方ない。

ホテルを後にヨドバシカメラ新宿西口店のウォッチ館へ。
電池が切れてしまった取材用のストップウォッチの電池を交換してもらうため。
交換の間に松屋の牛丼並盛りを食し、昼ごはんにしました。

その後、早稲田大学の生協ストアに。地下書店売り場で2020年の手帳(4月から翌年3月用)を購入。学生時代から早稲田の学生手帳を愛用していたのですが、2011年度を最後に一般に販売する学生手帳が廃止されました。それ以来、早稲田大学生協で販売している手帳を購入しています。

高田馬場の芳林堂書店でJリーグ選手名鑑を購入。
「地球の歩き方・釜山」はあいも変わらず2017-18年版しか発売されていません。今年2020年なんですけど。

そこから西武新宿線沿いを自転車で帰ってきました。
自転車の電池は持つわけがなく、上り坂だけスイッチイン。電気を節約しながらなんとか東伏見まで帰ってきました。

6時に帰宅。
世の中、東京デズニーリゾート、大阪のUSJジャパンも明日からお休みのニュースが流れてきます。
閉塞感は半端ないですが、久しぶりに充実した1日を過ごし、気になっていた宿題を片付けたスポーツ三昧でした。
<了>


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