SSブログ

アイスホッケー関東大学リーグ戦5試合を取材。

連休2日目。文化の日(古くは明治節?)。
今日は一日、関東大学アイスホッケーリーグを取材しました。

10時にDYDoアイスアリーナへ。今日は気温13度のアリーナで夜10時ちかくまで滞在するのでかなりの厚着です(でも血圧あがるだろうな)。
第1試合は、Div.Ⅴ慶應義塾大学医学部vs.都留文科大学。Div.Ⅴは8チームが参加。第1グループ(埼玉医科、東京慈恵会医科、聖マリアンナ医科、工学院)と第2グループ(慶應医学部、千葉、都留文科、杏林)に分かれて、各グループ内で1回戦総当たりのラウンドロビン(いわゆるリーグ戦)を行い順位を決め、他グループの3位、4位のチーム同士で5位決定戦、7位決定戦を行い、各上位2チームは1位と2位は準決勝を行い、その勝者が決勝戦、敗者が3位決定戦を行うシステム。
慶應医学部は初戦で千葉に1-9で完敗。都留文科は初戦で杏林に1-0で辛勝しています。
あまり見る機会のないカテゴリー、しかも東大和開催が多いので、DyDoで見られるのは幸いでした。

ランク38位、オールメンバー10人の慶應義塾医学部のスターティングライナップは、GK大橋(慶應4)。DF金子(東京学芸大付⒊)、楢葉(慶應4)。FW渡邊(新潟2)、村津(筑波大付属駒場2)、五十嵐(ラ・サール1)。
対するランク41人、オールメンバー20人の都留文科の先発は、GK小堀(桐生3)。DF寺本(高岡3)、河邊(明星3)。FW菊池(山形南3)、及川(黒沢尻北3)、小野(真岡2)。
慶應医学部のアイスホッケー部は、日本オリンピック・アカデミーで知己を得た服部光男先生(慶應医学部アイスホッケー部OBでスポーツ医学の権威)の関係で一時良く力を入れて取材しました。一度、2部に昇格したことがあり、その時は祝勝会に招待されたこともありました。ほとんどの選手が大学に入ってからアイスホッケー部を始めた選手ばかりで、最後まで試合を捨てず、身体を寄せる、スティックを絡ませる魂のホッケーを見せてくれました。
一時、伝説のプレーヤー岩見卓郎(城北、現コーチ。慶應入学時に体育会のアイスホッケー部から勧誘されたがカリキュラムの関係で入部を断念。医学部のアイスホッケー部で6年間プレーした)が活躍、長らく上位をキープしたのですが、最近は大量の主力部員が退部してしまい力を落とし、Div.Ⅴにまで転落したという経緯があります。
だから、ずっと部の推移は気にはなっていましたが、なかなか見る機会がありません。おそらく1年以上取材していなかったかもしれません。
現状の慶應医学部の状態を見るのも楽しみでした。

試合開始早々から都留文科がパックポゼッションを上げ攻め込む時間が長くなりました。
⒍分4秒、三上(城東4)のアシストで菊池がゴール、都留文科が先制します。
慶應医学部は、時おりアタッキングサードにパックを運びますが、その際にしか選手交代をするタイミングが無く、なかなか得点機が至りません。また、アイスィングも多く15分間に7回にも及びます。もう少しパックを繋ぐ意識が必要です。
第1ピリオッドはそのまま終了します。シュート数は0-15と都留文科がリードします。
5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピリオド開始。
慶應医学部のアイシングの多さは改善されました(2)が、試合の展開は変わりません。都留文科が一方的に押しまくります。
4分48秒、都留文科が得点、リードを広げます。河邊のパスを受けた岡山(向上4)がゴール。0-2とします。
その後、慶應医学部も2セット回しながら踏ん張り、なんとか0-2のまま第2ピリオッドは終了します。シュート数は0-12と都留文科が大きくリード。慶應医学部が弱いながらも1本都留文科ゴールに向けてシュートを放ちましたが、これはカウントされなかったようです。
12分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
都留文科優勢の展開は変わりません。
⒍分33秒、慶應医学部の渡邊がトリッピングの反則で2分間退場。都留文科はパワープレーのチャンスを迎えましたが、慶應医学部もショートハンドで踏ん張り、それ以上の失点はしませんでした。
10分34秒、慶應医学部はタイムアウトを取り「1ゴール、せめて1シュート」とばかり得点版を使って指導陣が選手に作戦を授けます。
が、薬石効なし。そのままタイムアップを迎えました。
総シュート数は0-37。慶應医学部GK大橋の35セーブは大したものです。一時の壊滅的な状況からはチーム状態が上向いているような感じがしました。それに女子マネが6人もいるのは、クラブの雰囲気が良い証拠のような気がします。次戦、11月18日の杏林戦に今季初勝利を期待したいと思います。
都留文科は辛勝ながら連勝、勝負強さを見せました。これで準決勝進出は決定です。上を目指して頑張って欲しいものです。

第2試合から3試合はDiv.ⅠグループB集中開催です。最初はランク9位、オールメンバー22人の東海vs.ランク14位、オールメンバー12人の立教の対戦です。
立教は5年ぶりに神奈川、青山学院からリーグ戦勝利を上げ意気が上がりますが、日程の都合で中2日でインカレ関東予選を神奈川と戦い0-4で完敗。中3日でBグループトップランクの東海との対戦です。第1レグは初戦で戦い1-8で完敗を喫しています。なんとか接戦に持ち込みたいところでした。
東海の先発は、GK佐々木(苫小牧工4)。DF寺地(八戸工大一1)、塚本(水戸啓明4)。FW中村(埼玉栄2)、谷慎(帯広三条4)、谷圭(埼玉栄1)。
対する立教のスターティングラインアップは、GK川上(埼玉栄1)。DF上床(拓大一)、吉田(立教新座3)。FW佐山(立教池袋3)、竹高(水戸啓明3)、矢部(学習院)。
12時23分フェースオフで試合開始。
開始早々は一進一退の展開。東海が押し気味ながら立教も良く守っていました。
8分7秒、東海の大村(東北2)がチャージングの反則で2分間退場。立教はパワープレーのチャンスを迎えますが生かすことは出来ません。
ピンチの後にはチャンスあり。14分14秒、東海は谷慎のアシストで長谷川(埼玉栄4)がゴール、先制します。
18分15秒、長谷川、中島(東北3)のダブルアシストで保田(駒大苫小牧4)がゴール。東海が2-0とリードを広げます。
19分19秒、東海の佐藤(清水4)が二―イングの反則で2分間退場。立教41秒ではパワープレー生かせず、第1ピリオッドが終了します。シュート数は30-4と東海が大きくリードします。
12分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
立教はパワープレースタートでしたが、これまた生かせません。やはり、もう少し練習が必要のようです。
その後、立教は東海の攻撃についていけなくて反則を連発します。
3分23秒、鈴木(八戸2)がインターフェアランス、8分35秒には梶原(水戸啓明2)がトリッピングの反則で、13分43秒には吉田がフッキングの反則で2分間退場。6分間もショートハンドになってしまいます。これでは反撃の機会も少なくなります。それえもキルプレーを耐え、無失点に抑えたのですが、16分59秒に東海の田中(清水1)にノーアシストで決められ3-0となります。
このまま第2ピリオッドが終了。シュート数は11-4でした。
12分間のインターバルの後、第3ピリオッド開始。
なんとか1点を返したい立教でしたが、なかなか突破口が見つかりません。
1分6秒、東海の片岡(埼玉栄2)がエルボーイングの反則で2分間退場。ここで立教、数的優位を生かしたかったのですが、1分25これも秒に上床がフッキングの反則で2分間退場。4 on 4にまってしまいパワープレー終了。
その後は、再び立教反則でショートハンドに。4分32秒に鈴木がスラッシングの反則で2分間退場。
さすがに東海は昨季はAグループで戦った強豪。メンバーの顔触れもAグループ並の選手が揃っています。その東海に第1レグでは8-1と大敗を喫しながらここまでは健闘した立教ですが、最後に守りの集中力が途切れました。
16分28秒、東海は中村、宮脇と繋ぎ、最後は谷慎がGK川上の狭いサイドを抜く技ありのシュートで4-0。
17分57秒にも佐々中(埼玉栄1)のアシストで谷慎が決め5-0。試合を締めました。
総シュート数は44-13。スコアは5-0と妥当な結果でした。立教GK川上の39セーブが目立ちます。立教は、第1レグの7点差の完敗を5点差まで近ずけましたが、1点が欲しかったですね。
東海が充実した強さを見せた一戦でした。

続く

[]結果]
慶應義塾医学部 0-2 都留文科(0-1、0-1、0-0)
東海 5-0 立教(2-0、1-0、2-0)
大東文化 5-3 神奈川(2-1、0-2、3-0)
専修 0-1 青山学院(0-0、0-0、0-1)
昭和 0-1 上智(0-0、0-0、0-1)

nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。