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アイスホッケー関東大学リーグDiv.Ⅴ慶應義塾医学部vs.杏林戦を取材。

東京地方、異様な暖かさ。南風が吹き、朝と夜に小雨が降りました。

朝から週末取材したアイスホッケー8試合、サッカー1試合の記録を整理、ブログの記事を書いたり。
なかなか思うようには進みませんでした。

夜、8時30分に出発。
今宵は月曜日ですが東大和スケートセンターで関東大学アイスホッケーリーグ戦があったので取材に行ってみました。
カードはDiv.Ⅴ2の慶應義塾大学医学部vs.杏林大学戦です。
Div.Ⅴは8チームを二つに分けて1回戦総当たりでラウンドロビンを行い、その順位によって順位決定戦を行う方式です。すでに慶應医学部も杏林も2敗。つまりグループ最下位決定戦です。
が、今季初勝利」を目指す両チームの闘志を信じて取材に行きました。

西武新宿線で人身事故があったようで、リンクに着いたのは9時20分過ぎ。
いつものようにリンクに向かって左側の観客席に座っていたら、にわか杏林ファン(?)やらOBやらが大挙やってきて、座って取材出来なくなりました。
相も変わらず東大和での取材は過酷です。

ランク38位、オールメンバー9人の慶應義塾大学医学部のスターティングラインアップは、GK大橋(慶應4)。DF金子(東京学芸大付3)、牛田(筑波大付属駒場2)。FW水上(灘1)、川村(筑波大付4)、五十嵐(ラ・サール)。
対するランク43位、オールメンバー16人の杏林の先発は、GK遠田(海陽学園2)。DF小柴(実践学園4)、清水(青陵3)。FW金谷(本郷3)、迫中(有志国際2)、長谷(巣鴨5)。
午後9時40分、フェースオフで試合開始。

大応援団(?)の声援をバックに杏林、押し気味に試合を進めます。
双方、ショートハンドにならぬよう慎重に試合を進めていきます。
こうした拮抗した試合は、数的有利が出来たパワープレー時にゴールが生まれるもの。
8分23秒、慶應医学部の川村がフッキングの反則で2分間退場。杏林は最初のパワープレーのチャンス。しかし、慶應医学部がショートハンドで耐えました。
最初の15分間はスコアレスで終了。シュート数は1-10で杏林が大きくリードします。慶應医学部GK大橋の好守が光りました。

5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
試合の均衡は、なかなか崩れません。
1分49秒、慶應医学部の水上がトリッピングの反則で2分間ン退場。杏林、ここでもパワープレーのチャンスを生かせません。
チャンスを逃すと必ずピンチがやってくるのが勝負の綾。
11分15秒、杏林の小林元喜(明星2)がラッヒングの反則で2分間退場。劣勢の慶應医学部にとっては、この試合最初のパワープレーのチャンス。
ここでキルプレー中の杏林が痛恨のペナルティー。12分48秒に迫中がクロスチェッキングの反則で2分間退場。慶應医学部、5 on 3の大チャンス。
ここでオフィシャルにミス。試合に水を差してしまいます。杏林の迫中が背番号をオフィシャル側に見せながらペナルティーベンチに入っているのに、電光掲示のスコア―ボードに入力するのが遅れ、それに気が付かなかったレフェリーがパックを氷上に落としてしまったのです。
慶應医学部、まさに攻撃に出ようとしたとき、ブザーが鳴り、審判団がオフィシャル席に呼ばれ、しばし中断。
2人少ない杏林、ややパニくっていたのですが、この中断で落ち着きを取り戻します。
杏林は、なんとかショートハンドのピンチを乗り切り、第2ピリオッドが終了します。
シュート数は4-14でした。

12分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッドが開始されます。
試合は膠着したまま3ピリ中盤に入っていきます。
8分5秒、慶應医学部の牛田がトリッピングの反則で2分間退場。杏林はこの試合3回目のパワープレーのチャンス。すでに試合は1点勝負になる可能性が高い。ここで杏林はタイムアウトを取り、1点をゲットするために作戦を練ります。
しかし、ここでも慶應医学部はショートハンドで踏ん張ります。すると流れは再び慶應医学部へ。
10分36秒、杏林は痛恨のメンバーオーバー、ベンチマイナーペナルティーで2分間退場。ペナルティーボックスには尾崎(調布2)が入ります。
今度は慶應医学部にとって千載一遇のチャンス。ところが11分35秒、慶應医学部の五十嵐がパワープレー中にクロスチェッキングの反則。4 on 4になってしまいます。
12分36秒、杏林の尾崎がペナルティーボックスを出て、今度は杏林がパワープレーのチャンスに。
13分15秒、キルプレーを20秒残した慶應医学部はタイムアウトを取ります。
虚虚実実の駆け引き。
そのわずか8秒後の事でした。
13分23秒、杏林は小柴が慶應医学部ゴール前にパックを入れると、迫中が混戦の中粘ってパックを慶應医学部ゴールに押し込みました。さすがの慶應医学部GK大橋も止めることが出来ませんでした。やはり決勝点は、パワープレーから生まれました。
氷上、喜びを爆発させる杏林の選手たち。応援席は狂喜乱舞、もうお祭り騒ぎです。
残り1分17秒、慶應医学部は最後まで1点を諦めず攻撃に出ましたが、それ以上のゴールは生まれませんでした。
午後11時12分、タイムアップのブザーが鳴りました。総シュート数5-42。スコア0-1。杏林の粘りの今季初勝利でした。
それにしても慶應医学部GK大橋、41セーブは凄い。敗れたもののMVPをあげたい気持ちになりました。

1点を争う好勝負に、時間の経過を忘れていました。いつも乗る23時13分発には乗れず、23時32分小平行の電車で帰ってきました。
帰宅したのは、午後12時すぎ。
遅い夕食を摂り、早目に床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
慶應義塾大学医学部 0-1 杏林大学(0-0、0-0,0-1)

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