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Xボウルプレスカンファレンスとアイスホッケー関東大学リーグDiv.Ⅴ慶應医学部vs.工学院戦を取材。

朝から雨が降って寒い東京地方。

雨がわたしを眠らせる。
週末のアイスホッケー、サッカー取材に疲れてゆっくり起きました。
それでも11時過ぎに出かけます。

午後1時から、東京ドームホテルで、12月16日(月)に行われるアメリカンフットボール日本社会人選手権決勝戦”X BOWL"のプレスカンファレンスがあったので取材に行きました。
今年の対決は、パナソニック・インパルスvs.富士通フロンティアーズになりました。
今季からXリーグの方式が変更になり、8チームが総当たりのラウンドロビン(いわゆるリーグ戦)を戦いベスト4が準決勝に進出するシステムに変わりました。つまり、この両チームもすでに戦っており、その時は45-27で富士通が勝っています。
パナソニックは、総当たり戦で2敗を喫しましたが、準決勝でオービックシーガルズを24-14で破りXボウルに進出してきました。
一方の富士通は、ラウンドロビンで全勝1位通過、準決勝もエレコム神戸ファニーズを31-13で完勝。危なげなくXボウルに進んできました。
圧倒的に富士通の優勢が予想されますが、主力QBハドソン・マイケルが負傷したためXボウルには欠場するとのこと。これがどう影響するか?
一方のパナソニックは、一戦一戦調子を上げてのXボウルに進出してきただけに、伸びしろがあります。
この両チーム、過去Xボウルで2戦していてパナソニックが2勝しています。今回はどうか?
受付で、なかなか良くできた資料を頂きました。
さすがにアメリカンフットボール。統計的な資料がばっちりです。
両チームとも監督、キャプテンが来場。コメントを述べ、質疑応答に答えてくれました。例年、質問が全く出ないカンファレンスですが、今回はフットボールマガジンの記者の方が代表質問(?)してくれたので、名実ともに充実したプレスカンファレンスになりました。
フォトセッションの後、軽食を食べながら自由に監督選手に質問が出来る気軽なランチパーティー。こういう雰囲気が良いですね。
他のスポーツイベントも見習ってほしいものです。
けっこう、監督さんやキャプテンは、ざっくばらんに面白い話を提供してくれるものです。
約1時間、楽しい時間を過ごせました。

パーティーの後は、ドームホテルにお勤めの旧知の川本峰男さんに連絡し、1階のロビー喫茶で久闊を叙しました。
3時すぎ、ドームホテルを後にし帰宅。

夜は、東大和スケートセンターへ。
今宵は関東大学アイスホッケーリーグDiv.Ⅴ7・8位決定戦、慶應義塾医学部vs.の工学院の一戦を取材しました。このボトムの対戦、どうでも良いと思われる方も多いかとも思われますが、ボトムの試合を見ることで現在の関東大学アイスホッケーのレベルを知れるとも思うのです。
それに、かつてはDiv,Ⅱにいたこともある慶應義塾医学部が、どんな戦いを見せてくれるのかも興味がありました。
ともかく、こういう試合も取材しないと、関東大学アイスホッケーは語れません。

いつものように西武柳沢20時51分発の拝島行に乗車し、東大和市に。
21時20分にはスケートセンターの観客席に着席。
21時30分、練習開始時間になっても選手が現われません。
もしかして、なんらかの事情で試合がキャンセルになったのか?
2、3分後、ようやく選手が現われる。役員の方が、
「練習用のパックがバケツに入っているから、それで早く練習始めて」と指示出し。
ノンビリしたものです。

ランク37位、オールメンバー10人の慶應義塾医学部のスターティングラインアップは、GK大橋(慶應4)。DF金子(東京学芸大付3)、楢葉(慶應4)。FW村津(筑波大付駒場)、川村(筑波大付4)、永見(麻布1)。
対するランク43位、オールメンバー9人の工学院の先発は、GK山本(札幌国際情報3)。DF小久保(小坂井2)、山出(麻布大付3)。FW根橋(成立学園3)、松岡(拓大一4)、豊田(工学院3)。
21時43分、フェースオフで試合開始。
オールメンバーもほぼ同人数、実力も離れていないという事で、パックが両陣営を行きかう試合展開、なかなか得点に至るような形が作れない両チーム。
8分3秒、慶應医学部の川村が放ったシュートは、ゴール左に外れますが、ゴール裏のボードに跳ね返ってきたパックが工学院ゴール前に。そのパックをゴール前に詰めた五十嵐(ラ・サール1)が押し込んで慶應医学部が先制します。
ここまで今季慶應医学部の試合は2試合見ていますが、これほど良い形でシュートを放ったのは初めて。やはりシュートは打たないと話になりません。外れたシュートがアシストになるのです。
9分3秒、慶應医学部のCFW川村が見せます。Div.Ⅴの間では密かに評判になっている川村のフェースオフの上手さが、ここで得点に繋がります。工学院ゴール近くでのフェースオフ、川村のパックがこぼれた所、川村自身がシュート。見事なゴールが決まります。慶應医学部が2-0とリードを広げます。
12分15秒、その川村がフッキングの反則で2分間退場。工学院は最初のパワープレーのチャンスを迎えましたが、生かせません。
最初の15分間はこのまま終了。慶應医学部の卒のない攻撃が目立ちました。シュート数は7-5と慶應医学部がリード。

5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
一進一退の攻防が続きます。
⒍分30秒、慶應医学部の渡邊(新潟2)がインターフェアランスの反則で2分間退場。工学院、2回目のパワープレーを利して得点を挙げます。慶應医学部は、ショートハンドにも関わらずフォアチェックをかけたまでは良かったのですが、少し前がかりになりすぎました。工学院はカウンターアタック。8分15秒に豊田のアシストで松岡がシュート。1点を返します。パワープレーで得点を挙げる由緒正しきアイスホッケー、Div.ⅠグループAのチームに見せたいようなゴールでした。
13分6秒、慶應医学部の中田(筑波大付駒場2)がトリッピングの反則で2分間退場。工学院、3回目のパワープレーのチャンス。慶應医学部は必死でキルプレーを耐えました。第2ピリオッドは2-1のまま終了。シュート数は4-9と工学院がリード。

12分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
工学院はパワープレーでのスタートでしたが、6秒は短すぎました。
両チームともオールメンバーが少なく2セット回しが出来ない布陣。疲労が蓄積されて徐々に動きが悪くなってきます。
8分30秒、慶應医学部の楢葉がトリッピングの反則で2分間退場。工学院が同点に追いつく唯一のチャンスであったと思いましたが、これを生かせず。
両チームともタイムアウトを取るわけでもなく、GKを氷上から上げて6人攻撃を仕掛けるわけでもなく、無策のまま15分間が終了しました。
レフェリー、オフィシャル、そして選手のキビキビした試合進行で23時3分にタイムアップのブザーが鳴ります。スコア2-1、総シュート数は32-17。妥当な結果かもしれませんが、ボトムの試合にしては、なかなかの好勝負であったかと思います。
慶應医学部は、松崎選手が学窓を去りますが、あとは全員が来季に残ります。大学の近くには明治神宮外苑のスケートリンクもあるので、時間を見つけてはスケーティングの練習をすると良いと思います。アイスホッケーの基本は、やはりスケーティング。再びDiv.Ⅱ昇格を目指して頑張りましょう。それとともに、この今季初勝利は、先日が誕生日であったOBの服部光男先生に対する良いお誕生日祝いになったように思います。
工学院も松岡選手が学窓を去りますが、後の選手は来季も活躍できます。今年度は全敗に終わりましたが、来季は1勝を目指して頑張りましょう。観覧席に飾ってあった旗を見ると、創立50年以上の名門クラブです。伝統を絶やすことないよう活動続けることをお祈りします。それが関東大学アイスホッケーリーグの底力であるように思えます。

23時13分の電車で帰宅しました。
今日はお昼のパーティーで食べすぎたので夕食は軽め。
早目に床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
慶應義塾医学部 2-1 工学院(2-0、0-1、0-0)

この結果、慶應義塾医学部が7位、工学院が8位。


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