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アイスホッケー東洋大vs.慶應義塾大戦とラグビー日本vs.スコットランド戦を取材。

台風一過。
日本晴れになりました。
気温は高いですが、吹き返しの強い北風が吹いています。
雨が降らなくても、上流から水が押し寄せてきて、安心はできないそうです。

関東大学アイスホッケーリーグは、第1試合と第2試合が延期。
関東女子大学サッカーリーグは、全試合中止となりました。
しからば、テレビで釜石で行われるナミビアvs.カナダ戦を日本テレビで見ようと思ったら、東北地方はまだ台風の影響下にあるらしく中止。日本代表の過去3戦のダイジェストになってしまいました。それも画面のほとんどは台風情報のテロップが流れています。CMの時には外れるのに。いつまでつづくんだろう。今日の夜の日本戦は行われるようですが、まだテロップ付きなのかな? ちょっとイライラします。

午後3時から、アイスホッケーの第3試合が始まります。
ようやく日常への第一歩。
ランク3位の東洋は、格下の法政に1-3、中央に4-5(PSS)と2敗。格上の早稲田に6-3、明治に3-1と勝っているだけに、まだ安定した力が出ていません。春の選手権は優勝しているだけに、まだまだ実力発揮とはいきません。
対するランク6位の慶應義塾は、春シーズン8位。秋に入っても7戦全敗。7試合で5得点しか挙げられません。得点力不足が深刻です。そんな両チームの対戦になりました。
東洋の先発は、GK水田(駒大苫小牧4)。DF福田(日光明峰2)、石田(武修館1)。FW所(駒大苫小牧4)、清水(白樺学園3)、宮田(白樺学園Ⅰ)。
対する慶應義塾のスターティングラインアップは、GK木村(苫小牧東2)。DF小嶋(慶應2)、笹山(慶應1)。FW振津(埼玉栄2)、田中(慶應⒋)、運上(埼玉栄3)。
午後3時25分、フェースオフで試合開始。
久しぶりにトップチームのアイスホッケーのゲームを見ると、ラグビーもいいですが、やはりアイスホッケーは面白い。
両チームともショートハンドになるのを恐れ、相手の出方を見るような展開。静かな立ち上がりでした。
東洋のアイスィングが多いのが気になります。トップのチームは1試合で犯してもアイスイングは1試合に数回。東洋は立ち上がりに2回も犯します。
3分48秒、東洋アイスィング直後のフェースオフ。田中のフェースオフのパックを受けた振津が運上に繋ぎ遠目からスラップショット。これがものの見事に決まって慶應が先制します。
6分22秒、その運上がチャージングの反則で2分間退場。そうなると東洋の攻撃のスウイッチが入りスピードアップ、プレッシャーも激しくなります。なんとかショートハンドを耐えた慶應でしたが、10分35秒に石田がカウンターアタック、猪狩(駒大苫小牧3)にスルー、猪狩が左からクロス、右の久米(駒大苫小牧2)がシュート。試合を振り出しに戻します。
15分8秒にも猪狩、久米のダブルアシストで武部虎(苫小牧工3)がゴール。あっという間に逆転に成功しました。
反撃に出たい慶應でしたが、19分10秒に田中がトリッピングの反則で2分間退場。これは第2ピリオッドに積み残されます。そのまま最初の20分間が終了。シュート数は16-16と互角でした。
12分間の整氷インターバルの後、第2ピリオッド開始。
パワープレースタートの東洋でしたが、これを生かす事が出来ません。
3分52秒、東洋の石田がスラッシングの反則。12分53秒に慶應の長谷部(八戸1)がホールディングの反則で、お互いにパワープレーの機会を得ますが、ともに生かせず。
15分33秒、慶應の長谷部がクロスチェッキングの反則で、東洋の宮田がチャージングの反則で同時にペナルティーボックスへ。この4 on 4のシチュエーションで東洋がゴールを挙げます。15分57秒、福田、石田と繋いで清水がゴール、3-1。
5 on 5に戻ってから、19分54秒には宮田のパスを受けた清水が右からクロス、武部太(苫小牧工1)がゴール、4-1として第2ピリオッドを終了します。慶應としては残り6秒での失点。この1点が勝負の明暗を分けました。シュート数は22-9と東洋が大きくリード。
2度目の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
先にゴールを挙げ勝負に望みを残したい慶應。2分23秒、笹山が遠目からスラップショット。ゴール前の永田(日光明峰2)がスティックでパックのコースを変えるミラクルシュート。これがゴールインして4-2。慶應が追いすがります。
しかし、この後の東洋は無理攻めをせず時間を経過させる作戦。得点も取れないが取らさないアイスホッケーを見せます。試合巧者ふりを発揮。
慶應は16分5秒、我慢しきれず瀧澤(慶應4)がトリッピングの反則。ショートハンドになり得点機は遠ざかります。キルプレーを耐えて失点は防ぎました。
18分51秒、オフサイドを犯したところで慶應はタイムアウトを取ります。敵陣ブルーライン近くのフェースオフで試合は再開されますが、GK木村を氷上から上げて慶應は乾坤一擲の6人攻撃に出ます。
ところが14秒後の19分5秒、得点を焦った慶應の福盛が東洋GK水田を捲き込んでゴールに突っ込んでしまいインターフェアランスの反則、2分間退場。万事休すです。
慶應はGK木村を戻してキルプレーには耐えましたが、そのままタイムアップを迎えました。総シュート数54-35。慶應が善戦しましたが、東洋が試合巧者ぶりを発揮し第2レグ初戦を飾った試合でした。

すぐ中央vs.法政戦の試合前練習が始まりましたが、後ろ髪をひかれる思いでアイスアリーナを後にします。帰宅してラグビーワールドカップの日本vs.スコットランド戦をTV観戦するためです。

午後7時、日本テレビの放送が始まります。
台風情報のテロップは消えていました。よかった。
すでに各プールのノックアウトステージ(いわゆる決勝トーナメント)進出チームは、7チームが決まっています。ニュージーランド、南アフリカ、イングランド、フランス、ウェールズ、オーストラリア、そしてアイルランド。最後の一つが日本かスコットランド。
日本は勝つか引き分けるかでベスト8入りが決まります。負けてもボーナスポイントの関係で残れることはあるようですが、どれも実際にそのケースになるとは思えません。スコットランドから4トライ奪って7点差で負けるなんてことは、多分ないでしょう。もう、ここは勝しかない。
スコットランド代表は、日本にとって因縁深い相手です。日本代表が「ティア1」と呼ばれる旧IRB所属国に最初に勝ったのがスコットランド。1989年に来日したスコットランドに宿沢ジャパンが勝ったのが嚆矢になった。
そして1991年の第2回ワールドカップでは、敵地のアームズパークで戦い宿沢ジャパンは9-47で一敗地に塗れまし
た。その際、試合後に「勝てると思ったのですが?」という私の質問に宿沢さんは、
「あいつらホームじゃ負けないよ」と答えたのです。今日は日本のホーム。きっと天国の宿沢さんも見ていてくれるでしょう。

日本代表のスターティングラインアップは、FW稲垣(関東学院大)、堀江(帝京大)、具(拓殖大)、トンプソン・ルーク(NZL)、ジェームス・ムーア(AUS)、リーチ・マイケル(東海大)、ピーター・ラプスカ二(RSA)、姫野(帝京大)。HB流(帝京大)、田村(明治大)。TB福岡(筑波大)、中村(帝京大)、ラファエル・ティモシー(SAM)、松島(桐蔭学園高)。FBウイリアム・トゥボウ(NZL)。
日本は前節サモア戦から中7日、スコットランドは前節ロシア戦から中3日ですが、メンバー12人を入れ替えて、ほぼ中12日でのメンバーを揃えました。
台風19号の被災者に対し黙とう、両国の国歌吹奏の後、ベン・オキーフ主審の笛で7時48分キックオフ。

続く

[結果]
東洋 4-2 慶應具塾(2-1、2-0、0-1)

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