SSブログ

選抜高校野球大会中止に思う。

東日本大震災から9年が経過しました。

すでに何度も当ブログに書いていますが、2011年3月11日当日、私はフットサル全日本選手権準々決勝取材のために代々木体育館に行っており、そこで尋常ないう揺れ(まるでブランコにでも乗っているような揺れだった)を体験しました。
もちろん、大会は途中で打ち切り。自転車で原宿まで行っていたスポーツ三昧。帰りは井の頭街道、甲州街道などで帰宅難民の大行列をかき分けながら東伏見まで帰ってきました。
自宅は揺れで滅茶苦茶になっているだろうと思ったら、それほどでもありませんでした。が、テレビで見た東北地方は酷いことになっていました。
翌日、福島の原発が爆発。地震の2次被害というか人災で被害をますます大きくしてしまいました。

東京地方は物不足(スーパーマーケットとコンビニの棚から物が消えた)、そして計画停電。もう嫌になり、何度も故郷の名古屋に帰ったりしていました。
アイスホッケーは全ての行事が中止になり、サッカーJリーグも延期。その影響でコパアメリカに招待されていた日本代表も派遣を中止しましたが、日本高校選抜のヨーロッパ遠征は予定通り行われ4月16日から27日までスイス、イタリア、ドイツに私も帯同しました。
コパアメリカに日本男子代表が行かなくなったので、6月24日からドイツで行われたFIFA女子ワールドカップにも赴き、日本女子代表が世界一になるのも取材することができました。それも、結局東日本大震災があったお陰なのです(ちなみに8月には韓国・大邱で行われた世界陸上にも行っている)。
まるで日本になるべく居たくないような動き方です(8月頭には高校総体で秋田にも行き、ついでに青森、新潟、札幌、八戸など周遊してきた)。
アグレッシブでした。
それに比較して今回は、安倍ちゃんが「不要不急の外出は避けるように」なんて言っているものだから、まったくお金を消費しません。景気も悪くなるわけです。

午後2時42分、黙祷。

午後6時すこし前、高野連が記者会見を開き、19日開幕予定の選抜高校野球の中止を発表しました。
他のスポーツが、ほとんど中止の中、高校野球はアマチュアですから無観客でもいいから開催してほしかったですね。
それがきっかけになり、他のスポーツ競技会も復活するという道筋もあったと思うのですが……。
まあ、高野連とか毎日新聞社には「何かあったら俺が責任を取る」なんていう太っ腹な役員はいないようです。

東京オリンピック2020組織委員会の理事である高橋某が、
「1年か2年延期して開催すべき」などとアメリカの雑誌に語ったとか。
森OOC委員会委員長は、すぐに否定したようですが、東京オリンピック組織委員会も混乱しています。

安倍総理が、イベント自粛を2週間から「もう10日間延長」と決め、東京デズニーリゾートも大阪USJも4月上旬まで休園を延長。昨日から再開した宝塚も今日から再び休演。
世の中、まったく動いていません。

昭和天皇が御隠れになった1989年も、神戸淡路大震災のあった1995年も、東日本大震災のあった2011年も選抜高校野球は中止になりませんでした。
高校野球が、戦争以外の理由で中止になったのは大正7(1918)年の第4回全国中等学校野球大会での米騒動による時の中止だけです。もちろん、春の選抜は戦争による中止しかありません。
史上、そんな大変なことになった高校野球。

ますます気が鬱してくるスポーツ三昧でした。

nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。