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2回目のレストデイ、太宗台、中央洞、草梁洞を散策。

EAFF E-1サッカー選手権取材のため韓国の釜山に来たから今日でちょうど1週間。

今日は2回目の競技が行われないレストデイ(お休みとしては3日目です)。
昨夜も1時過ぎに床に入ったのですが、7時には起床。
午前中は、テレビ朝日「羽鳥慎一のモーニングショー」を視たり(YouTuでライブ配信)、昨日の試合の記録をまとめたりして過ごしました。

1時すぎ、部屋にいても仕方がないので出かけることにしました。
ところが、今日は月曜日。御多分に漏れず韓国の博物館、美術館の類も日本と同様、休館日が多い。
そこで伝家の宝刀「地球の迷い方」(本当は「歩き方」です)で、支障なく観光できる場所はないかと物色したところ、影島にある景勝地・太宗台(テジョンデ)や市内の数か所の散歩コースなら月曜日も平常営業とあったので行ってみることにしました。それにしても「地球の歩き方」の「釜山・慶州」は2019年の12月というのに2017-18年版しか無く2019年版は出ず仕舞。怠慢です。

まず、太宗台へ。
地下鉄1号線の南浦の駅6番出口は、登も下りもエスカレーター付。老人には過酷な釜山のエクスカーションとしては珍しい。
外に出ると影島大橋に向かうバス停があり、そこから8番か30番かのバスに乗って終点が太宗台であると「迷い方」には書いてある。それを信じて乗車(以前フィンランドのヘルシンキで記載ミスで酷い目にあったことがあります)。思えば、何度も釜山に来ているけど、釜山駅―フェリーターミナルのシャトルバス以外は乗り合いバスに乗るのは初めてかも。まあ、どうせ違うところに連れていかれても、それはそれでよし。
でも、20分ほどかかってバスは太宗台に到着。橋を渡ってからしばらくは釜山の坂の多い雑踏を走っていたのですが、突然視界が広がって海が見えてきました。

バスの運転手さんが「終点だよ」と客に注意するほど、太宗台の手前に着いてしまい歩く羽目に。少しは観光地らしい雰囲気は醸し出しています。
公園内を周回してくれるという「クヌビ列車」が2編成止まっていました。やはり月曜日は公園は空いていてもクヌビは運航停止なの? 少し不安になります。ガイドブックによると公園は高低差が大きく歩くのは大変、とあったからです。でも、しばらく歩いていくと(登っていく?)と長蛇の列が。クヌビ乗り場は丘の上にありました。3000ウォン(約270円)払って私も列に並びます。
しばらくすると3両編成のクヌビが、やってきました。
乗車すると早速出発。かなりの高低差のある丘をクヌビは走っていきます。釜山にしては珍しく木々が鬱蒼としていて景色が見えないほど。わずかに海が垣間見れます。
一般の自動車は乗り入れ禁止の区域なので空気は美味しい。
最初の停車駅である展望台で下車。すると遠くまで海が見渡せます。でもお天気は下り坂で、対馬までは見られませんでした。
つぎの灯台駅まで200mというので歩いてみました。残念ながら灯台は、そこからかなり下に歩かないといけないのでパス。クヌビを待ったのですが、灯台駅では降りるお客さんが少なく1台乗り過ごしました。
そんなわけで、次のお寺の駅もパス。太宗台の周遊は終了です。まあ、観光地巡りはこんなものでしょう。
バスで南浦に戻りました。ラッシュ時間よりもかなり早い時間帯でしたが、大混雑。ロッテマートの横に停留場があったので、そのままロッテマートに入って母にコチジャンのお土産を購入。前、韓国に来た時もお願いされていたので、それを思い出して買い求めました。

地下鉄でお隣の中央へ。
ここに最近できた「四十階段文化観光テーマ通り」を散策。ここは朝鮮戦争当時、避難民が連絡場所に使っていたといわれる階段がありまして、地下鉄の駅から階段までが綺麗に整備され、オブジェなども置かれているお洒落な通り。
この辺りは、1984年に初めて釜山に来た時、フェリーで上陸した場所で私にとっては懐かしい場所。宿泊は友人の故根岸さん(JTBにお勤めでした)のご手配で丘の上のコモドホテル(私には不釣り合いな高級ホテル)に宿泊したのですが、この辺りをウロウロしたものです。
当時は、埃っぽいレトロな感じの街でしたが、今は完全に生まれ変わりました。1997年の東アジア競技大会の時に泊まった金剛山旅館も1984年の来釜のおり台風でフェリーが欠航してしまい、延泊で利用した半島(バンド)ホテルも無くなっていました。
なにか懐かしいような寂しいような複雑な気分です。

釜山駅に戻り、懐が寂しくなったのでTEXASの両替商で円をウォンに交換。
その足で草梁イバグギル方面に進出します。
ここも坂が多い。すっかり夜の帳も降りてきました。どうしても168階段のリフトにだけは乗りたかったのです。だいたい、こっちの方角だろうと闇雲に歩いていると教会にでます。そこを右に折れてまっすぐ上ると左手に案内所のような休憩所のような坂道。そこにも階段はあるのですが、60段くらいしかない。あまり階段を登りたくなかったのですが、えーい、ままよと登ると、再び小道を挟んで物凄い階段が。でも階段は細くて、こんな所にはリフトなんか付けられないだろうと思った瞬間、上から結構大きなゴンドラが降りてくるではないですか。ここだったんだ、と感動しました。
ゴンドラには、建物の2階にエレベーターで上がって乗車することに。10人乗りくらいのスペース。エレベーターのボタンの様にお客さんがボタンをおすと登り始めました。
約3分間のミニトリップ。かつては男は練炭を、女は水を運んでいたという階段横をスルスルとゴンドラは上がっていきます。
上には、簡単な展望台がありました。生活の足であるゴンドラですが、観光客の訪問も多いようです。釜山駅から海が一望のもとに見られました。しかも夜景です。美しかった。

ゴンドラで再び下車。
よく辿り着けたものだな、と我ながら自分の幸運に驚いたような次第。それほど分かりにくい場所にゴンドラはありました。
草梁伝統市場のアーケードを行き、テジカルビ通りに出ました。何か暗渠の大工事をしていました。オン二ャカルビというお店に行こうかと思っていた(以前2回ほど食事をしている)のですがのですが、タイミングが悪く(?)入る勇気が失せました。
結局、駅前のフードカフェで少し奮発してプルコギ丼(7000ウォン)を食し、いつものコンビニで缶ビールを買って部屋のみ。ホテルに着いたのが8時前。今日も小さな散策で終わりました。

明日は女子の最終日、明後日は男子の最終日。そして木曜日は帰国です。
10日間も釜山にいるのに、何もしたいないな、という感じ。

明日に備え、早目に床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

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