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サッカーJFL東京武蔵野シティFC vs.テゲバジャーロ宮崎戦を取材。

皇居から赤坂までのパレードには興味なし。
昨日は東大和の気温13度のスケートセンターで10時から20時近くまで8時間もアイスホッケー取材。
ということで、今日はお天気も良いしサッカーの取材をしようかと考えました。
早稲田ア女が関東大学女子サッカーリーグの最終戦でアウェーに行くか。
それともJFLご近所の武蔵野陸上競技場に行くか。
少し迷ったのですが、早稲田ア女のアウェーは帝京平成の八幡宿(五井の向こう)で遠すぎる。
東京武蔵野シティは、J3に昇格ギリギリの状態。ここはホームに行くしかない、と思い武蔵野市営陸上競技場に行きました(先週、池上監督からも「来週も絶対に来てくださいね」と釘を刺されていました)。
12時30,分に自転車で武蔵陸(ムサリク)へ向かいます。約15分で到着しましたが、競技場近辺が大変なことになっています。自転車が多いしお客さんが列を作っています。出店も出ていて、まるでお祭り騒ぎです。公式観客数は、5,284人。J3昇格条件の目標は、ホーム残り2試合で1万1000人だから、なんとか行けそうですね。観客数だけは。それにても良く集まったものです。

残り4節で勝点44の東京武蔵野。現在暫定4位。1位のHonda FCと2位のソニー仙台はアマチュアでJ3を目指しておらず、そこを除いた上位4チームがJ3昇格の最低条件。3位のFC今治が勝点46、4位が東京武蔵野の勝点44。5位のホンダロックが勝点38でちょっと差があります。でも安心、という感じじゃない。
けっこうメディアは「東京武蔵野、J3昇格有望」なんて騒ぎ始めているし、プレッシャーもかかり始めているようです。そんな中、暫定7位で勝点35のテゲバジャーロ宮崎との対戦になりました。

東京武蔵野シティFCのスターティングラインアップは、GK本田渉(新潟ユース)。DF大倉(水島工)、金守(四日市中央工)、寺島(流経大柏)。MF高(尚志)、岩田(川崎U-18)のダブルボランチ、右翼が大竹(流経大柏)、左翼が金井(鹿島学園)、トップ下が池田(麻布大渕野辺)、水谷(暁)。FW小林(流経大柏)。3:4:2:1の布陣です。(かっこ内)はユース年代の所属先。
対するテゲバジャーロ宮崎の先発は、GK石井(東海大翔洋)。DF青山(筑陽学園)、井原(神村学園)、岡村()、黒瀬(鹿児島中央)。MF徳永()、小野寺()のダブルボランチ、右翼が樽谷(金光大阪)、左翼が三島(福岡U-18)、トップ下が水永(宮崎日大)。FWサミュエル(ナイジェリア)。4:2:3:1の布陣です。(かっこ内)の国名は外国人選手の国籍。
午後1時、東京武蔵野のキックオフで試合開始。レフェリーは千葉直史氏。

前節から3バックで戦っている東京武蔵野。前の試合ではMF両翼をDFラインに吸収して5バックで戦う時間が多かったのですが、今節は右が上がれば左翼が下がる、左が上がれば右翼が下がるという釣瓶のように動き4バックにも近い形。しかし、リトリートして守りから入っています。
一方の宮崎は、個々の選手のポテンシャルが高く、フィジカルも強い。宮崎が試合の主導権を握る形になりました。
4分、宮崎の三島(アビスパ福岡)が初シュート。東京武蔵野GK本田渉がキャッチ。
中盤でターンオーバーを繰り返す一進一退の展開になります。
35分、宮崎は東京武蔵野のクリアーボールを右中間で井原が拾い左の三島に繋いでシュート。先制しました。
42分、東京武蔵野は前半で唯一の得点機を迎えます。右中間でフリーキックを得て金井がゴール前にクロス、宮崎ゴール前の混戦からGK石井がクリアしますが、小さくなった所を東京武蔵野の小林がヘディングシュートしますが上に外れます。
45分、宮崎はコーナーキックのチャンス。徳永が蹴ったボールを岡村がヘディングシュートしますが右に外れます。これは入れられていても仕方がないプレー。東京武蔵野はラッキーでした。
45+1分、東京武蔵野は金井が右サイドからクロス、ファーに走り込んだ小林がヘディングシュートしますが、宮崎GK石井がガッチリキャッチ。
そのままハーフタイムに入ります。

ハーフタイムで東京武蔵野の池上寿之監督(広島皆実)が動きます。FW小林を田口()に交代します。
後半8分、左中間からのアーリークロスを入れる東京武蔵野。これに反応した水谷がペナルティーエリア内で宮崎の岡村に倒されPK。絶好の同点機を迎えた東京武蔵野でしたが水谷が左に外してしまいます。
12分にも左中間から金井がクロス、水谷がヘディングシュートしますが、これもGK石井の正面に。
14分、ようやく宮崎も反撃。水永のパスを小野寺がシュートを放ちますが大きく右に外します。
試合後、宮崎の倉石圭二監督(国見)は、
「後半15分くらいに1点差で勝てると思い、サミュエルを一人前線に残し、5バックとその前に4人でボックスを作ってディフェンシブに戦うことにしました」と試合後のインタビューで語っていましたが、まったく攻めなくなりました。
18分、東京武蔵野はMF池田を鈴木(武南)に交代。
24分、宮崎はサミュエルにボールを預けてカウンターアタック。左サイドの三島がシュートまで行きましたが、東京武蔵野GK本田渉がパンチングで防ぎ事なきを得ます。
34分、宮崎は樽谷を内薗(アミーゴ鹿児島U-18)に交代。
41分、東京武蔵野は3枚目の交代カードを切ります。池田に替えて本田圭(新潟工)をピッチに送ります。
43分、右からのパスを受けた金井がシュートしますが、力が入りすぎて上に外れます。ゴールの枠にパスするような感覚のシュートが欲しいものです。
44分、宮崎はMF水永を川里(流経大柏)に交代。45+4分にもMF徳永を米澤(都城工)に交代。3枚目のカードを切り終えました。これらは作戦的な交代というよりも時間稼ぎでしょう。
アディショナルタイムは6分45秒、タイムアップを迎えました。

シュート数は13-7。東京武蔵野は勝点1を落としたような気分でしょう。
今年は、引き分けで終わりそうな試合を勝ちにしたり、負けそうな試合を引き分けにして勝点を積み上げてました。それが暫定4位、J3昇格圏にある大きな理由だと思いますが、その方程式が崩れてしまいました。
5位、6位のチームも引き分けて勝点は1しか縮まりませんでしたが、残3節で2勝(勝点6)ぐらいを積み上げないと苦しいと思います。
次節から2試合、アウェーでMIOびわこ滋賀、ヴィアティン三重と下位チームとの対戦になります。最終戦ホームのヴェルスパ大分との対戦にJ3昇格が懸かるようだとプレッシャーも相当なものになるでしょう。できればアウェーで2連勝(悪くても1勝1 分け)したいところです。
括目してアウェー戦の結果を待ちましょう。

この試合でレフェリーアセッサーを務められた植村久先生(2005年の日本高校選抜のヨーロッパ遠征で団長を務められ、その時に帯同取材した私もご一緒しました)から三鷹でアフターファンクションをしましょうとお誘いを受け、5時ころから談論風発。レフェリングのお話は元よりベルリンやら森鴎外の話まで多岐に進んで気が付けば午前様になってしまいました。8時間くらい杯を重ねたことになります。こんなに長時間飲んだのは久しぶりでした。いやはや、楽しかったです。

そんなスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
東京武蔵野シティFC 0-1 テゲバジャーロ宮崎(前半0-1)

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