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日本陸連第6回ダイヤモンドアスリート認定式と日本サッカー史研究会を取材。

先々週の金曜日の15日から、連日の取材。週明けの今日はお休みを頂きたいところでしたが、午前中から取材の予定を入れてしまったため、9時には家をでました。

まずは、外苑前の日本スポーツオリンピックスクエア(JSOS)を目指します。
入り口近くで日本アイスホッケー連盟の細谷妙子さん(立教OG)にばったりお逢いしました。
「立教アイスホッケー部、5年ぶりの勝利おめでとうございます」と伝えると、
「やっぱりGKに経験者が入ったのが大きかったです。でも、なかなか選手が入ってくれないんで大変です」と言われていました。そうですね、あの手この手で有望な選手を集めないと。Div.Ⅰを維持するのは大変かもしれません。

10時30分からJSOSの14階にある岸清一メモリアルホール(NHK大河ドラマ「いだてん」に出てきたあの岸清一先生のご遺徳を記念して命名)で日本陸上競技連盟第6回ゴールデンアスリート認定式が開催され、その式典他を取材しました。
日本陸上競技連盟ゴールデンアスリートとは、6年前から日本陸連が制定したユース年代の強化システムです。
将来、日本陸上競技をしょって立つと思われる有望選手を選定、積極的に強化に乗り出した選手育成システムです。海外の国際競技会や海外留学など積極的に支援するなど派遣システムから語学研修、その他陸上競技以外のアスリートを招請して講演会を開くなど、広い意味でのアスリート要請を目指しています。過去ダイヤモンドアスリートに認定された選手の中には、すでに世界ジュニアやユニバーシアードなどで活躍している選手も多く、確実に実績を残しています。陸連が目論んだ育成システムの中では大成功している事業だと思います。
今回は、以下の8名がゴールデンアスリートに認定されました。
塚本ジャスティン惇平(100m/200m 東洋大1年)
クレイ・アーロン竜波(800m 相洋高3年)
中村健太郎(やり投げ 清風南海高3年)
海鉢泰輝(走り幅跳び 日本大1年)
出口晴翔(100mH 東福岡高3年)
小林歩未(100mH 筑波大1年)
鵜澤飛羽(女子100m/200m 築舘高2年)
藤原孝輝(走り幅跳び 洛南高2年)

カタカナの名前の選手が登場しているのは、今時ですね。この傾向は今後も増えていくでしょう。
認定書のプレゼンターは、ゴールデンアスリートのOBで現在もっとも活躍している橋岡優輝選手でした。
橋岡選手の激励の言葉の後、認定選手を代表しクレイアーロン竜波選手が決意の言葉を述べましたが、緊張していたせいか、何度も言葉に詰まりました。まあ、これも経験です。終了するころにスラスラ挨拶が出来るようになれば良いと思います。

同時に、今季でダイヤモンドアスリートを卒業して巣立っていく選手にも修了書が受理されました。
以下の5選手でした。
宮本大輔(100m/200m 東洋大2年)
井本佳伸(100m/200m 東海大2年)
高松智美ムセンビ(長距離 名城大2年)
藤井菜々子(競歩 エディオン)
長 麻尋(やり投げ 国士舘大2年)

藤井選手は、9月の世界選手権で女子20km競歩で7位に入賞しています。その他、世界陸上やユニバーシアードの日本代表が勢ぞろい。赫々たる成績を残しています。
藤井選手が選手を代表して挨拶をしました。
フォトセッション、囲み取材があって午前の部は終了。

このあと、関係者だけで懇親会があったようですが、メディアは仲間に入れさせてもらえません。こういう形が最近は増えました。むかしはマスコミ関係者も含めて懇親会が開かれて意見交換やザックばらんな取材が出来たのですが、最近はメディアは呼ばれず。残念です。われわれも陸上競技を盛り上げるために活動しているのですが……。どうも煙たがれているみたいです。
久しぶりにお会いしたカメラマンさんと最近のスポーツ状況について雑談。時間を潰しました。

12時30分から第2部。
ラグビーの前日本代表の広瀬俊朗氏を招き、ファシリテーターの為末大氏とゴールデンアスリートらによるディスカッション、リーダーシッププログラムが開催されました。
一番印象に残ったのは、アスリートから「負傷してトレーニングが出来ない時、どんな風に過ごすのがよいか?」という質問に対し廣瀬氏が答えた回答でした。
「もちろん、怪我をしていない部分をトレーニングすることは大切ですが、皆さんはエリートで裏方さんの気持ちはわからいないと思います。試合に出られない時には積極的に裏方に回って、どうやって自分が多くの人から支えられているか、そこを学ぶことも大切だと思う」
廣瀬さんは、4年前のワールドカップで日本代表主将でありながら1試合もベンチにも入れませんでした。しかし、日本代表の精神的支柱としてチームを支えた選手。発言に説得力がありました。
リーダーシッププログラム1部はフォトセッション、囲み取材があって2時過ぎに終了。この後行われた第2部は、メディア関係者は取材出来ず、JSOSを後にしました。

東京メトロを使って御茶ノ水に。
午後7時から日本サッカー史研究会があったので少し早目でしたが移動。3階の記者室は無線ランが飛んでいるのでPCを持ち込み6時過ぎまで作業をしていました。

午後6時30分過ぎに4階の会議室に移動、第110回日本サッカー史研究会に出席しました。
今日の講師は、講談社サッカー部時代お世話になった矢野透さん。演題は「日本女子サッカーの始まり」。
例によって会の詳しい内容は、個人のブログやSNSでは書くことが出来ません。参加者の紳士協定で決まっています。
年次を追って、女子サッカーの歴史を、何人制でプレーされたかとか、ボールの大きさとかにまで解説されました。詳しく資料を精査し、実際に当時の方からも取材されたようで貴重なお話であったと思います。
会は7時から9時まで。最後のア30分は、質疑応答に充てられましたが、蹴球亭さんこと佐藤氏が、
「今後の日本女子サッカーは、プロ化されるということだが、矢野さん個人はどう思われていますか」という質問は白眉であったと思います。実は、誰も質問しなければ私がしたかった質問です。
この回答も、ここでは書かないことにします。日本サッカー史研究会の方で発表されると思います。

サッカー史研究会は、今回が今年最後という事で、いつもは参加しないアフターファンクションに参加しました。
考えてみれば、もう忘年会シーズンですね。わたしにとって今年最初の忘年会。フリーのジャーナリストには、忘年会も遠い存在なので、貴重な飲み会。
11時30分くらいまで飲み放題食べ放題4000円で談論風発しました。

帰宅は日付代わって0時45分。また雨が降っています。
そんなスポーツ三昧でした。
<了>
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