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サッカー関東大学女子第5節、早稲田vs.東洋戦とアイスホッケー関東大学リーグ3試合を取材。

世界陸上で男子400mリレーの日本チーム銅メダルを見た後、男子マラソンを見ようと頑張っていたのですが、体力の限界。
テレビはつけていたのですが、夢うつつ。日本3選手(川口優輝、二岡康平、山岸宏貴)は、アフリカ勢には着いていけず、早々と優勝争い(入賞も無理)から脱落してしまったので、寝に入ってしまいました。
気が付けば、テレビはサンデーモーニングに移っていました。関口さんも何も言っていなかったので日本勢は圏外だったのでしょう。

10時からはアイスホッケーも始まっていたようですが、とても起きられず、午前中は休養。
お昼少し前に起きだして、自宅裏の早稲田大学東伏見グラウンドへ出かけます。
早稲田ア女の試合を見るのは久しぶりです。9月1日の早慶戦以来でしょうか。9月8日の大東文化戦は台風の影響でキックオフの時刻が知らないうちに繰り上がっており、すっぽかされました。まるでわがままな女にドタキャンを食らわされたような気分でした。
ともかく、そのあとは皇后杯の関東予選で早稲田ア女は栃木に遠征しており、東伏見での試合は、久しぶりです。
その皇后杯関東予選(関東女子選手権を兼ねる)は、決勝で山梨学院大学を2-1で破り(延長戦の末)優勝したようですが、相手は茨城国体出場のためレギュラーが抜けていてセカンドチームだったようです。そのチームに延長戦での辛勝では、すこし心配になってしまいます。早稲田ア女の現時点での実力を知るうえで貴重な機会でした。

現在、3勝1敗勝点10、暫定1位の早稲田大学ア式蹴球部女子のスターティングラインアップは、GK川端(十文字3)。DF源関(ちふれASエルフェン埼玉4)、小林(JEF千葉4)、船木(日テレ・メニーナ1)、中田(日ノ本学園4)。MF村上(十文字3)、高瀬(JEF千葉U-18・4)のダブルボランチ、右翼が阪本(大商学園3)、右翼が松本(十文字3)。FW山田(大商学園4)、廣澤(ノジマステラ神奈川相模原1).中盤ボックスの4;4;2の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先、数字は学年。村上と松本の2人がユニバーシアード代表、船木と廣澤がU-19日本代表のメンバーに選ばれています。
対する東洋大学体育会サッカー部女子の先発は、GK今井(常盤木学園1)。DF久保(浦和ユース3)、澁澤(常盤木学園2)、山幡(常盤木学園4)、根間(大商学園1)。MF山本(ちふれASエルフェン埼玉3)、鈴木(JFAアカデミー福島4)のダブルボランチ、右翼が常田麻(大商学園3)、左翼が大島(久喜4)。FW大内(常葉学園橘3)、塩谷(前橋育英Ⅱ)。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。久保と大内がユニバーシアード代表。もう1人のユニバー代表の常田菜々は欠場です。
午後1時、谷本菜々子レフェリーの笛で早稲田ア女がキックオフ、試合が始まりました。

試合開始から例のごとく東洋の戸田宥悟監督のコーチングの声がグラウンドに響き渡ります。日ごろ、あまりグラウンドで指導されていないのでしょうか? 指導されているのなら、試合中にあそこまで(まるで少年サッカーの試合の様です)声をかけなくてもいいのかも。
「立ち上がり気をつけろ」という指示にもかかわらず、早稲田ア女が立ち上がりから攻勢に出ます。
1分、右サイドを上がった源関がクロス、ファーに飛び込んだ松本がきっちり決めて早稲田ア女が先制します。
その後も早稲田ア女が押し込みます。東洋は受けてしまいフアッと試合に入ってしまったようです。
10分、早稲田ア女は右サイドから源関がアーリークロス。思っていたより大きく蹴ってしまったようで「あ、悪い」と誤った瞬間、ボールはゴールの枠に飛んでいき、東洋GK今井がキャッチしようとしましたが、ハンブル。東洋ゴールに吸い込まれていきました。2-0。
思わぬ2失点に東洋・戸田監督は、
「2-0は1点取れば追いつく方が有利になる。時間はあるし、大丈夫だ」と叱咤激励。前線からのフォアチェックを強くし、早稲田にプレッシャーをかけ始めます。
ここで早稲田ア女は、もう1点取ればダメ押しでしたが、東洋の早いプレッシャーにポゼッションが下がり、また中盤でボールを拾えなくなっていきます。相変わらず前線の山田、廣澤がボールを収めることができません。
試合は、徐々に東洋ペースになっていきます。
21分、東洋は右サイドの大内がクロス、塩谷がシュートを決め1点を返します。
26分には、左サイドのCKを鈴木が蹴ると久保がシュート。ゴール決まって試合は振り出しに戻ります。
その後も、東洋は逆転を狙って攻勢を続けます。35分、左中間から久保がクロス、山幡がヘディングシュート。早稲田GK川端がキャッチ。
43分には、早稲田DF船木がボールポゼッションを試みるも大内がスチール。そのままシュートまで行きますが右に外れます。あってはいけないミスでした。
そのまま、アディショナルタイム1分7秒、ハーフタイムを迎えました。

ハーフタイムに早稲田ア女の川上嘉郎監督(横浜緑ヶ丘)が動きます。MF阪本を中條(JFAアカデミー福島4)に交代。中條をボランチに入れ、村上をトップ下センターに、FW山田をMF右翼におろし廣澤をワントップに据える4:2:3:1にフォーメーションをを変更します。

後半が始まると、早稲田ア女は勇気を持ってポゼッションを上げてきました。それに伴い、東洋のフォアチェックによるプレッシャーが空回りするようになります。早稲田ア女は、ワントップによって生まれたオープンスペースを使うようになりましたことが出来るようになりました。
12分、自陣からのフィードに走り込んだ左翼の松本がドリブルで東洋陣深くまで侵入、マークの久保を翻弄してゴールライン並行までドリブルで突破。ここまでタメを作れば早稲田ア女の逆サイドのフォローが厚みを増します。東洋ゴール前を通過するクロスはファーに飛び込んできた山田に十分な余裕を持たせ山田がシュート。見事に東洋ゴールに突き刺さりました。再び早稲田ア女が3-2とリード。
14分過ぎ、東洋は2回のコーナーキックのチャンスを生かせず。
15分、東洋の戸田監督が動きます。MF常田麻を牛久保(作陽2)に交代。
24分、早稲田GK川端から中條へのパスコースが甘く、東洋の大内がスチール、シュートしますがクロスバーに嫌われます。跳ね返りを塩谷がシュートしますが左に外れます。早稲田、東洋の決定力の低さに救われます。
27分、東洋は左サイドから大島がクロス、大島がヘディングシュートしますが右に外れます。
28分、東洋はMF鈴木を斎藤(常盤木学園4)に交代。
30分にも東洋は左の大島が絶好のクロスを上げます。しかし、牛久保のシュートが右に外れます。東洋の決定力の低さに救われる早稲田ア女。右SBの対応にも問題あり、でした。
36分、ようやく早稲田ア女がカウンターアタック、中田の絶妙のスルーを受けた松本が長躯ドリブル、シュートまで行きますがGK今井がセーブ、リバウンドを廣澤がシュートしますが、これもブロックされます。
39分、東洋はFW塩谷を北川(常盤木学園Ⅰ)に交代。
早稲田ア女は42分、山田を高橋(日ノ本学園Ⅰ)に交代。今日出場している早稲田ア女の選手のうち初めてのスポーツ科学部以外の社会科学部の学生さんです。
45分、早稲田ア女は中田、松本と繋ぎ廣澤が反転したシュート。惜しくもGK今井の荘園に。
東洋は終盤に最後の同点のチャンス、45+1分に右サイド大内のクロスをシュートまでもって行きますが、GK川端ががっちりキャッチ。
アディショナルタイム2分25秒、タイムアップの笛が鳴りました。
総シュート数16-15。スコアは3-2。試合は拮抗していましたが、3点目を奪う決定力の差が勝負を決しました。
勝った早稲田ア女も、GKとDFの連携や右サイドからのクロスにどう対処するかなど多くの課題が生まれましたが、勝ち切ったことは評価できると思います。次節は、早慶定期戦に勝って中1日で浮かれ気味に関東女子リーグで戦って0-1で敗れている神奈川との対戦。ここは万全の態勢でリベンジを果たして欲しいものです。
東洋は、選手自身が考えるサッカーに取り組むことが大切かと思います。監督の指示待ち、将棋の駒になるようなサッカーを脱却しないと将来はないような気がします。

試合終了後、丘の上のアイスアリーナに移動。アイスホッケー関東大学リーグ戦の取材に入ります。
関東大学アイスホッケーリーグ戦のトップDiv.ⅠグループAは、8チームによる2回戦総当たりのラウンドロビン(いわゆるリーグ戦)の後、上位4チームによる1回戦総当たりの3回戦を行い、その総勝ち点で順位を争います。現在は1回戦目の最終戦を戦っています。
すでに全勝チームはなく、明治が東洋に1-3と苦杯を喫し、その東洋も法政に1-3で思いもよらぬ敗戦。早稲田、中央はすでに2敗を喫しており、東洋から大金星を挙げた法政も3敗です。この5チームがベスト4に残りそうな形勢です。慶應義塾は全敗、日本と日本体育が1勝と残留争いを繰り広げている状況。つまり5強3弱になっています。

今日取材したのは、ランク4位の中央vs.ランク3位の東洋の対決。
中央のスターティングラインアップは、GK合田(釧路江南4)。DF植森(清水4)、米山(白樺学園1)。FW嶋貫(武修館2)、矢島(駒大苫小牧2)、斎藤(武修館4)。
対する東洋の先発は、GK水田(駒大苫小牧4)。DF中村(八戸工大一4)、武部太(苫小牧工1)。FW所(駒大苫小牧4)、清水(白樺学園3)、小堀(白樺学園2)。
立ち上がりから東洋が好調でした。

続く

[結果]
関東大学女子サッカーリーグ第5節
早稲田大学ア式蹴球部女子 3-2 東洋大学体育会サッカー部女子(前半2-2)

関東大学アイスホッケーリーグDiv.ⅠグループA
中央 5-4 東洋(1-3、1-0、2-1、GWS5-4)
日本 3-2 日本体育(1-1、0-0、1-1、GWS2-0)
Div.ⅠグループB
立教 0-8 大東文化(0-5、0-3、0-0)

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