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日本オリンピックアカデミー第203回コロキウムに出席。

前夜来の雨は、一日中降り続きました。久しぶりのまとまった雨でした。

雨がわたしを眠らせる。
こんな日は少し憂鬱になり、ベッドを離れるのが嫌になります。
雨の中買い物に行った以外は、夕方まで自宅で作業。

午後4時50分に家を出て、原宿の岸記念体育館に向かいます。
1964年に建てられた体育協会関係が集まって入っていたビルでしたが、2020年に外苑前に日本スポーツ協会プラザとして移転します。JOAアカデミーのコロキウムも、岸記念体育館での開催は今回が最終回の開催というわけで、大雨を押して出席してみました。

1階のスポーツマンクラブでの開催ですが、ここは懐かしい場所です。学生時代に尊師と仰いだスポーツ評論家の故川本信正先生のカバン持ちのようなことをしていた時期があり、柴田勝治さん、廣堅太郎さん、近藤天さん、田畑政治さん、古橋廣之進さんといった日本スポーツの推進者の方々の知己を得た所です。ここも今月いっぱいで閉鎖されるようです。お名残り惜しい。

さて、オリンピック・パラリンピックの映像を観ながら有識者と意見を交換するJOAコロキウムは、2002年のソルトレイクシティー冬季オリンピックの公式記録映画の前半を鑑賞しました。
監督は、記録映画の世界では有名なバド・グリーンスバン氏。1984年のロサンゼルス・オリンピックの映画は名作で、わたしも痛く感動した記録があります。その大会のスター選手や特筆する選手を取り上げてオムニバス方式で取り扱っていくのですが、その選手の大会前の姿や、個人的なインタビューを数多く使っていきます。おそらく、作品になっている数百倍の取材をして取捨選択をしているのです。無駄にした取材は無尽蔵だと思います。
その厳選された映像を繋げるわけですから感動しないわけにはいきません。目の付け方が違う面も大きいと思います。
作品は、聖火リレー、開会式から始まります。半年前にニューヨークで勃発した多重テロを想起した作り。ゼロポイントで発見された星条旗がフューチャされていました。聖火最終点火者は1980年レイクプラシッド・オリンピックのアイスホッケーで優勝した”ミラクル・オン・アイス”の選手たち。トランプ大統領が見たら大喜びしそうなアメリカン・ナショナリズムのオンパレード。
個人の取り上げは、まずバイアスロンのビョンダーレー(スウェーデン)。これは、あっさり短い。
次は、この大会で復活したスケルトンのラム・シュイ(アメリカ)。この競技は1924年と1948年のサンモリッツ(スイス)大会でのみ実施されており、シュイの父、祖父も出場しているという三代の物語。
3人目は、ヤニツァ・コステリッチ(クロアチア)。アルペン回転、大回転、複合の3種目で金メダルを獲得していますが、練習中の大けがを克服しての優勝。これまたケガの場面からリハビリ、入院時の映像まである物凄さ。彼女が金メダルを取っていなければ、全部お蔵入りになった映像です。
4人目はアイスホッケーのカナダの至宝グレン・グレツキー。彼はすでに現役引退していたわけですが、スタッフとしてカナダチームに参加しており、アイスホッケー王国の優勝を彼の目で追っていました。
今回の鑑賞はここまで。この続きは来月4日に新スポーツプラザでの開催での上映となります。

明日、循環器内科と内科クリニックの検診が重なっているわたしは、アフターファンクションには行かず失礼しました。

午後9時15分には帰宅。
夕食を済ませ、早めに床に就いたスポーツ三昧でした。


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