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アイスホッケー関東大学リーグ戦Div.Ⅲ国士館vs.学習院戦を取材。

2日続きの日本晴れ。
昨日ほど気温は高くなく、風もない。小春日和です。

なんとか朝の検温と血圧測定を済ませましたが、朝食、投薬は10時すぎ。
まさに「秋眠暁を覚えず」といった状態です。
気温が下がって睡眠しやすくなったのも原因です。
もともと夜更かしの習慣もあるし。

今日は、午後1時30分からJFAハウス記者室で、18日からインドネシアのジャカルタ近辺で行われるAFC U-19アジア選手権(来年ポーランドで開催されるFIFA U-20ワールドカップのアジア予選を兼ねる)の日本選手の発表がありました。
監督を務めるのは影山雅永さん。1986年の日本高校選抜ヨーロッパ遠征のメンバーです。その遠征(オランダ、ブルガリア)に帯同取材したわたし、ぜひ直接お会いして激励したかった(会場は8月にアジア競技大会が実施されたスタジアム)のですが、体調不良ということで自重しました。

そのジャカルタ・アジア競技大会遠征中に溜まりにたまったBL-Dのハードディスクのソフトを見て午後は過ごしました。

8時30分すぎ、自宅を出発し東大和スケートセンターへ。
今宵の関東大学アイスホッケーリーグ戦のカードは、Div.Ⅲ国士館vs.学習院戦。
今季、国士館は2連勝スタートしたのですが、前節は東京医科に追いつかれての3-3での引き分け。一方の学習院も初戦で横浜国立に5-2と快勝したあと日本医科に思わぬ2-3の惜敗。今日の一戦は、両チームとも上位進出を狙うために負けられない一戦でしたが、思いもよらぬ試合展開になってしまいました。
ランク23位、オールメンバー12人少数精鋭の国士館の先発は、GK佐藤(釧路湖陵3)。DF岩崎(真岡2)、高梨(宇都宮南3)。FW木本(東京インターナショナルハイスクール1)、新垣(登別朝日3)、鈴木(袖ヶ浦3)。
対するランク27位、オールメンバー22人で4セット回し可能(実質は2セット回し)な学習院のスターティングラインアップは、GK東原(伊奈学園3)。DF龍野(順天4)、工藤(成城3)。FW黒川(学習院4)、湯浅(光泉3)、小堀(学習院3)。
午後9時40分、フェースオフで試合開始。今日はお互いにセカンドジャージー(国士館が黒、学習院が白)で対戦します。
先手を取りたい両チームでしたが、学習院が好調でした。2分2秒に乙幡(「府中西4)、高林(学習院3)のダブルアシストで長野(学習院3)がゴール。第2セットで先制します。
反撃に出たい国士館ですが、2分42秒に新垣がトリッピングの反則で2分間退場。ショートハンドになってしまいます。このキルプレーは何とか守り切った国士館でしたが、6分59秒には高梨がペナルティーボックスへ。学習院、7分15秒にパワープレーのチャンスを生かし湯浅のアシストで黒川がゴール。0-2と試合の主導権を握ります。
11分35秒、学習院の黒田(小金3)がフッキングの反則で2分間退場。国士館がパワープレーのチャンスを迎えますが、11分56秒に岩崎がインターフェアランスの反則で2分間退場。4 on 4になってしまいチャンスを逃します。
14分41秒、黒田からのパスを受けた湯浅が自陣からドリブルで抜け出し長躯ドリブル、シュートを決めました。
拮抗した試合になるかと思いきや、最初の15分間で0-3。完全に学習院が試合の主導権を握りました。シュート数も8-13と学習院がリードしました。

5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
次の1点が勝敗の行方を決することは自明の理。両チーム、ショートハンドにならぬよう慎重な第2ピリオッドの入りでした。
6分43秒、学習院の工藤がトリッピングの反則で2分間退場します。国士館は、このパワープレーのチャンスを生かして2分34秒に新垣のアシストで鈴木がゴール。一矢を報います。何とか勝負の興味を繋いだ国士館でしたが、その流れを断ち切るように3分32秒、学習院は小堀のパスを受けた龍野がゴールを決め1-4。
7分51秒、学習院の工藤がトリッピングの反則で2分間退場。国士館はパワープレー、最後の逆転のチャンスでしたが、学習院はキルプレーを耐えました。
ピンチの後にはチャンスあり。13分10秒、学習院は乙幡、長野と繋ぎ高林がゴール。1-5として、ほぼ勝利を掌中に収めました。シュート数は10-13と学習院がリード。

12分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
最後の15分間は、学習院の独壇場にまりました。
4分15秒、学習院は龍野、黒川と流れるように繋げ、最後は湯浅が左から切れ込んでゴール。1-6。
畳みこむように学習院は5分36秒、カウンターアタックで龍野が左サイドからスルーパス、追いついた湯浅がシュート、1-7。
ここで国士館はGKを佐藤から成澤(羽黒1)に交代します。
7分19秒、国士館のエース新垣がボーディングの反則でミスコンダクトペナルティー、10分間の退場となり残り試合時間はペナルティボックスに閉じ込められました。佐々木(浜田4)が2分間退場を代行します。
7分33秒、学習院はパワープレーを利して湯浅のアシストで龍野がゴール、1-8となりダメを押しました。
学習院の攻撃は留まるところを知りませんでした。13分5秒に龍野、湯浅のダブルアシストで黒川がゴール、1-9。
14分39秒には山本からのパスを受けた湯浅がドリブルでニュートラルゾーンを突破、左からオーバーラップした長野にクロス。長野が落ち着いて決めました。1-10。
そのまま23時5分、タイムアップを迎えました。学習院、完勝の1-11。総シュート数は16-42でした。

10年以上、関東大学アイスホッケーを見てきましたが、かつてはトップリーグにもいた国士館を、伝統校でありながら2年前はDiv.Ⅴで戦っていた学習院が9点差で破るとは、本当に信じられません。
学習院は、2年前にエース湯浅を迎えDivⅤで全勝。昨年もDiv.Ⅳでも全勝。今季はDiv.Ⅲで戦っているわけですが、2年前は湯浅のワンマンチーム(ほとんどのゴールを湯浅が決め、その他のゴールもアシストに絡んでいた)でしたが、現役部員、指導陣、OBの三身一体になった強化で、部員も増え、すべての部員がゴールを狙えるチームになりました。もちろん、今季も湯浅君の力は大きいと思いますが、彼に影響されて周りの部員のレベルが急激に向上しました。勝てばチームワークも良くなるものです。たった3年間の強化でDiv.ⅤだったチームがⅡも狙えるチームになるのです。他のチームも学習院の強化方法を研究してレベルアップして欲しいですね。
一方の国士館。ちょっと心配です。個々の選手のポテンシャルは決して低くないと思いますが、何かがおかしい。たしかにオールメンバーが少ないのはハンディですが、何も今に始まったことではありません。一時の荒っぽいプレーが影を潜めたのは良いと思いますが、昔は対戦チームに、
「国士館は嫌だな」というハロー効果みたいなものがありましたが、今はそうした個性もなくなってしまいました。おそらく、実力はもう少し上のチームだと思います。今日の大敗はショックだと思いますが、残り3試合立て直してほしいものです。
そんなことを感慨深く考えながら帰路につきました。

23時32分東大和市発、小平で乗り換え23時44分に西武柳沢に帰ってきました。
遅い夕食を摂り、床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

{結果}
国士館 1-10 学習院(0-3、1^2、0-5)
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