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アイスホッケー関東大学リーグ戦とラグビーWC準決勝ニュージーランドvs.イングランド戦取材。

台風一過のような小春日和の東京でした。

しかし、台風15号、19号、それに今回の大雨と千葉、茨城、福島などでは2週間に3回の大雨被害。
被害に遭われた方には本当にお悔やみ申し上げます。

DyDoドリンコアイスアリーナでも2週間ぶりの関東大学アイスホッケーリーグ戦開催。
お昼過ぎにアリーナに出向きました。
第1試合はDiv.ⅠグループA、第1レグを6勝1敗でトップに立った明治vs.全敗の慶應義塾との対戦です。
ランク1位の明治の先発は、GK磯部(武修館4)。DF三浦(駒大苫小牧2)、青山(釧路江南2)。FW佐久間(白樺学園2)、池田(北海4)、中條(白樺学園1)。
対するランク6位も慶應義塾のスターティングラインアップは、GK小池(浦和4)。DF小嶋(慶應2)、笹山(慶應1)。FW振津(埼玉栄2)、田中(慶應4)、運上(埼玉栄3)。
12時37分、フェースオフで試合開始。

試合は意外な展開でスタートしました。
2分40秒、劣勢を予想された慶應義塾がカウンターアタック、運上のパスを受けた振津が左サイドをドリブルで切り裂き、中に切れ込むと見せつけ外側から明治GK磯部のニアサイドを抜いてゴール。先制します。氷をスティックで叩いて悔しがる磯部。
早く追いつきたい明治でしたが、反則を続けて犯してしまいます。
6分22秒、宮田(白樺学園4)がスラッシングの反則で2分間退場。
10分31秒にはGK磯部がトリッピングの反則で2分間退場。宮田がペナルティーを代行します。
4分間のショートハンドに攻めのペースを乱したのか明治の反撃が見られませんでした。
シュート数は17-8と明治リードで第1ピリオッドが終了します。
12分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
明治が立ち上がり守りの集中力が上がっていなかった慶應義塾の僅かなスキを突きます。
18秒、池田キャプテンのアシストで佐久間が決めて早い段階で同点に追いつきます。
明治の逆転は時間の問題とも思われたのですが、またしてもペナルティでリズムを崩します。
2分50秒に壬生(八戸工大一3)、4分24秒に三浦がペナルティーボックスに入り3 on 5に。慶應も絶好のパワープレーのチャンスでしたが、ゴールできません。
逆に9分に瀧澤(慶應3)が、13分54秒に運上がペナルティーボックスに。明治もパワープレーのチャンスを生かせません。
1-1のまま第2ピリオッド終了。シュート数は19-17。これだけシュートが放たれたのに明治の立ち上がりの1点だけは情けない。
第3ピリオッドはゴール合戦にはならずペナルティー合戦に。
明治は4回の、慶應義塾は3回のパワープレーのチャンスを迎えますが、ノーゴール。まったく由緒正しいホッケーは見られませんでした。双方、パワープレーが下手すぎ。これでは、ペナルティーのやり得です。
双方、1回ずつのタイムアウトを取り作戦を練りますが、薬石効なし。特に明治が先に14分9秒の早い時間にタイムアウトを取ったのにはビックリしました。もうディフェンディングチャンピオンの風格をかなぐり捨てという感じでした。
試合は1-1のまま終了。規定によりGWS方式で勝者を決めることになりました。
GWSでは両チームのGKのナイスセーブが目立ちました。
先行は明治。佐久間のシュートを慶應GK小池がストップ。
慶應1番手は先制点を決めた振津。明治GK磯部がセーブ。
明治2番手は宮田。これまたGK小池が止めます。
慶應2番手は福森(慶應4)。明治の磯部がセーブ。
明治の3人目は高田。慶應GK小池の身体を投げ出したセーブにシュートを右に外します。
慶應3番手は十文字開紀(八戸4)。右に左にフェイントを入れながらゴールに近づき見事にゴールを決めました。慶應が勝点2をゲット。今季初勝点です。悔しがる明治GK磯部と慶應の選手たちの喜びようは、まさに勝負の明暗を分けました。
総シュート数は59-27。小池を中心とした慶應の守りでの頑張りが目立った試合でしたが、両チームにはもう少しパワープレーの練習をするとともに、ペナルティーを抑えるような工夫をしてもらいたいものです。これでは世界では戦えません。

第2試合は、早稲田vs.法政戦。第1レグでは早稲田が3-2で法政に辛勝しています。

続く

[結果]
明治 1-2 慶應義塾(0-1、1-0、0-0、GWS 0-1)
早稲田 5-0 法政(1-0、0-0、4-0)

ラグビーワールドカップ準決勝
ニュージーランド 7-19 イングランド(前半0-9)
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