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第55回スーパーボウルを念願のLive放送で観戦。QBトム・ブレディーのプレーに酔う。

2月の第一日曜日(アメリカ時間)は、「スーパーサンデー」。
単独のイベントでは世界最高のイベント、アメリカンフットボールの年間最強チーム決定戦スーパーボウルが開催される日です。

今年の開催地は、フロリダ州タンパベイのレイモンド・ジェームズ・スタジアム。そのホームチームのバッカニアーズが、スパーボウル史上初めて55回目にしてホームチームとして重要な試合に進出してきました。
相手はAFCチャンピオンで第1シードから勝ち抜いたディフェンディング・チャンピオンのカンサスシティー・チーフス。二連覇を狙うチーフスは、若きQBパトリック・マホームズを擁し、攻撃的なパスを多用するイケイケフットボールで危なげなく進出してきました。
一方のバッカニアーズは、AFC第5シード。優勝請負人QBトム・ブレディーを得て、一戦一戦しぶとく勝ち上がってきました。ちなみにシーズン中の4年に1度の対戦(異なるカンファレンス同士の対決は、4年に1回)ではチーフスが27ー24で辛勝しています。
そんな、チーフス優勢の状況下での対戦になりました。

一昨年を最後にスーパーボウルのテレビ地上波放送がなくなりました。長年、日本テレビが放送していたのですが、昨年から深夜枠の再放送も無くなりました。NHKのBS1とCS日テレのG+だけの放送。特別なチャンネルを視聴していない人には見られなくなっています。これは日本のアメリカンフットボールの普及にとっては大打撃だと思うのです。
ともかく、昨年まではラジオでFENを聴き、PCで速報を見るしかなかったのですが、名古屋の実家にはBSを見られる環境に暑ので、わざわざ一昨日に名古屋に移動して、今年からLiveで見られることができるようになりました。
日本時間朝8時、放送が開始されました。

おおよその下馬評では、チーフスが僅かに優勢というものでした。
ところが、プレーオフのブラウンズ戦で頼みのQBマホームズが左足親指を負傷。得意のランプレーの威力半減。そしてオフェンシブラインに負傷さyが多く、レギュラーを組み替えざるをえない情勢。これで一気に流れはバッカニアーズに流れます。
それでも立ち上がりはチーフスが有利に試合を展開します。
あえてキックオフを選んだチーフス。勝負は後半にあると予想していたのでしょう。
バッカニアーズは2回連続でファーストダウンが得られずパント。
一方のチーフスもタッチダウンは得られませんでしたが、第1Q残り5分14秒にFGを決め先制します。が、QBマホームズがいつものように走れないと見て、チーフスはマホームズに対するマンマークをつける必要がなくなり、ラインばっか−4人で幅広くパスカットを狙える態勢を整えます。
こうなると百戦錬磨のブレディーが実力を発揮します。
第1Q残り37秒、ブレディーが古巣ペイトリオッツ時代からコンビを組み、一時引退していたグロンカウスキーを現役復帰させ入団させたコンビが復活、パス&ランでタッチダウンを奪います。10回目のスーパーボウルでブレディーが奪った初のTDだったとか。
第2Qに入ってもバッカニアーズの勢いは止まりません。
バッカニアーズは、ラン攻撃を織り交ぜながら確実にチーフス陣に入りこんでいきます。チーフスは、全く止める術がありません。
残り6分15秒、残り5ヤードで4thダウン、バッカニアーズは迷わずFGを狙い成功しますが、ここでチーフスがオフサイドの反則。オートマティック1stダウンとなり、次のプレーでブレディーがグロンカウスキーにパスを通しTD、3-14とリードを広げます。チーフス、最悪のシチュエーション。
残り1分14秒、チーフスはFGで3点を返し6−14とし、ここで色気を出して「もう3点」と無理なタイムアウトを取り、逆にバッカニアーズにチャンスを与えます。パス・インターフェアノ反則も痛かった。
残り6秒、ブレディーからブラウンにパスが通りTD。6-21と点差を広げてハーフタイムを迎えました。

毎回、大規模に行われるスーパーボウルのハーフタイムショー。
今回はグラミー賞を3回受賞しているWeek ND(ウィーク・エンド)のエンターメント・ショー。
例年、大きな舞台をピッチ上に置き、多くの観客を入れて行うのですが、今回はコロナ対策でスタジアムの上に摩天楼のステージを作り、パフォーマンス。途中からピッチに降りてきて、赤のスーツの集団とダンスを披露するというものでした。
最後のパフォーマンスはマーチングバンドの演奏のようで、本来のアメリカンフットボールのハーフタイムショーのようで、私は好感を持ちました。

少し長めのハーフタイムで、チーフスは戦術的に立て直しを図りましたが、QBマホームズの足が故障の影響は大きいようでした。また、好調なバッカニアーズのパスディフェンスを恐れて、近距離の真ん中のポジションにしかパスを投げるしかなく攻撃の幅が狭まりました。
チーフスは、残り11分31秒にFGを決め9-21としますが、TDをとることはできません。
残り7分45秒、バッカニアーズは確実にゲインを重ねフォーネットが27ヤードラン、TDを奪います。センターセンターと攻めて、最後はオープンに走らせる、という考えられた攻撃でした。
勝負あり、という感じです。
残り2分26秒には52ヤードという長い距離のFGを決めて9-31とリードを広げたバッカニアーズ。あとは時間稼ぎをするだけでした。
第4Qはスコアレスに終わり、第55回スーパーボウルは、タンパベイ・バッカニアーズの18年ぶり2回目の優勝で幕を閉じました。
ヘッドコーチのブルース・エイリアンスは68歳でのスーパーボウル獲得、最年長。
7回目のスーパーボウル獲得を果たしたQBトム・ブレーディーは43歳の最年長。チームでスーパーボウル最多優勝を成し遂げているチームよりもおおいのですから驚きです。もちろんMVPに選ばれました。
全てが記録つくめのバッカニアーズの優勝でした。

スーパーボウルの裏でテニスの全豪オープンの放送をNHKさんがホウ素巣してくれていました。
WOWOWも有料で放送していますから、これは画期的。
ただ、錦織が初戦で敗れたので、あまり放送されないかもしれません。NHKさんは、ともかく日本人選手がプレーしないと、なかなか放送してくれません。
大坂が勝ち進んでくれることを祈るばかりです。

午後、自転車で買い物に出かけましたが、軽く風邪をひいているせいか肺が苦しい。
今日の東京の新規感染者は276人、2日連続500人割。愛知県は43人と減りました。50人を切ったのは昨年の11月2日以来のこととか。
体温は、寝る前に計ったら36.8度。やばいな〜あ。

そんなスポーツ三昧でした。
<了>

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