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サッカーEAFF E-1選手権3日目。女子・男子日本代表戦を2試合取材。

釜山に来てから初めての週末です。

昨夜も8時に床に入ったため深夜にお目覚め。
日本のドラマをYouTUbeで見る生活。

明け方に眠りについて、8時39分に起床。
朝のルーティンを済ませ、入浴。
11時30分にはホテルを出ます。

今日は九徳スタジアムで日本女子代表vs.中国女子代表戦、男子の日本代表vs.香港戦が行われています。まさに日本vs.中国デイ。香港のサポーターも大勢駆けつけています。
東新大からスタジアムに行く途中のラーメン屋さんでビビン麺を昼食に食べました。滅茶苦茶辛い。
5000ウォン。
メディア受付に1時前には到着しましたが、空いていません。今日も一番乗りの森記者曰く
「1時30分からですよ」とのこと。
そのうち、日本人のメディアが多数やってきて列を作る有様。日本人は、本当に勤勉です。共同通信の福岡支局の女性カメラマンの方がご丁寧に名刺交代。昨年、ジャカルタでも共同通信の福岡支局の方と名刺交換をしたことを思い出しました。

2時30 分にメンバーリスト配布。
日本女子代表のスターティングラインアップは、GK山下(浦和レディース)。DF清水(日テレ・ベレーz)、松原(ノジマステラ神奈川相模原)、南(浦和レディース)、宮川(日テレ・ベレーザ)。MF杉田(INAC神戸レオネッサ)、三浦(日テレ・ベレーザ)のダブルボランチ、右翼が籾木(日テレ・ベレーザ)、左翼が池尻(水原WFC/KOR)トップ下が長谷川(日テレ・ベレーザ)。FW岩(INAC神戸レオネッサ)。4:2:3:1の布陣です。(かっこ内)は現所属チーム。
対する中国代表の先発は、GKペン。DFリ・メンウエン、ウー、リン、ツァイ。MFツァン、ヤオのダブルボランチ、右翼がパン、左翼がグ。FWワン、リ・ユィ。中盤ボックスの4:4:;2の布陣です。
午後3時55分、日本女子のキックオフで試合開始。

今大会、代表の新キャプテンを任されている岩渕が躍動しました。
中国はFIFAランキング15位、日本の10位とそれほど遜色は無い。昨年8月のパレンバン・アジア競技大会では勝ったものの1-0の大苦戦でした。今回も苦しい戦いが予想されていたのですが、岩渕の活躍が日本を救いました。
開始9分、中央をドリブルで突破を図る岩渕、一度長谷川にボールを預けて再びパスを受けるワンツーリターン、右60度からシュートを決めて日本が先制。
しばらく均衡が保たれましたが、前半の終盤に日本が決定力を発揮します。
38分、岩渕が追加点を狙うべきロングシュート。これは大きく外れました。
44分、中国が前半唯一と言っても良いチャンス、自陣からのフィードを受けたリ・ユイがドリブルで抜け出しシュート。日本GK山下がセーブした後のカウンターアタック、長谷川のスルーを受けた岩渕がGKペンをあざ笑うかのように浮き球シュート。2-0とリードを広げます。前半のアディショナルタイムは1分2秒、ドゥルガン主審がハーフタイムを宣します。

中国のジィア監督が先に動きます。MFパンをソンに交代、後半に臨みます。日本の高倉監督は、前アンと同じメンバーを後半のピッチに送りました。
7分、バイタルエリアから中国のツァンがシュートを放ちますが上に外れます。
9分、日本の高倉監督も動きます。MF長谷川に替えて小林(日テレ・ベレーザ)をピッチに送りだします。
すると2分後、変わったばかりの小林が左45度からシュート、中国GKペンがセーブしますがリバウンドを岩渕が押し込み3点目。彼女の代表で初めてというハットトリックを達成です。
12分、高倉監督は殊勲の岩渕をお役御免、田中(日テレ・ベレーザ)と交代します。中国も同時にMFグをヤンに交代。
16分、右60度から小林がシュート、左ポストに嫌われます。今日の小林、彼女の日では無かったようです。
20分にはFWワンをタンに替えた中国、早くも3枚目の交代カードを切り終えます。
そのタンが日本ゴールを急襲。25分にはドリブルで日本ゴールに迫りGK山下と1対1。シュートまで行きますがGK山下がシュートコースを上手く消して右に外れます。
26分にも右45度からシュート、GK山下がパンチング、コーナーキックに逃れて事なきを得ます。天を仰ぐタン。
33分、浮き球のスルーを田中が胸トラップで右に流したところ池尻がシュートしますが、これは上に浮いてしまいます。
38分、高倉監督も3枚目の交代カードを切りました。FW池尻に替えて追加招集の上野(愛媛レディース)をピッチに送ります。
41分、その上野が抜け出してシュート、中国GKペンがパンチングで逃れます。
アディショナルタイムは「3分」表示。3分10秒にタイムアップを迎えました。
日本、リオデジャネイロ・オリンピック予選、アジア競技大会と苦しんだ中国に久々の快勝。この自信は日本の若いプレーヤーたちにとって、良い経験になったと思います。
ライバル北朝鮮は不参加ですが、これで優勝に大きく近づいたと思います。
火曜日は、ここのところ苦手としている韓国。これに勝たなければ優勝したとしても、意味はない、
ともかく、今日のなでしこジャパンは素晴らしい勝利を収めました。中国は一時期世界の女子サッカーのトップに君臨してきましたが、日本の今日の勝利で対戦成績が17勝7分17敗と五分の星になりました。今日の試合は歴史的な試合でもあったわけです。そんな試合を取材出来て幸せでした。

女子の記者会見が終わった直後、午後6時ころ第2試合のメンバーリストが配布されました。
日本代表のスターティングラインアップは、GK大迫(広島ユース)。DF渡辺(山梨学院大付)、田中駿汰(履正社)、古賀(柏U-18)。MF大島(静岡学園)、田中碧(川崎U-18)のダブルボランチ、右翼が相馬(三菱養和SCユース)、左翼が菅(札幌U-18)。トップ下右が仲川(川崎U-18)、トップ下左が田川(鳥栖U-18)。FW小川(桐光学園)。中盤ボックスの3:4:2:1.の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先。高体連出身者が4人、クラブ出身が7人です。
対する香港代表の先発は、GKツェ。DFトン、レン、リ、ツィ。MFフアン、チャン、オランドの3ボランチ。トップ下がジェ、チャン。FWフェレイラ・レオナルド。4:3:2:1の布陣です。
午後7時30分、ヤコブ主審(マレーシア)の笛で香港がキックオフで試合開始。

香港は、前の試合の韓国戦はバランスの取れた4:4:2の布陣で戦い、球際の強さと個人技で韓国のサッカーに対抗。リスタートから2失点を喫していますが、互角の戦いで善戦しました。
ところが今日の日本戦では少し戦い方を変えてきました。ボランチを3枚にし、そのうちの一人がJリーグの得点王である仲川に対して常にマンマークに付くという守備的な布陣です。仲川は、ほとんど仕事らしい仕事が出来ませんでしたが、その分周りのプレーヤーの活躍が目立ちました。
8分、右からのクロスを中央の小川が後ろに反らすと後ろから入ってきた追加招集の菅が物の見事にボレーシュート。決まって日本が先制します。
こうなると日本の攻撃にリズムが生まれます。14分には大島キャプテン(彼が日本代表のキャプテンを務めているのは信じられませんが)が蹴ったコーナーキックを田川がヘディングシュート。ゴール右隅に流して2-0。
26分には左サイドからのパスを小川が決めて3-0。完全に日本が試合の主導権を握りました。
しばらく試合の均衡が保たれましたが、日本は完全にボールをポゼッションし香港に攻めさせる隙を与えません。韓国戦では時おり鋭いカウンターアタックを見せたのですが、今日はボランチを1枚増やして前線を犠牲にしたのが影響しているのでしょう。
アディショナルタイムは「2分」表示。
45+1分、左からのクロスをファーで折り返したボールを小川がクリーンシュート。4-0としてハーフタイムを迎えます。

今日は少し風もあるし、気温も低い。風に芯があるような。日本の報道関係者の中には風邪を引いている人も多く、病院へ行った方や昨日ホテルで寝ていた人も多数。わたしは元気ですが……。

後半頭から香港は2枚替え。両サイドバックを交代します。右のトンをロウに、左のツィをスンに交代。日本は同じイレブンで後半に臨みます。
5分、日本の大島がシュート、香港GKツェがセーブ、コーナーキックに逃れて事なきを得ます。
12分、この日初めて香港が日本ゴールに迫ります。右からのクロスをGK大迫がセーブしますが、リバウンドがゴール前に詰めた香港ジュの前に。ジュがシュートしますがクロスバーに当たって外に出ます。大迫、ラッキーでした。
14分には左サイドから大島がクロス、中に詰めた小川がヘディングシュート。駄目を押す5点目をゲットしました。小川はハットトリックを達成!
19分、香港のパテライネン監督(フィンランド)は早くも3枚目の交代カードを切ります。ファン主将をタンに交代。タンがそのままキャプテンマークを巻きます。
日本の森保監督(長崎日大)も動きます。22分、MF田中碧を畠中(東京ヴェルディユース)に交代。
25分、日本は右からのクロスをファーに詰めた田川がシュートしますが、左に外れます。
37分、激しいマークに鳴りを潜めていた仲川がフリーになりシュートを放ちますが左に外します。「これを外すのかよ」といった感じのシュートでした。
39分、森保監督が2枚目のカードを切ります。FW小川に替えて上田(鹿島学園)をピッチに送りました。
アディショナルタイムは「2分」。2分8秒にヤコブ主審はタイムアップの笛を吹きました。
ここまで日本代表は好調です。しかし、明日の試合で韓国が勝てば、結局最終戦で韓国に勝たなければ優勝は出来ないはず。ここは気を引き締めてかからなければなりません。もし、このメンバーで東アジアを制すれば、かなりの自信になると思います。
1月のU-23アジア選手権、そして東京オリンピックへと強化はスムースに行くと思いますが、韓国に敗れるようだと少し不安も増します。
18日(水)の韓国戦が大事な試合になることは間違いありません。

記者会見を取材し、記録をピックアップ。ミックスゾーンの隣の入り口から出て帰ってきました。
11時少し前にホテル着。
今日も缶ビールで一人祝杯を挙げたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
日本女子代表 3-0 中国女子代表(前半2-0)得点:岩渕3点(前半9分、45分、後半11分)
日本代表 5-0 香港代表(前半4-0)  得点者:菅(前半8分)、田川(前半14分)、小川(前半20分、45+1分、後半14分)

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