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アイスホッケー関東大学リーグ戦5試合を東大和スケートセンターで取材。

週末の土日が連続で晴れるのは3か月ぶりらしい。

今日は東大和スケートセンターに取材にいきました。
Div.Ⅱ2試合とDiv.Ⅳ3試合が行われましたが、どちらも優勝が決まる可能性があったからです。
週末の東大和に日中行くのは10年ぶりくらいかもしれません。

自転車の駐輪の関係で東伏見9時27分発で東大和市へ。
10時前に着いたのですが、いつも取材する観客席は、ほぼ半分は埋まっていました。
第1試合は、Div.Ⅱ上位リーグの筑波vs.日本医科戦。筑波は1次リーグで5戦全勝。今日勝てば勝点が18になり、暫定2位の上智が残り2戦全勝しても勝点が16にしかなりません。一方の日本医科も健闘良く上位リーグに進んできましたが、今日と上智に勝っても勝点は14にしか達しません。1次リーグの2引き分けが惜しまれます。
ランク17位、オールメンバー22人の筑波の先発は、GK稲葉(並木中等5)。DF宮下(長野日大3)、松本(早稲田6)。FW内藤(立川4)、倉林(前橋3)、大森(膳所4)。
対するランク18位、オールメンバー14人の日本医科のスターティングラインアップは、GK荒井(青山学院4)。DF永田(慶應2)、大石橋(広尾学園4)。FW西川(本郷6)、岡崎(北嶺5)、加藤(城西川越5)。
10時24分、フェースオフで試合開始。
今日勝てば優勝が決まる筑波。しっかりとしたゲームプランを練ってきました。
4セット回しが可能な筑波に対し、日本医科はDF3人回し、FWは3セット回し。体力勝負になれば筑波に歩があります。試合開始早々からプレーのスピードを上げ、選手交代も早くしてゆく展開。守りは日本医科DF永田の足のあるカウンターアタックを警戒し、必ずセーフティーを意識して守ることを心掛けていました。
4分22秒、日本医科の永田がフッキングの反則で2分間退場。筑波はいきなりのパワープレーのチャンスを生かします。
4分32秒、宮下、西川(富山4)のダブルアシストで大森がゴール。してやったりの先制ゴールを挙げます。
専守速攻の作戦で、できれば先行したかった日本医科にとっては苦しい展開になってしまいました。
12分54秒には、日本医科が前係になるところを筑波が逆襲、GK荒井のセーブしたこぼれ球を小西(岡山一宮4)がゴール。2-0とリードを広げます。第1ピリオッドは、そのまま終了。シュート数は12-1と筑波が大きくリード。
5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
ここで日本医科はGK荒井を金子(麻布5)に交代します。無失点を期待された好GK荒井を引っ込めた理由は良く分かりません。1ピリ15分間で2失点した荒井を不調と見たのでしょうか?
筑波は攻撃の手を緩めません。5分27秒、河原(天王寺2)のパスを受けた西川がシュート。GK金子がセーブしますがリバウンドを倉林が押し込み3-0。
12分54秒にも筑波は宮下のアシストで峯(駒場東邦6)がゴール、4-0としてほぼ勝負を決めました。
反撃に出たい日本医科でしたが、13分5秒に永田がフッキングの反則で2分間退場。このまま第2ピリオッドは終了します。シュート数は17-2と筑波が圧倒しました。
12分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。ここで筑波もGKを稲葉から小堀(広尾学園3)に交代。
筑波は5秒間のパワープレースタートでしたが、もちろんノーゴール。
逆に1分10秒に西川がハイスティックの反則で2分間退場。日本医科は、この試合最初のパワープレーのチャンスでした。
しかし、筑波はパックのストーリングと高い位置からのフォアチェックでキルプレーを耐えました。
ピンチの後にはチャンスあり、今度は日本医科の大石橋が7分45秒にトリッピングの反則。筑波が抜け目なくパワープレーを生かします。
8分41秒、内藤がシュート、セーブするGK金子。がリバウンドを大森がシュート、再びGK 金子がセーブしますが、なおもリバウンドを宮下が押し込み5-0。
13分27秒には、筑波の村本(東海5が)がゴール裏を回り込み押し込む技ありシュート、6-0。
なんとか1点を返そうと日本医科も攻め込みますが、取ろう取ろうは取られの元。
14分58秒にはカウンターアタックを食らい千葉(大宮4)のアシストで斎藤(花巻北1)がゴール、7-0。思わぬ大差が開いてしまいました。
総シュート数は40-12。筑波が1試合を残し優勝を決めた一戦でした。

第2試合は、Div.Ⅱ2次下位リーグ駒澤vs.昭和の一戦。
1次リーグ1分け4敗で6位となったディフェンディングチャンピオンの昭和。2次下位リーグ初戦で学習院に対し、今季初めての会心の勝利を収めて首1枚自動降格から逃れました。今日勝って、学習院が駒澤に勝てば残留が決まります。排水の陣です。
それは駒澤も同じこと。ただ今日勝てば自動降格は逃れられます。
両チーム負けられない試合でした。
ランク18位、オールメンバー19人の駒澤の先発は、GK菊池(甲府昭和3)。DF平入(岸根4)、小笠原(埼玉栄2)。FW大川(常翔学園4)、久保田(名古屋南4)、西田(帯広柏葉1)。
対するランク15位、オールメンバー14人の昭和のスターティングラインアップは、GK伊藤悠(学習院5)。DF伊藤圭(暁星5)、杉山(栄東5)。FW田島(独協5)、渡(東海2)、宮坂(金沢泉丘6)。
今日の昭和はセカンドジャージー。背番号がプログラムと異なっています。これは大学アイスホッケーの悪習で、サッカーなどでセカンドジャージだからといって異なった背番号を付けて試合に出たら出場停止になります。なんとかアイスホッケーも直してほしい習慣です。たまたま11月4日の学習院戦の時のメンバー表を持っていたので、それで番号と氏名を照合しました。
1次リーグの対戦では駒澤が1-0で勝っています。接戦が予想されました。
開始フェースオフから10秒後、駒澤の渡辺信勝(関東学園3)が、いきなりフッキングの反則で2分間退場。先制点が欲しかった昭和は絶好のパワープレーのチャンス。が、これは生かせません。
⒍分23秒、逆に昭和の杉山がトリッピングの反則で2分間退場。昭和、必死の切プレーで失点は逃れます。
9分7秒、駒澤の山口(駒大高2)がインターフェアランス2分間退場。昭和は2度目のパワープレーのチャンスを生かせません。
山口がペナボックスから出た直後、駒澤の守備隊形が完全に整う前に昭和が攻め込みます。11分22秒、昭和は渡のパスを受けた金森(桜丘5)がゴール。昭和が喉から手が出るほど欲しかった先制ゴールを手にします。
このまま第1ピリオッドは終了するかと思われた14分53秒、右ボード際で昭和DFが安易なパスを出し、駒澤がスチール。西田、渡辺と繋いで最後は矢口(武相2)がゴールを決め同点に追いつきます。この失点は、昭和のゲームプランを狂わせました。逆に言えば駒澤にとっては起死回生のゴール。光明が見えた同点ゴールでした。
そのまま第1ピリオッドが終了。シュート数は10-6と駒澤がリードしました。
5分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
1分41秒、昭和の杉山がトリッピングの反則で2分間退場。安易にショートハンドになってはいけません。
2分11秒、駒澤はパワープレーのチャンスを生かします。渡辺のアシストで久保田がゴール。駒澤が2-1と勝ち越します。このゴールで試合の展開は大きく駒澤に傾きます。勝機は昭和から去っていきます。
ここが勝負の境目と見た昭和ベンチはタイムアウトを取りました。少し早目ですが正しい判断であったと思います。
反撃に出たい昭和でしたが、2分58秒に石井がフッキングの反則で2分間退場。自ら反撃の芽を潰してしまいます。
⒍分45秒、駒澤の矢口がインターフェアランスの反則。昭和、同点のチャンスでしたが、パワーゴールは奪えません。
9分21秒、昭和の伊藤圭がスラッシングの反則で2分間退場。キルプレーを耐える昭和。ピンチの後にはチャンスが来ます。
12分3秒、駒澤がメンバーオーバーの反則で興津(日本学園1)がペナルティーボックスに入ります。
13分55秒、駒澤の矢口がスラッシングの反則で2分間退場。たった8秒ですが、昭和は5 on 3のチャンス。ここが昭和、最後のチャンスでした。
ところがです。14分13秒、昭和の金森がクロスチェッキングの反則で2分間退場。4 on 4となりパワープレーは解消です。今日の昭和、自ら勝ちを遠ざけるようなチグハグさ。試合巧者の昭和は何処にいったのか?
そのまま第2ピリオッド終了。シュート数は11-1と駒澤が起きクリード。この展開で昭和は1点差のビハインドに収めていたのは上出来化もしれません。
12分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
4 on 4でのスタートでしたが、5秒で駒澤の矢口がペなボックスを出て駒澤のパワープレーが始まります。
ここで59秒、駒澤は小笠原、西田のダブルアシストで久保田がゴール、勝利に大きく近づく3点目をゲット。3-1とリードを広げます。
そして、反撃に出たい昭和は、ここでもショートハンドになります。2分、宮坂がフッキン具の反則で2分間退場。勝機はますます遠のきます。
しかし、最後に昭和のチャンスはやってきます。5分27秒、駒澤の川野(浦和東4)がインターフェアランスで2分間退場。
⒍分20秒、駒澤の小笠原がスラッシングの反則で、昭和の金森がインターフェアランスの反則で、同時にペナルティーボックスに入ります。昭和のパワープレーは続行しますが、ここでも昭和は6分27秒に杉山がフッキン具の反則で2分間退場。4on4になりパワープレー解消。昭和、パワープレーのチャンなのに何故ペナルティーを犯すのか? これでは駄目です。
なんとか1点を、と前がかりになる昭和に対して、駒澤はカウンターアタックを仕掛けます。
10分37秒、矢口のパスを受けた川野が右からクロス、中に詰めた西田が仕留めの4点目のゴールを決めました。4-1。
11分42秒に昭和は、無謀にもGK伊藤悠を氷上から上げて乾坤一擲の6人攻撃に出ます。このまま負けては自動降格。なんとしても追いつきたい、気持ちは分かりますが……。
12分、自陣のフェースオフにGK伊藤悠を氷上に戻す昭和。12分33秒、再びGK伊藤悠を氷上から上げ6人攻撃に。が、これが裏目。
13分37秒、駒澤は渡辺が無人の昭和ゴールにパックを流し込みます。5-1。
ここで勝利を確信した駒澤は一息入れるためタイムアウトを取ります。昭和もGK伊藤悠を再び氷上に戻します。
14分12秒、駒澤は川野、矢口と繋ぎ、渡辺がゴール裏左からのクロスを押し込んで6-1。
そのままタイムアップを迎えました。総シュート数35-9。駒澤が快勝。昭和の最下位、自動降格が決まった一戦でした。
昭和は、2005(平成17)年に3部からスタート、2009(平成21)年にDiv.Ⅱに昇格。橋本翔太郎、イズデブスキ龍、下平剛らの活躍で医科系大学トップの力を維持。昨年度はDiv.Ⅱ優勝を成し遂げ、入れ替え戦で立教に引き分け(PSS負け)でDiv.Ⅰ昇格を逃しています。今年は主力選手の卒業、部員数の減少などで力を十分に発揮できませんでしたが、なんとか1年でDiv.Ⅱに戻ってきてほしいと思います。健闘を期待します。

第3試合からはDiv.Ⅳの集中開催。
ここのところDiv.Ⅳの試合を良く取材していますが、1点差の手に汗握る展開の試合が続きます。見ていてほんとうに面白い。
まずランク34位、オールメンバー11人の独協vs.ランク35位、オールメンバー20人の順天堂の対戦です。独協は、ここまで4戦全敗。初勝利を目指します。順天堂は1勝1分け3敗の成績。降格圏内脱出が目下の目標です。顔見知りの役員さんが貴重なメンバー表を持ってきてくださりました。恐縮です。
独協のスタメンは、GK工藤(札幌清田3)。DF中舘(八戸工大二3)、菅沼(城西川越2)。FW 小林(セントポール・アメリカンスクール4)、新垣(沖縄尚学3)、高橋(開智中高3)。
対する順天堂の先発は、GK稲葉(芝6)。DF 伊藤(暁星5)、栗田(青陵4)。FW松崎(北嶺6)、須山(甲陽学院6)、黒田(千葉北4)。
両チーム活発な攻防を展開します。
4分43秒、順天堂の坂野(淑徳巣鴨3)がチャージングの反則で2分間退場。
11分36秒、今度は独協の藤川(秀明6)がチャージングの反則で2分間退場。
両チームともパワープレーのチャンスは生かせません。
そのまま第1ピリオッド終了。シュート数は6-7で順天堂が1本リードしましたが、ほぼ互角の展開。
5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
均衡はなかなか崩れません。
7分10秒、独協がメンバーオーバーのベンチマイナーペナルティーの反則。ペナボックスには菅沼が入ります。
膠着状態が崩れるのはパワープレー時が大路のですが、ここでも独協がキルプレーで踏ん張ります。
第2ピリオッド終了。30分間均衡は崩れません。こうなると、もう1点勝負か。シュート数は6-15と順天堂がリード。じわりじわりとオールメンバーの多さが順天堂を有利にしていきます。
12分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
1分21秒、独協の坂野がインターフェアランスの反則で2分間退場。順天堂、パワープレーのチャンスですが独協もショートハンドを耐えます。
4分44秒、均衡は突然破れます。順天堂の黒田がカウンターアタック、一人でパックを持ち込み、独協ゴールにパックを運び込みました。0-1。
そのまま、試合は終盤に。膠着状態が再びやってきます。
12分22秒、独協がタイムアウト。1ゴールのため最後の作戦を練ります。
しかし、薬石効なし。午後3時59分、無情のタイムアップのブザーが鳴りました。
総シュート数16-28。オールメンバーの差が、わずか1点さになったような気がします。
順天堂、最終戦を勝利で飾り2勝1分け3敗でリーグ戦の日程終了。他チームの結果待ちとなりました。
奮戦やむなく独協、初勝利成りませんでした。11月22日(金)東大和で最終戦の対武蔵に初勝利を賭けます。

第4試合は、4戦全勝の東京理科vs.3勝1敗の成城の対戦。東京理科が勝てば1試合を残して優勝が決まります。成城は、なんとか東京理科をストップしたいところ。興味あふれる一戦でした。
この試合のメンバー表も顔見知りの役員の方がメンバー表を持ってきて下さいました。
ランク30位、オールメンバー21人の東京理科のスタメンは、GK内田(東京都市大付2)。DF中村(大濠3)、風間(相模原中等教育3)。FW新沼(立川4)、伊藤(札幌旭丘2)、高橋(国際基督教大高4)。
ランク32位、オールメンバー13人の成城の先発は、GK伊藤(浜松西)。DF富田(桐蔭学園4)、駒形(南多摩4)。FW真尾(中央国際1)、磯部(井草4)、納富(豊島学院4.)。
午後4時25分、フェースオフで試合開始。
この試合も1点を争う熱戦になりましたが、観覧席前席の上に立ってしまうご婦人が3名。リンクの半分がほとんど見えません。東大和の取材は、本当に過酷です。特に今日のようなお客さんが多い日は大変です。なんとかしてください。
この試合は、簡単にゴールが生まれます。
5分21秒、東京理科の清水(横浜翠嵐4)がノーアシストでゴール。
5分51秒には、成城の納富が、これまたノーアシストでゴール、1-1。
10分21秒、東京理科の久保井(文教4)がトリッピングの反則で2分間退場。成城は逆転のパワープレーのチャンス。しかし、これは生かす事が出来ません。
そのまま第1ピリオッド終了。シュート数は12-10で東京理科がリード。
5分間のインターバルを挟んで第2ピりオッド開始。
4分1秒、東京理科の伊藤がエルボーイングの反則で2分間退場。成城、パワープレーのチャンスを生かせません。
12分49秒、今度は成城の駒形がスラッシングの反則で2分間退場。東京理科は、このパワープレーのチャンスを生かします。
14分3秒、古川(釧路湖陵1)、世利(上智福岡3)のダブルアシストで中村がゴール、東京理科が2-1とリードします。
このまま第2ピりオッドが終了。シュート数は11-3。
12分間の整氷インターバルの後、第3ピりオッド開始。
お互いにショートハンドにならぬよう、慎重に戦います。
試合は完全に膠着状態に。ただパックが両チームの陣営を行きかいます。
13分33秒、東京理科の伊藤がチャージングの反則で2分間退場。1点を追いかける成城は、優勝を賭けてリスキーな攻撃に出ます。なんとパワープレーにも関わらず、GK伊藤を氷上からあげ乾坤一擲の6人攻撃に。つまり4 on 6とします。
しかし、東京理科も必死の防御。なんとかゴールを守り切ります。
アイシングでパックが自陣フェースオフとなった成城、GK伊藤を氷上に戻します(14分49秒)が、なおも4 on 5のパワープレー。しかし、ついに東京理科の堅陣は崩せませんでした。
午後5時52分、タイムアップのブザーが鳴ります。ヘルメット、グラブ、スティックを投げて優勝を喜こぶ東京理科のメンバー。成城は健闘もむなし、優勝の夢破れます。
パワープレーの1点が勝負の明暗を分けた一戦でした。

第5試合は、本日のメインエベント(?)。Div.Ⅳ東京都市vs.東京学芸の一戦。
東京都市は、ここまで2勝1分け1敗。まだ2位(入れ替え戦出場)の可能性があります。一方の東京学芸、11月7日夜に順天堂に敗れ2勝2敗ですが、これまた2位の可能性が残ります。どちらのチームも負けられない一戦でした。
ランク29位、オールメンバー18人の東京都市の先発は、GK加茂田(熊本北4)。DF茂木(国学院4)、山本(雪谷4)。FW栗田(三田国際学園2)、原田(海老名4)、秋草(東京3)。
対するランク31位、オールメンバ―17人の東京学芸のスタメンは、GK鎌田(淑徳4)。DF田中(駒場4)、渡邊(磐田南3)。FW上月(相模原3)、金川(米子東4)、鈴木(水戸一4)。東京学芸もセカンドジャージーのようでプログラムの背番号とまったく違う。なんとかならんかね。
それと東京学芸側の観覧席、VTRを撮影するため椅子をピラミッドのように積み上げ、その前に観客がたってしまうという、これまた取材するのに過酷な状況。取材者と両チームのVTR撮影班が良い環境で試合を俯瞰できるように、ペナボックスの後方に仮設のスタンドを組んでもらえないでしょうか。もう取材するときのストレスが半端ないです。東大和スケートセンター様、よろしくご考慮してください。
午後6時20分、フェースオフで試合開始。
両チームとも実力差は近いと思っていたのか、お互いにショートハンドにならぬように慎重な入り。攻守のバランスが取れていて均衡が崩れません。
10分32秒、東京都市の山本がクロスチェキングの反則で2分間退場。こうした拮抗した試合は、パワープレーでゴールを挙げられる可能性が高い。東京学芸、先制のチャンスでしたが、ここは東京都市がキルプレーを耐えました。
第1ピリオッドは、このまま終了。シュート数は3-5。東京学芸がリードします。
5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピりオッド開始。
東京学芸がペナルティーを連発。大ピンチを迎えます。4分44秒に田中がフッキングの反則で、5分Ⅰ秒には渡邊がインターフェアランスの反則で2分間ン退場。東京都市は5 on 3の大チャンス。ところが、これを決めることが出来ません。
8分4秒、田中が再び二―イングの反則で2分間退場。東京都市、再びパワープレーのチャンスを迎えますが、これも決めることが出来ません。
このまま第2ピりオッド終了かと思われた14分53秒、ようやく東京都市は茂木、五十嵐(東京都市大付2)のダブルアシストで栗田がゴール。待望の先制ゴールをゲットして第2ピりオッドを終えました。
シュート数は13-3と東京都市がリード。
泣いても笑っても残り15分間。12分間のインターバルでリフレシュした両リーム。死力を尽くします。
東京都市の茂木が1分20秒、ラフィングの反則で2分間退場。2分25秒には坂下(佼成学園4)がフッキングの反則で2分間退場。東京学芸が5 on 3のパワープレーのチャンス。必死に耐える東京都市。茂木が氷上に戻り4 on 5になりますが、パワープレーは続行。3分30秒に鈴木、金川(米子東4)のダブルアシストで斎藤(仙台青陵4)がゴール。見事なパワーゴールで同点に追いつき試合を振り出しに戻します。
その後、試合は膠着。均衡は崩れそうにありません。試合は終盤に向かっていきます。
13分4秒、東京都市がタイムアウト。
14分22秒、今度は東京学芸がタイムアウト。虚虚実実の駆け引き。
14分30秒、東京都市の山本が痛恨のフッキングの反則で2分間退場。これはいけません。
東京学芸は、ここで集中力を発揮。絶対唯一のパワープレーのチャンスを生かします。
14分44秒、渡邊、山下(藤枝東3)と繋いで金川がパックを東京都市ゴールに叩き込みました。喜ぶ東京学芸、氷上に倒れ込む東京都市。
残り16秒、東京都市はGK加茂田を氷上から上げ乾坤一擲の6人攻撃に出ますが薬石効なし。午後7時55分にタイムアップのブザーがなりました。
総シュート数は24-22で東京都市が上回りましたが、見事な第3ピりオッドでのパワーゴール2発で逆転した東京学芸の勝利でした。
それにしてもDiv.Ⅳの試合は面白い。すべて1点差です。優勝は東京理科に決まりましたが、まだまだ順位争いは縺れそう。括目して今後の対戦を待ちたいと思います。

20時ちょうどの電車で東大和を離れ東伏見に帰ったスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
Div.Ⅱ
筑波 7-0 日本医科(2-0、2-0、3-0)
駒澤 6-1 昭和(1-1、1-0、4-0)
Div.Ⅳ
独協 0-1 順天堂(0-0、0-0、0-1)
東京理科 2-1 成城(1-1、1-0、0-0)
東京都市 1-2 東京学芸(0-0,1-0、0-2)


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