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サッカーEAFF E-1選手権2日目。日本女子代表vs.中華台北戦を取材。

7時起床。今日も雲一つない韓国晴れ(?)。

朝のルーティーンだけ済ませ、PCでYouTubeを見る生活。
今日は2002年アジア競技大会の開会式を見たのですが、ダイジェスト版しかなく、知らない間に2014年のインチョン・アジア競技大会の開会式になってしまいました。大嫌いな開会式です。なぜなら、演出がスポーツの祭典というよりK-POPの祭典みたいで、聖火の最終点火者が「チャングム」の女優という有様でした。もう、スポーツは何処へいったのか、という韓国エンタの押し売りみたいな開会式でした。
その点、2002年釜山大会の開会式は良かった。統一コレアの選手団行進は圧巻でした。
まあ、そんなことで午前中は潰れました。
昨日の日本代表vs.中国代表の試合もYouTubeにアップされていました。早いですね。

シャワーを浴びて、昨夜ホテルの前のコンビニで買ったシェーバーで髭を剃りサッパリし、12時過ぎにホテルを出発。
まず西面のロッテデパートに行って書類の整理用にファイルを買おうとしたのですが、ここのデパートはブランド品のオンパレード。定価の安い文房具などは置いてありません。近頃、日本のデパートにも行っていないので分かりませんが、今時のデパートはこういうものなのか。なんでも置いているから百貨店というのでしょうに。
あきらめて試合会場の釜山アシアドメインスタジアムに向かうことにします。
ヨンサンという駅で3号線に乗り換え二つ目の総合運動場から歩くのですが、ちょうど広島アジアのメインスタジアムと同じで坂を登らねばなりません。過酷です。
やっとスタジアムに着いたと思ったらメディアエントランスは逆側というではありませんか。巨大なスタジアムを半周し階段を降りるとようやくメディアエントランスがありました。
メディアルームは広めでゆったりしていましたが、時計を見たら3時。早目に宿を出たのに、スタジアムにはキックオフ1時間20分前になってしまいました。考えてみれば昼飯を食いそびれた。「腹減った」と思っても、メディアルームにはチョコパイくらいしか食べ物が無い。

すぐにメンバー表が配布されました。
日本女子代表のスターティングラインアップは、GK池田(浦和レディース)。DF清家(日テレ・ベレーザ)、三宅(INAC神戸レオネッサ)、南(浦和レディース)、遠藤(日テレ・ベレーザ))。MFアンカーが松原(ノジマステラ神奈川相模原)、右翼が中島(INAC神戸レオネッサ)、左翼が栗島(浦和レディース)。FW 岩渕(INAC神戸レオネッサ)、小林(日テレ・べれーザ)、田中(日テレ・ベレーザ)。4:3:3の布陣です。(カッコ内)は所属チーム。
対する中華台北は中盤ボックスの4:4:2の布陣。監督は日本人の。越後和男さん。北朝鮮が出場辞退したため急きょ参加することになり、準備期間は短かったようです。
今回も漢字の姓名は不明です。GKツァイ。DFパン、リ・ペイジュン、ジョー、リ・ワンチン、MFワン、ランのダブルボランチ、右翼がジュオ、左翼がパオ。FWティン、スー。
午後4時22分、中華台北のキックオフで試合開始。

へんにリトリートせず、普通のサッカーをしていた中華台北。好感が持てましたが、そのおかげで日本女子はたくさんゴールを挙げることが出来ました。
4分、日本女子コーナーキックのチャンス。ヘディングシュートがゴール枠内に飛びましたが中華台北GKツァイが好セーブを見せます。
7分、早くも均衡が破れます。岩渕がバイタルエリアを右から左へドリブルしてシュート。右隅に吸い込まれます。1-0。岩渕がキャプテンマークをまいていました。気が付けば2011年ワールドカップに最年少18歳で参加した彼女も、唯一の優勝メンバーになっていました。
9分には縦パスを受けた田中がポストプレー、振り向いてシュート。2-0。
17分には小林がシュート、右ポストに当たってゴールイン、3-0。
しばらく試合は膠着しましたが、38分に田中が中央でポストプレー。中華台北DFに抱き付かれてペナルティエリア内で倒されPKに。これを田中自身が決めて4-0。
45分には左中間のフリーキックをポストプレーで落として松原がシュート。5-0。早稲田ア女OGで台北ユニバーシアードの代表です。早稲田ア女では、ボランチやセンターバックでプレーした彼女。成長しました。
アディショナルタイムは「1分」表示。グアム出身のエスピリッツ主審がハーフタイムを宣します。

ハーフタイムで高倉麻子監督が動きます。左サイドで起用した遠藤を林(日テレ・ベレーザ)に、FW田中を池尻(韓国・水原WFC)に交代します。
メディアセンターに戻ったら、今日もお弁当が届いていました。早速、昼食としていただきます。

後半も中華台北は同じメンバーで同じ戦い方。
10分、後半から代わって入った池尻がペナルティーエリア内で倒されPK。池尻自らが決めて6-0。
13分、中華台北の越後監督が最初の交代カードを切ります。MFジュオをチェンに交代。
17分には高倉監督が早くも3枚目の交代カードを切り終えます。FW小林を上野(愛媛FCレディース)に交代。
22分、左サイドのフリーキックを中島が蹴ると清家が綺麗に頭で流し込み7-0。
23分、中華台北はFWティンをリ・シュチンに交代。
25分、左からのクロスを受けた岩渕がゴール、8-0。
29分に中華台北も3枚目の交代カードを切りました。MFワンをツェンに交代します。
それから試合はまったりした膠着状態に。試合の経過を待つ感じの展開。
アディショナルタイム表示は「2分」。
45+2分、左サイドからのパスを受けた池尻がシュート。9-0とします。日本女子代表が黎明期にイタリア女子代表と戦い0-9で敗れた事がありましたが、それと同じスコア。アディショナルタイム2分10秒、タイムアップとなりました。
中華台北は、1980年代はアジア女子最強のチームでした。そのチームに9-0の大勝利。感慨深い。
代表初召集が3人、代表初ゴールが3人というフレッシュな布陣でしたが、日本女子も優勝に向けて好スタートを切りました。
記者会見で中華台北の記者から「今日は10点満点だと何点ですか?」と質問された高倉監督。
「難しい質問ですね。7点くらいかな」と答えました。

第2試合は、男子の韓国vs.香港の一戦。せっかく釜山に来ているので日本女子のミックゾーン取材を振って試合を観戦します。
普通、香港がスポーツの大会に出場すると「中国香港」という表示に成りますが、本大会では、ただの「香港」です。少ないですがサポータも来ていて「We Are Hobgkong」と叫んでします。試合前の中国国家に対しても大ブーイング。昨今の香港のデモが大きく影響しているようです。
韓国が白のセカンドユニフォーム。香港がレッドのユニフォーム。
香港の健闘が目立った試合でした。韓国は、ほとんどの時間ボールをポゼッションし、試合を支配しましたが。悪い癖というか、ともかく確実にゴールが決まる形にしないとシュートを打たない。打っても枠に飛ばないというパターン。
先制点は45+1分。ペナルティーアーク内のFKをファン・インビョウンが直接狙って右ゴールポストに跳ね返ってゴールイン。前半終了ギリギリになんとか終了しました。
巨大なスタジアムに観客はまばら。風は強いし、釜山郊外でスタジアムの冷え込みが凄い。寒さに強いはずの韓国記者も立って観戦しているような状態です。
後半も同じようなお寒い内容。韓国のチャンスをことごとく跳ね返す香港。何度かカウンターアタックでチャンスを作りかけましたが、同点はならず。
38分、左サイドのファン・インビョウンのクロスをファーで待ったキム・ミンジェの頭での折り返しナ・サンギョンがシュート。なんとか2点目を決めた韓国が香港を完封。初戦を辛勝した試合でした。

公式記録がなかなか出ず、遅くなるのが嫌で帰ってきました。
帰りは今日も下り坂。迷いながら地下鉄の駅にたどり着きました。
今日も11時ギリギリにホテル着。
日本女子の初戦勝利を一人缶ビールで祝杯を挙げたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
日本女子代表 9-0 中華台北(前半5-0)
韓国代表 2-0 香港代表(前半1-0)

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