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サッカーなでしこリーグ表彰式とアイスホッケー関東大学リーグ2試合を取材。

三連休の最終日。今日もお天気は良い。

3月21日に開幕した日本女子サッカートップリーグのなでしこリーグが11月2日に無事(今年はシーズン中に何度も台風に襲われましたから、本当にその感が強い)終了しました。
その表彰式が新宿のリーガロイヤルホテルであったので取材しました。
お天気も良いので自転車で1時間ちょっと、サイクリングしてみました。

このホテルでの開催、趣向は5年ほど続いています。例年に比べて少し取材陣の数も少ない。
今夏フランスで行われたFIFA女子ワールドカップで日本女子代表はベスト8止まり。やや、地盤沈下というか、社会的な注目度が落ちているのかもしれません。
今回の表彰式で田島幸三JFA会長がいわれたように、女子のプロ化も問題山積でしょうが、絶対に実現しなければならないでしょう。今のままではプレーしている選手がかわいそうです。

さて、なでしこリーグは日テレ・ベレーザが5連覇を達成。
今季は精神的な支柱である岩清水梓を負傷で欠き、一時は自力優勝の目が無くなるほどの苦戦でしたが、最終的には勝点3差の僅差で浦和レッズレディースを退けました。
ワールドカップ出場の日本代表が9人、田中美南(みな実に非ず)が4年連続の得点王、2年連続のMVPに輝く活躍。まあ、当然と言えば当然の結果ですし、日テレ・ベレーザの5連覇にケチをつけようというものではありませんが、一つのチームが勝ちてづけるのは如何なものか。
やはり協力なライバルがいて鬩ぎ合ってこそ発展もある、とも思うのです。
そこも、ここ数年の日本女子の停滞に繋がっているようにも思います。
今年からAFCでは女子クラブチャンピオンシップも開催されるそうで、日テレ・ベレーザには是非うち弁慶にはならず、海外で強化していただきたい。他チームも「打倒 日テレ・ベレーザ」を目指し、切磋琢してほしいものです。

今回、負傷離脱中の岩清水選手に特別賞が贈られました。事前に本人には知らされていなかったようで発表があった時は絶句、涙ぐんでいました。なでしこリーグも、なかなか心憎いことをしますね。
長年、日本の女子サッカーを支えてくれた岩清水選手。ご結婚されてママさんプレーヤーも目指したいと語っていました。これからの活躍も括目して待ちたいものです。

新人賞を受賞した三浦紗津紀さん≪INAC神戸レオネッサ¥)。
どこの三浦さんかと思ったら昨年まで早稲田ア女でプレーしていた三浦さんだったのですね。
2年前の台北ユニバーシアードでも取材しました。
DFとか後ろのポジションのプレーヤーが新人賞を受賞するのは珍しい。なでしこに進んでから彼女のプレーは見ていないのですが、今度ぜひ取材したいと思いました。
早稲田ア女の後輩たちのとっても励みになったことと思います。

8年前の今頃、それこそなでしこリーグの表彰式は立錐の余地もないほどメディアが押し寄せていました。なんとかあの光景をもう一度見たい、と感じたスポーツ三昧でした。

自転車で東伏見に戻ってきてDyDoドリンコアイスアリーナへ直行します。
着いた時は第4試合、Div.ⅠグループA法政vs.日本体育戦の第1ピリオッドが終わったところでした。スコアは3-1で法政が勝っていました。
途中からなので観戦記は書きませんが、両チーム、相も変わらず不用なペナルティーが多い。その後、法政は2ゴール、日本体育は1ゴールパワープレーでゴールを得ましたが、ゲーム展開はブツキレで見ていて面白くありません。
あまりに取材ノートに書き込む事が多くて、1ページでは足らなくならないかと心配したほどです。こんな緊張感のない試合をやっていては、日本学生ホッケーの将来が不安になってきます。
なんとかならないでしょうか。結局6-3で法政の勝ち。

第5試合はDiv.Ⅱ下位リーグ学習院vs.昭和の一戦です。
昨年度の1位、入れ替え戦で立教にPSS戦負けで残留した昭和は、すでに1次リーグ最下位が決定。下位決定リーグで負ければDiv.Ⅲ自動降格の可能性もある状態。学習院は初戦の昭和戦に2-0と勝ったもののエースの湯浅が試合終了間際にラフプレー、ゲームミスコンダクトペナルティーの判定を受け2試合出場停止。その影響で上智、筑波、日本医科に敗れてグループ4位に終わりました。
今季のDiv.Ⅱは筑波が全勝で首位、上智が2位、昇格組の日本医科が2勝2分1敗と善戦。3位以内を決めています。
ランク20位、オールメンバー21人の学習院のスタメンは、GK東原。DF佐々木(学習院4)、黒田(小金4)。FW大熊(学習院4)、田中祐(光泉1)、小堀(学習院4)。
ランク15位、オールメンバー14人の昭和のスタメンは、GK伊藤悠(学習院5)。DF石井(日大山形6)、半沢(本郷4)。FW平田(明治学園4)、金森(桜丘5)、宮坂(釜沢泉丘6)。
午後8時48分、フェースオフで試合開始。
今季、主力選手の卒業と部員数減少で苦戦してきた昭和でしたが、今日は出足から好調でした。
⒍分3秒、石井のアシストで平田がゴール、昭和が先制します。
7分1秒には宮坂(金沢泉丘⒍)がqトリッピングの反則で2分間退場。学習院はパワープレーのチャンスでしたが、ゴールを挙げることは出来ません。
チャンスを逃すとピンチが来ます。11分1秒、金森のパスを受けた大岩(福大大濠5)がゴール。0-2としてリードを広げて第1ピりオッドを終えました。シュート数は4-3と学習院がリード。
5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピりオッド開始。
47秒、昭和の伊藤圭(暁星5)がインターフェアランスの反則で2分間退場。学習院2度目のパワープレーのチャンス。これまでの学習院だとエース湯浅(光泉4)が一人でシャカリキにせめてゴールを挙げる印象でしたが、今日は自身が卒業してからの学習院を想定して、回りの選手が得点に絡むようにプランニングしているようでした。
6分6秒にも伊藤圭がホールディングの反則。学習院3度目のパワーゴールのチャンスでしたが、これも生かせません。
12分49秒、昭和のゴール成ったかと思われましたが、これはハイスティックのゴールと見なされノーゴールの判定。
13分6秒、学習院の工藤(成城4)が2分間退場。昭和はパワープレーのチャンスでしたが、これは生かせず第2ピリオッドが終了します。シュート数は9-6と学習院がリードします。
12分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
⒍秒のパワープレースタートの昭和でしたが、もちろんゴールは生まれず。
直後、ようやく学習院が反撃。28秒に工藤のパスを受けた湯浅キャプテンが左サイドからクロス。昭和DFが倒れながらパックをブロックしようとしますが、わずかに間に合わず逆サイドに飛び込んできた長野(学習院4)がゴール。1点差に追いつき、終盤に勝負の興味を繋ぎました。
こうなると追うものの優位。学習院のペースに試合は傾きます。
ところが5分44秒、昭和はカウンターアタックで反撃。石井のリターンパスを受けた金森が左60度遠目からスラップショット。学習院ゴールにパックが吸い込まれました。信じられないように天を仰ぐ学習院。大喜びの昭和。
この1点で試合の流れは昭和へ。昭和はそれほどリスクを賭けず時間を進めていきます。
13分59秒、学習院はタイムアウトを取り、最後の作戦を練りましたが薬石効なし。午後10時11分にタイムアップのブザーが鳴りました。総シュート数は18-14と学習院がリードしましたが、スコアは1-3。昭和が今季初勝利を会心の試合展開で決めた試合でした。
これで昭和は首の皮一枚、自動降格を逃れました。他力本願ながら駒澤を上回る展開に持ち込みました。駒澤との直接対決は、9日12時から東大和で行われます。

10時30分に帰宅。
遅い夕食を摂り、早目に床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
法政 6-3 日本体育(3-1、2-2、1-0)
学習院 1-3 昭和(0-2、0-0、1-1)


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