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箱根駅伝往路とラグビー全国大学選手権準決勝をテレビ観戦。

元日の夜も夜更かししてしまい、箱根駅伝の往路スタートを見ることができませんでした。

1月2日といえば、箱根駅伝を見ながらお屠蘇を頂き、2区から3区の襷受け渡しを見届けてから高校サッカーの取材に行くのが常でした。
会場に向かう電車の中でも携帯ラジオでテレビ音声を聴きながらレース展開を追ったものです。
それなのに今は寝坊してスタートも見られないとは。緩みきっていますね。

駅伝の方は、最近の1区は団子状態、花の2区は外国人選手が強い、というのが恒例。今年もその通りになりました。
大会前の下馬評では、全日本駅伝で優勝した駒澤、ディフェンディングチャンピオンの東海が強いという予想でした。その通りで進んだのですが、4区でダークホースの創価の島津雄大が快走、箱根の坂上りも逃げ切ってしまいました。2位の東洋に2分14秒という大差をつけて往路初優勝。
個人的に応援している早稲田が11位、青山学院が12位とシード権外に終わったのが意外でした。
創価は、5人がミスなく走りきりました。他の強豪校は、向かい風に苦しみ5人揃えて平均した実力を発揮することができなかったようです。

箱根駅伝往路のゴールの前に第57回全国大学ラグビー選手権大会の準決勝がキックオフされました。
かつては高校サッカーの取材をしながら、携帯ラジオのテレビ音声を聴いていたものです。
今年のベスト4は、早稲田、帝京、天理。明治の4校。
第1試合は、早稲田vs.帝京。早稲田の良いところが出て実力を発揮、帝京はセットスクラムと突破力のある外国人選手の良さが出せずに実力を発揮できませんでした。それでもファイナルスコアは33-27と1T1Gさという僅差でした。
まあ、私の学生時代の早稲田は、完勝と呼べるような試合はなく、どんな試合劣勢でも僅差で勝つというラグビーでした。今の早稲田はPK→ラインアウト→モール押し込み→トライなんて昔では考えられないようなプレーが十八番です。帝京は、1回は仕方がないにしても2回も同じプレーからトライを取られるようではいけません。あと、早稲田にはFB河瀬(イケメンです。お父さんは明治のNo8をやっているゴツいプレーヤーでした)という個人技に長けた選手がおり、1次攻撃で簡単にトライを取れます。もっとも近代ラグビーでは、1次攻撃で簡単にトライを許すようではいけません。帝京、今日のチームは、とても9連覇したチームとは思えません。早稲田が得点差以上に快勝といっても良い試合でした。

第二試合は、天理の良いところが出て、明治の強みが出ない試合になりました。
早稲田のFWを完膚なきまでに叩いた明治のFWが、天理FWえい押せません。
特に、自陣ゴール前でラックを作られピック&ゴーから2トライを奪われるなど、「FWの明治」が泣くというものです。
それに天理のトンガからの留学生フィフィタは凄い。スナップだけで30mもパスを飛ばしたり、あのガタイで俊足なのは、日本人のフィットネスでは考えられません。早稲田のディフェンスも手を焼くでしょう。

成人の日(昔は1月15日に固定でした)に日本選手権を、元々行っていたのはラグビーでした。
その権利を手放し、サッカーが高校選手権決勝を行うようになりましたが、国立競技場の建て替えでサッカーがその権利を手放し、再びラグビーが成人の日に国立競技場を使うようになったようです。
高校サッカー選手権の決勝は、成人の日に埼玉スタジアムで行われますが、サッカーとラグビーの決勝が同じ日に行われるのは史上初であると思います。

今日、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の4知事と西村コロナ担当大臣が会談。首都圏1都3県に非常事態宣言を出して欲しいと要望したようです。
これだけ新型コロナが蔓延しては、人の動きを止めないと、医療体制が崩壊してしまいます。
今日の東京都の新規感染者は、幕の内というのに814人。愛知県も158人。
それなのに、箱根駅伝の沿道には「感染拡大阻止のために沿道での観戦はやめてください」と主催者側が言っているのに、あの数です。
これは、何か日本の現状を表しているかのように思うのです。
主催者側が「観戦は禁止。もし一人でも観戦者がいれば競技は取り止めます」とアナウンスすれば、誰も沿道には出ないでしょう。それを「自粛してください」とか「ご遠慮ください」では、数は少ないが見にくる人が出てしまう。
いくら「ステイホーム」を訴えても、誰も家になんかいない。初詣に行ってしまう、それが今のコロナ禍の日本人。
駅伝の応援もしないで、マスクもせずカメラに向かって手を振っている馬鹿、ああいう人が感染を拡大させてしまっています。
ラグビー協会に「観客を5000人にしてくれ」と政府が言っても、
「そんなこと言われたって、もう切符を売っちゃっているんですよ」と言って1万人以上の観客を入れてやっている。これではコロナは収まりません。
「わたしが責任を取り嫌われ者になりますから、ともかく一度人の動きを止めましょう」と言える政治家はいないんでしょうか。

新年2日目から暗澹たる気分になってしまったスポーツ三昧でした。
<了>


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