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サッカー関東大学トーナメント準々決勝2試合を取材。

雨が降らないものの厚い雲に覆われた東京地方。
今日は、関東大学サッカートーナメントの3回戦(準々決勝にあたる)開催日。西が丘と味の素スタジアム西で2試合ずつ行われましたが、明治vs.中央と順天堂vs.駒澤の2試合が行われた西が丘に行くか筑波vs.法政と拓殖vs.立正が行われた味スタ西に行くか迷ったのですが、ユニバーシアード代表選手が多数いる筑波が見たくて味スタ西に行くことにしました。

10時45分に自宅を自転車で出発。キックオフの11時30分ギリギリに競技場到着。取材に入ります。
第1試合は、現在関東大学リーグで3位の筑波vs.6位の法政の対戦です。
1回戦で大東文化に2-0、2回戦は東海を9-1で破り3回戦に進んできた筑波大学蹴球部のスターティングラインアップは、GK阿部(新潟U-18・4)。DF井川(札幌U-18・2)、森 侑(大宮ユース1)、角田(前橋育英2)、知久(國學院久我山3)。DF高嶺(札幌U-18・4)、渡邊(浦和ユース3)のダブルボランチ、右翼が山原(JFAアカデミー福島2)、左翼が岩本(ガンバ大阪ユース1)、トップ下が加藤(柏U-18・2)。FW森 海(柏U-18・1)。4:2:3:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先。もともと教員養成の学校だった筑波の選手のスタメンのうちクラブ出身者が9人もいるのが驚きです。GK阿部、DF角田、MF山原の3人がユニバーシアード代表です。同代表の三苫(川崎U-18・4)はU-22日本代表としてツーロン国際大会に遠征中、山川(神戸U-18・4)は不在です。
対する法政大学体育会サッカー部は、1回戦で神奈川に1-0、2回戦は早稲田に2-1と辛勝し3回戦に進んできました。先発は、中野(徳島ユース3)。DF宮部(法政二3)、関口(新潟明訓3)、加藤(広島ユース4)、高木(法政二3)。MF佐野(清水ユース3)、長谷川(大宮ユース3)のダブルボランチ、右翼が紺野(武南4)、左翼が森(栃木ユース4)、トップ下が平山(三菱養和SCユース3)。FW松澤(浦和ユース4)。4:2:3:1の布陣です。ユニバーシアード代表の上田(鹿島学園3)は、日本代表としてコパ・アメリカ出場のためブラジルに遠征中です。
午後11時30分、川原雅之レフェリーの笛で筑波がキックオフ、試合開始。

両チームともボールポゼッションを高めパスを繋いで相手ゴールに迫る理詰めのサッカー。しかし、変にディフェンシブになることもなく攻撃的サッカーを披露してくれました。
一進一退の攻防が続いたあと、20分過ぎ辺りから相手ゴールに迫る攻めが出てきまいた。
20分、左サイドの渡邊がクロス、森 海がヘディングシュート、法政GK中野の正面に。
32分、右サイドからのクロスを松澤がシュート、上に外れます(外すほうが難しいシュート)。
37分、法政がチャンスを生かします。左サイドの長谷川からのパスを受けた森 俊のクロスを中央の松澤が左足でシュート。ゴールに突き刺さり法政が先制。
そのままアディショナルタイム1分8秒、ハーフタイムを迎えます。シュート数は1-4。GKが4-1、CKが1-2でした。

後半も両チーム同じイレブンでスタート。
1点を追う筑波が反撃に出ます。5分のシュートはクロスバーに阻まれます。
9分、法政の長山監督が動きます。FW松澤に替えて佐藤(札幌U-18・2)をピッチに送ります。
11分には筑波の渡邊が左サイドの山原にパス、ドリブルでゴールライン近くまで進んでクロス、これを法政DFがオウンゴール。筑波が1-1に追いつき試合を振り出しに戻します。
直後に筑波の小井土監督も動きます。MF加藤を池谷(札幌U-18・4)に交代。
14分にも筑波は森 海が長躯ドリブルシュート、法政DFがクリアします。
15分、法政はMF平山を田中(浦和学院2)に交代。
19分、法政がカウンターアタック。右サイドの関口が中央の長谷川へパス。長谷川の縦へのスルーパスを佐藤が走りこんでシュート、再び法政が1-2とリードします。
しかし、1分後に筑波もすぐに反撃、中央の岩本が右サイドの山原にパス、山原がクロスを上げて中央に待つ森 海がシュート。電光石火の攻撃で再び同点に追いつきます。
22分、筑波はDF角田を三浦(東京ヴェルディユース1)に交代。
29分、筑波はコーナーキックのチャンス。山原の蹴ったボールはゴール前の混戦に。法政DFがなんとかクリア。
30分にも右サイドからのクロスを森 海がヘディングシュート、法政GK中野がキャッチ。
32分、法政はMF長谷川を大西(磐田U-18・4)に交代。
35分には右サイドからのクロスをシュートまでもっていきますが、これもGK中野がキャッチ。
41分、筑波はゴールキックを起点に速攻。右サイドからクロスを上げますが森 海のシュートは左に
外れます。筑波、押し込みながら決勝戦を奪えません。
45分、筑波はFW森 海を窪田(星稜3)に交代。
アディショナルタイム4分28秒、後半戦が2-2のまま終了します。

大会規定により10分ハーフの延長戦に入ります。
最初の10分間は、あっという間に過ぎました。アディショナルタイム17秒。
延長のハーフタイム、筑波はMF岩本を手塚(栃木ユース3)に、法政も途中交代出場したMF田中を竹本(成立学園3)に交代。最後の10分間に臨みます。
延長後半は、法政が一方的に攻め込みました。
5分、勝ち越しの最大のチャンスが来ます。右サイドをドリブルで切り裂いた関口がクロス、中に詰めた佐藤がドンピシャのタイミングでヘディングシュートしますが、不運にも筑波GK阿部の正面に。なかなか決勝点は生まれません。
7分にも右サイドから竹本がクロス、佐藤がシュートしますが上に外します。法政は勝機を決めきれませんでした。
延長後半のアディショナルタイムは無し。2-2の引き分けのため大会規定により準決勝進出チームをPK方式で決めることになりました。

先蹴りは筑波。
1番手は高嶺。左に落ち着いて決めました。対する法政は紺野、右にきっちり決めます。
2番手は筑波が渡邊、難なく成功。法政は途中交代出場の竹本が蹴りましたが左ポストに当てて失敗。
3番手は筑波が山原。右に蹴り法政GKが触りますがゴールイン。法政の3番手は高木、右に蹴って成功。
4番手は筑波が池谷。右に蹴るとGKは逆に飛びゴールイン。法政の大西も決め4-3で5番手に。
筑波、知久がプレッシャーがかかり左に蹴りますが、法政GK中野がストップします。法政は加藤主将が左に蹴ってゴール。PK方式も4-4のまま延長サドンデスに入ります。
その後、筑波は手塚、窪田、井川、三浦が決め、法政も宮部、関口、森、佐藤が決め8-8。
ついに10番手にはGKが登場。筑波・阿部、法政・中野が決め一巡します(片方のチームが退場、もしくは負傷などの理由で人数が少なくなった場合は、少ない選手数のチームに合わす)。
二巡目の11番手、筑波の高嶺、法政の紺野も成功。
12番手の筑波・渡邊が成功、法政は一巡目に失敗している竹本が今度は成功。
そして13番手、筑波の山原が決めた後、法政の高木が上にふかし失敗。12-11で決着が着きました。
筑波がベスト4、準決勝に進出。法政は敗者復活戦に回ることになりました。
いやはや、なかなかの好勝負でした。シュート総数は12-11。GK11-4。CK3-8。数字的にはやや法政が上回りましたが、筑波が勝者扱いになった試合でした。

第2試合は、現在のところ関東大学2部5位の拓殖vs.1部2位の立正の対戦です。少し力の差があるかと思われましたが、これまた好勝負になりました。
1回戦で延長の末2-1で日本体育を下し、2回戦では4-1で桐蔭横浜に快勝した拓殖大学麗澤会体育局サッカー部のスタメンは、GK田中アキ(習志野4)。DF筌口(習志野4)、今井(東京学館4)、西山(静岡学園4)、金井(帝京長岡4)。MF奥村(武南3)、清水(尚志4)のダブルボランチ、右翼が池田(習志野4)、左翼が青木(町田ユース3)、トップ下が長尾(静岡学園4)。FW田中 幸(東海大甲府2)。4:2:3:1の布陣です。
対する立正大学体育会サッカー部は、1回戦で中央学院を3-0で、2回戦では国士舘を2-1で破って3回戦に進出してきました。先発は、GK渡辺(帝京4)。DF吉野(帝京三4)、中塩(浦和ユース4)、今村(市立船橋4)。MF半田(市立船橋3)、干川(前橋商4)のダブルボランチ、右翼が鈴木(矢板中央3)、左翼が田中(桐生第一2)。FW右が藤森(上田西4)、左が人見(矢板中央4)、トップが見原(新潟西4)。3:4:2:1の布陣です。
第1試合が延長、PK方式になったため予定より45分遅れて午後2時45分、増山舜レフェリーの笛で拓殖がキックオフ、試合が開始されました。

続く


[結果]
筑波大学蹴球部 2-2 法政大学体育会サッカー部(0-1、2-1、0-0、0-0、PK 12-11)
拓殖大学麗澤会体育局サッカー部 2-3 立正大学体育会サッカー部(0-3、2-0)


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