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卓球の全日本選手権をテレビ観戦。石川佳純選手の5年ぶり5度目の優勝に思うこと。

新年3回目の日曜日。
阪神・淡路大震災から26年目の日です。

いつものように早朝5時50分から「サンデーLive」「サンデーモーニング」「ワイドナショー」のはしご視聴で午前中は潰れます。

今日のスポーツテレビ観戦は、卓球の全日本選手権。
NHKさんは、公共放送ということか、画面の左側に大きく「愛知・岐阜 緊急事態宣言」というテロップを出しっぱなしの放送です。前にも書きましたが、あのテロップの件は誰もが知っていること。あれを見て外出するのを止める人はいるのでしょうか? 見にくいからやめてほしいです。
今年の全日本卓球選手権は、コロナ対策でダブルスは実施されず、シングルスだけ実施されました。
男子は、東京オリンピックの代表選手が総崩れ。日本卓球界の層の厚さ、という人もいるでしょうが、ベスト4に一人も入れないのは少々情けない。本番は大丈夫か、と思ってしまいます。
逆に女子は、ベスト4に3人の代表選手が残り、決勝は世界ランク3位の伊藤美誠と世界ランク9位の石川佳純が残りました。この二人の戦いは見応えがありました。
伊藤は、独特のサーブと早い攻撃、確かなテクニックで先制パンチを見舞います。11-4、7-11、11-7、11-7とゲームカウント3-1で日本一に王手をかけます。そしてリードされた第5ゲームも10-10として優勝に後2ポイント。が、ここで石川が粘り腰を見せました。逆にジュースから2ポイントをもぎ取り、ゲームカウント2-3と挽回します。
この辺りから、ようやく石川が伊藤のスピードに慣れてきました。また、コロナ禍で自粛中に集中的に鍛えたというバックハンドのリターンが冴え出します。伊藤が得意の美馬パンチを繰り出し「決めた」と思ったスマッシュが戻ってくる。「あれを返すの」という苦笑いする場面が出てきました。
こうなると一気に流れは石川に。前半の展開が嘘のような石川の攻勢に伊藤が萎縮する場面も見られました。石川、大逆転で5年ぶり5度目の日本選手権女子シングルスを制しました。

昔は、卓球の全日本選手権も毎年取材していました。
卓球は、比較的最近までエージェントを入れずに、関係者だけでボランティアで運営していた数少ない競技団体です(東京で行われた世界選手権なども手弁当での開催でした)。
取材に関しても、「来るものは拒まず」というスタンスで、我々フリーランスにも胸襟を開いて取材させてくれていました。
石川選手が中学生くらいで全日本に出てきた頃は、まだまだ取材規制も甘くて、我々記者もフロアーを自由に闊歩できる時代でした。ある時、フロアで試合を見ていたら、隣で次の試合の準備のために素振りをしている選手がいる。よく見れば石川選手。思わず「あ、かすみちゃんだ」と呟いてしまったことがありました。石川選手は、うちの愚息・隆大と同じ学年(愚息は1992年12月生まれ、石川選手は1993年の2月生まれ)なのです。だから親近感があります。その頃は、メガネをかけてプレーをしていたように思います。
その後の活躍は、ご存知の通り。ロンドン、リオデジャネイロで団体戦でメダルを獲得。日本のエースになりました。
近年、若い選手の台頭により、伊藤、平野、早田らの後塵を拝することが多くなり、もう石川は勝てないとも言われていましたが、27歳になっても苦手のバックハンドを克服するなど進化は止まっていませんでした。
そういった意味で、石川の勝利は、本当に感慨深いものがありました。
そして敗れた伊藤。表彰式の時もコートサイドの選手席にへたり込み、考え込んでいました。今日の敗戦はショックでしょう。しかし、再びライバルに復活した石川先輩を倒すため彼女も奮起するでしょう。それが「打倒・中国」の力になることは間違いありません。好敵手は、相砥怜しあって珠にになるのです。
また、男子シングルスの決勝も4-3のフルゲームで決着。男女共4-3の決着は16年ぶりの珍事だそうです。
いずれにせよ、今日の試合が、「卓球ニッポン」のバースデイになることを祈ってやみません。

今日の東京都の新規感染者は、1592人。愛知県は218人。緊急事態宣言が馳せられても一向に高止まりは収まらない。
今日も、浅草や渋谷の人では減ってはいないようです。このままでは、2月7日と緊急事態宣言解除日と目論む政府の意向は難しい。泥沼にハマrちそうです。
少なくとも3月25日の聖火リレー開始までにコロナの収束が出来なければオリンピック開催も黄信号でしょう。

今日の卓球全日本も無観客でした。
東京オリンピックも、よくて無観客かな。
そんな考えもよぎってしまうスポーツ三昧でした。

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