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サッカーW杯日本女子代表vs.オランダ戦と大学ジュニア早稲田vs.大東文化戦を取材。

昨夜は早めに就寝。早朝3時すぎに起床。

午前3時50分、フジテレビでLive放送が始まります。日本代表戦だけで良いのでコパ・アメリカも地上波デジタルで放送して欲しかったものです(放映権の関係はあるでしょうが、JFAがそれくらい放送局に斡旋してもらいたい)。とりあえずフジテレビさん、ありがとう。
グループリーグ、日本代表はアルゼンチンに0-0、スコットランドに2-1、イングランドに0-2。1勝1分け1敗の勝点4。やや不甲斐ない成績。今日からは負けたらおしまいの決勝ラウンド。1回戦はオランダ、準々決勝は中国vs.イタリアの勝者、準決勝は、たぶんドイツ。苦手のアメリカとイングランドは逆の山です。結果的には良い組み合わせになりました。

日本女子代表のスターティングラインアップは、GK山下(日テレ・ベレーザ)。DF清水(日テレ・ベレーザ)、熊谷(オリンピック・リヨン/FRA)、市瀬(マイナビベガルタ仙台)、鮫島(INAC神戸レオネッサ)。MF杉田(INAC神戸レオネッサ)、三浦(日テレ・ベレーザ)のダブルボランチ、右翼が中島(INAC神戸レオネッサ)、左翼が長谷川(日テレ・ベレーザ)。FW菅澤(浦和レディース)、岩渕(INAC神戸レオネッサ)。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。
一方のヨーロッパ・チャンピオン、オランダ女子代表の布陣は4:3:3。前回4年前のカナダ大会でも決勝ラウンド1回戦で当たり1-2で日本に敗れており、雪辱に燃えています。
会場はレンヌ。現地午後9時、ボルハス主審の笛で日本女子がキックオフし試合開始。

5分、オランダは左からクロス、ファンデハンデンがシュートしますが、日本の鮫島がブロック。
オランダが押し気味に試合を進めるなか、17分にスピッツェの蹴ったコーナーキックをニアのマルテンスがアウトサイドで押し込み菅澤の股下を通過したボールはゴールイン、オランダが先制します。
日本の初シュートは、岩渕のパスを受けた長谷川がワンタッチでの中央突破。トラップして最後は菅澤がシュートしますが右ポストに当ててゴールできません。菅澤という選手は、本当に動きの中のシュートが決まりません。菅澤をポストで使ってフィニッシュは岩渕とか長谷川、中島が決めるパターンにしないと得点の臭いはしません。
オランダ優勢で試合は推移しますが、日本も市瀬、熊谷が身体を張ってオランダの追加点を許しません。GK山下の前への飛び出しも積極的で有効でした。
43分、日本はワンチャンスを生かします。杉田からのパスを受けた岩渕が狭いスペースにパス、走りこんだ長谷川がGKと1対1になり冷静に決めました。1-1同点!
45分、オランダも自陣から2本のパスで日本ゴール前に待ち受ける二―デマンにパスを通しシュート。GK山下がキャッチして事なきを得ます。
アディショナルタイムは「3分」表示。3分28秒、ハーフタイムを迎えました。
日本女子、前半はオランダに押される時間が長がったのですが、43分の同点ゴールで生き返りました。後半も、ポゼッションを上げ、ボールを早く動かすサッカーをしてほしい。ボールは汗をかかないのですから。

一進一退の展開で後半は幕を開けました。
13分、日本は岩渕がクロス、杉田が菅澤にパスして菅澤がシュートしますが上に外します。
19分、中島がドリブルでオランダゴールに近づきシュート、GKがセーブ。
23分にオランダが先に動きます。クファンデサンデンをベーレンシュタインに交代。
25分、日本が絶対に決めたかったシュートが外れました。岩渕がヒールで残したボールをノーマークの長谷川がシュートしますが、右に外れます。
27分、日本の高倉間良くも動きます。MF中島を籾木(日テレ・メニーナ)に交代。籾木は負傷上がり、今大会初出場。
さっそく30分、籾木がチャンスメイクします。クロスを菅澤がシュートしますがオフサイドの判定。
31分にも籾木のパスを受けた岩渕が右サイドを切り裂きシュート。右サイドネットへ。
33分、久しぶりのオランダがチャンス、コーナーキックのボールを二―デマンがヘディングで折り返しますが日本DF陣がクリア。
35分、後半最大の日本のチャンス。岩渕が右の杉谷パス、杉田は右45度からミドルシュートを放ちますが、クロスバーに嫌われます。
36分にも左の長谷川を起点にショートパスを繋ぎ最後ぎ菅澤に。シュートしますがGKがセーブ。決めきれません。
37分、左から籾木がクロス、三浦がシュートしますが枠を捉えず。
40分、岩渕と菅澤がワンツーリターン、岩渕が上に外します。このプレーで岩渕は足をつってピッチを去ることになります。宝田(セレッソ大阪堺レディース)がピッチに入ります。
41分、まったく動けなくなったオランダ。ようやく選手交代。#4を#5に。日本のポゼッションサッカーの前に落城寸前でした。ロングボールを放り込むだけの戦術。本当に日本は1ゴール挙げれば勝てる展開でした。
42分過ぎからオランダが最後の反撃。ここでオランダが最後の力を振り絞っての猛攻。シュートをペナルティーア内で熊谷キャプテンが右腕で防ぎ、VARの結果ハンドの判定。オランダにPKが与えられました。熊谷にイエローカード(VARの後には出さないのが原則)が出されました。
このPKを45分にマルテンスが右に蹴りました。逆に飛んだ山下。残りはアディショナルタイム5分だけ。決定的な2点目が決まりました。
45+1分、日本はコーナーキックのチャンス。ゴール前混戦になりましたが、日本は焦りからシュートが打てずオランダボールに。
アディショナルタイム5分9秒、タイムアップを迎えました。

はっきり言って、日本女子の勝ちパターンの試合でした。あそこで1点を決めていれば。
やはり、このチームはストライカー不在。確実に「1試合1点」を取れるストライカーが居ませんでした。永里みたいなエースがいなかった。
なでしこリーグの得点王・田中美南(日テレ・ベレーザ、みな実に非ず)を外したのはどうだったのか。自国のトップリーグの得点王を代表に入れないのは如何なものか、とは何度も書きました。高倉監督と馬が合わなかったのでしょうか。ベテランの坂口夢穂(日テレ・ベレーザ)、宇津木瑠美(シアトル・レイン/USA)の出番もありませんでした。
ワールドカップ2011年で優勝、2015年に準優勝、2012年ロンドン・オリンピック銀メダルの栄光は完全に過去のものになりました。
2016リオデジャネイロ・オリンピックには出場権を逃した日本女子。来年の東京オリンピックは開催国枠で出場できるわけですが、今のままでは決定力不足。ベスト8も難しい。
それにしてもヨーロッパ勢は強い。ベスト8でアメリカ以外は全てヨーロッパ勢。かつてはベスト8に3チームが食い込んだアジアは地盤低下。ベスト8はゼロに終わりました。

昨日以上に疲れました。
午前中は睡眠。

お昼過ぎに起きたものの。昨日のコパ・アメリカのグループリーグ敗退。そして今日の女子ワールドカップの敗退。後藤健生さんがおっしゃるように、日本サッカーのレベルは上がっているのかも
しれないが、結果がU-20ワールドカップから一つも結果が出ていない。
これでは、駄目です。何かが足りない。
それを考えていると憂鬱になってきます。

お昼過ぎから、来週に締め切りが迫っている東京オリンピック2020チケット購入作業を済ませ、支払いも完了。お金が無くなりました。
作業は、申し込みと同様、たいへん煩雑でした。今の若い人には簡単な事かもしれませんが、おじさんにとっては大変な作業。一つでも操作を誤ると先には進めません。
こんな方法しか無かったのか。
それにカードを使わずに現金払いにしたら手数料2000円も取られました。
銀行もそうですが、なんでも手数料。こちらは面倒くさい作業をしているのに、組織委員会は損をしないようになっている。
だいたい昨今は、チケットを前売りで買っても手数料を別途取られる。本来、チケットの定価に含まれるべきものです。
だんだん、世の中の常識が壊れているような気がします。

夕方、自宅裏の早稲田大学に赴き、大学対抗ジュニアリーグ、早稲田大学ア式蹴球部vs.大東文化大学体育会サッカー部戦を取材します。
今季、早稲田大学ア式蹴球部は、トップチームが関東大学リーグで、2ndチームは関東リーグで下位に低迷しています。唯一、ジュニアは第6節まで暫定2位で優勝争いに加わっています。
ただ、勝つだけではなく、トップチームのリザーブ選手主体で戦う試合もあり、新入部員だけで戦う試合あり、時々に応じて強化のためにメンバーを編成して戦っています。
今日はどんなメンバーで戦うのか。楽しみにして午後6時30分にグラウンドに行ってみました。

ここまで4勝1分1敗の早稲田大学ア式蹴球部のスターティングラインアップは、GK公文(東京農大一2)。DF森岡(岡山学芸館4)、野牧(市立浦和4)、安達(札幌大谷1)、森本(浦和東3)。MF小林俊(東工大科技1)、中村亮(静岡学園1)のダブルボランチ、右翼が戸苅(市立浦和1)、左翼が中津留(大分上野丘1)、トップ下が中山(日章学園3)。FW鈴木((FC東京U-18・3)。4:2:3:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先、数字は学年。試合前に配布されたメンバー表では、中山が北本(暁星1)になっていました。試合後、早稲田大学ア式蹴球部のホームぺージを確認したところ、戸苅は「練習生」になっていました。
対する大東文化大学体育会サッカー部は、まだ2試合しかジュニアリーグ戦を消化しておりません。1分け1敗も勝点1で10位です。トップチームは東京都大学リーグ1部で戦っており、暫定7位です。先発は、GK丸山(松商学園3)。DF小泉(川崎U-18・3)、高嶋(白井4)、鈴木(成立学園4)、小堀(青森山田4)。MF岡村(札幌大谷4)、一関(習志野4)のダブルボランチ、右翼が藤枝(かえつ有明4)、左翼が江幡(常磐大学4)。FW中林(市立船橋2)、徳本(昌平1)。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。早稲田は1年生が5人起用していますが、大東文化は4年、3年主体のチームです。

予定より3分早く、午後6時57分に平野智輝レフェリーの笛で早稲田がキックオフ、試合開始が始まります。
早稲田は、DFラインからボールポゼッションしつつ、隙あらば左右のオープンスペースにボールを散らし、大東文化ゴールに迫ります。
開始5分、守りの集中力が高まり切らない大東文化を強襲、鈴木がゴールを決めて先制します。
しかし、その後は一進一退の展開になり均衡が保たれます。
25分過ぎから大東文化は、中盤をロングボールで省略し反撃に出ます。
28分、自陣からのフィードを徳本が追いつき早稲田DFと競り合いシュート。右サイドネットの外に突き刺さります。
30分、再び自陣からのフィード、早稲田GK公文が飛び出しますが処理できず、岡村が公文と入れ替わりシュート。惜しくも右に外れます。
得点機はそのくらいか。アディショナルタイム12秒、ハーフタイムを迎えます。

ジュニアリーグでの途中交代は原則6人まで、となっていますが、試合前に両チームと審判団の了解があれば、前もって登録されたリザーブメンバーであれば何人でも交代できます。早稲田の外池監督は、登録してあった10人のメンバーを全員出場させました。
後半の布陣は、GK宍戸(桐光学園1)。DF倉田(草津東2)、佐藤航(早大学院2)、松浦(エストレラ姫路U-18・2)、楠(本郷3)。MF高橋(長良2)、中村亮のダブルボランチ、右翼が中村直(筑波大駒場1)、左翼が秋元(早稲田実2)、トップ下が北本(暁星1)、吉岡(早稲田実1)。
大東文化の加藤嗣夫監督も4選手を入れ替えました。DF鈴木を今井(ふじみ野)に、DF小堀(武蔵越生2)に、MF一関を尾崎(武南2)に、FW徳本を額川(青森山田2)に交代します。
後半は大東文化のキックオフで試合再開。

後半も一進一退の展開。
21分、早稲田は大東文化陣深い位置でフリーキックを得ます。ペナルティエリア左から中村亮が蹴ったキックはファーまで届くクロスに。混戦から早稲田がシュートを放ちますが上に外れます。
25分すぎ、大東文化のDF高橋が負傷。野島(大成3)が代わってピッチに入ります。
試合は膠着した状態になり、これ以上ゴールは生まれないような雰囲気が流れる中、早稲田のディフェンスのプレッシャーが緩んできました。
そんな時でした。大東文化がカウンターアタック。右からクロスが入り藤枝の一振りが同点ゴールを生みました。早稲田にとっては晴天の霹靂といった感じの失点。
大東文化は、この隙をつきます。40分、畳み込むようにバイタルエリアから岡村がミドルシュート。物の見事に決まりました。大東見事な2ゴール、4分間で試合をひっくり返してしまいました。
これで目が覚めたのか、早稲田も反撃を開始。自陣から早めににボールを放り込んで大東文化ゴールに迫ります。
44分、自陣からのフィードをHPに「練習生」とある中村直が受けて右45度遠目からシュート。大東文化ゴールに吸い込まれました。大東文化DFは「オフサイド」をアピール。平野レフェリーは、アシスタントレフェリーに確認の上、早稲田ゴールを認めました。2-2と再び試合は振り出しに。
アディショナルタイムは「2分」表示。
45+2分、大東文化は遠目からシュートを放ちますが、これはGK宍戸が横っ飛びしながらがっちりキャッチ。
アディショナルタイムは3分22秒、タイムアップを迎えました。
早稲田、早めに2点目を奪っていたら楽勝の試合でしたが、とどめをさせないまま逆転され、苦しい試合になりました。しかし、最後に追いついたのは良かったと思います。
大東文化は、この試合に臨むにあたり、そうとうな覚悟があったような感じ。最後まで勝負を諦めない姿勢は立派でした。
両チームの戦いぶりを今後も刮目して待ちたいと思います。

買い物を済ませ、9時すぎ帰宅。
早めに夕食を済ませ、早めに床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
日本女子代表 1-2 オランダ女子代表(前半1-1)

第29回大学対抗ジュニアリーグ第7節
早稲田大学ア式蹴球部 2-2 大東文化大学体育会サッカー部(前半1-0)





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