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アイスホッケー関東大学リーグ戦Div.Ⅲ日本医科vs.東京医科戦を取材。

朝から雨が降ったり上がったりの東京地方。

午後2時から御茶ノ水のJFAハウスヴァーチャルスタジアムでは、日本代表の記者発表会見が行われましたが、少しサッカー日本代表に興味を失っているのと、雨模様だったので自転車では行けず、jfa.comでインターネット実況放送で見ていました。発表されたメンバーは下記の通り。

GK
東口 順昭(洛南)
権田 修一(FC東京U-18)
シュミット・ダニエル(東北学院)
DF
長友 佑都(東福岡)
槙野 智章(広島ユース)
吉田 麻也(名古屋U18)
佐々木 翔(城山)
酒井 宏樹(柏U-18)
室屋 成(青森山田)
三浦 弦太(大阪桐蔭)
富安 健洋(福岡U-18)
MF
青山 敏弘(作陽)
原口 元気(浦和ユース)
柴崎 岳(青森山田)
遠藤 航(湘南ユース)
伊東 純也(逗葉)
中島 翔哉(東京ヴェルディユース)
南野 巧実(セレッソ大阪U-18)
三竿 健斗(東京ヴェルディユース)
堂安 律(ガンバ大坂ユース)
FW
小林 悠(麻布大渕野辺)
大迫 勇也(鹿児島城西)
浅野 拓麿(四日市中央工)

以上、23人で10月12日に新潟でパナマと、18日に埼玉でウルグアイと戦います。(カッコ内)はユース年代の所属先。高体連出身者が12人、クラブ出身者が11人です。

午後3時からはEテレで国民体育大会のサッカー少年の部(U-17年代)の決勝の放送がありました。
国体のサッカーは、「高校サッカー年鑑」の仕事をしていたとき、第34回宮崎大会から第68回の東京大会まで35回連続で取材しました。久しぶりの少年決勝、埼玉県vs.石川県の対戦でしたが、ただただ懐かしく拝見しました。

午後8時30分すぎ、東大和スケートセンターに向け出発。
今宵の関東大学アイスホッケーリーグのカードは、Div.Ⅲ日本医科vs.東京医科戦です。
前々から思っているのですが、アイスホッケーほど医科系大学の活動が活発な大学スポーツは他にはありません。Div.Ⅱでは昭和がそうですし、筑波も医科系学生が中心です。古豪の慶応医学部から新興の埼玉医科、獨協医科、聖マリアンヌ医科まで層の厚い女子マネにも恵まれ、また6年間プレー可能ということで技術も上がるし、医師としての持久力、体力、集中力など高まります。
今日対戦する日本医科、東京医科も戦力が充実してきたチーム。日本医科は3連勝中ですし、東京医科も古豪・国士館と引き分けるなど健闘しています。
ランク24位、オールメンバー15人の日本医科のスタメンは、GK荒井(青山学院3)。DF横田(慶応6)、大石橋(広尾3)。FW弓立(東邦大東邦6)、加藤(城西川越4)、中川(海城6)。
対するランク28位、オールメンバー16人の東京医科の先発は、GK會澤(水戸青陵4)。DF麻生(日向学院6)、出光(早稲田実4)。FW須田(新潟南3)、富岡(渋谷教育学園渋谷6)、花田(城北1)。
午後9時40分、フェースオフで試合開始。
両チーム相手をリスペクトしてか慎重な立ち上がり。ショートハンドになるのを恐れてリスクの高い攻撃は避けつつ、積極的に攻撃を仕掛けます。
ただ、アタッキングサードにはいるものの、なかなかシュートまでには至りません、時おりゴールフェースにパックが飛んでも両チームのGKが確実にセーブしていました。
ようやく13分11秒、やや押し気味の日本医科は、弓立、横田と繋ぎ最後は加藤がゴール前混戦を押し込み先制します。
最初の15分間、ともにアイスィングが3、シュート数は8-6と僅かに日本医科がリードしました。

5分間の整氷無しインターバルの後、第2ピリオッド開始。
1点を返そうとする東京医科の攻勢が空回りしてしまいました。
開始早々の26秒、出光がエルボーイングの反則で2分間退場。日本医科は追加点を奪うべく絶好のパワープレーのチャンスでしたが、これを生かせず。
しばらく再び試合の均衡が保たれます。
10分2秒、麻生がホールディングの反則。東京医科はショートハンドに。キルプレーをなんとか耐えた東京医科でしたが、13分2秒、またまたスクランブルに。東京医科の富岡がフッキングの反則で、日医科の岡崎(北嶺4)が入スティックで2分間退場。4 on 4になります。そのまま第2ピリオッドが終了してしまいます。シュート数は14-5と日本医科がリード。

12分間の整氷インターバルの後、最終の15分が始まります。
次の1点をどちらが先に取るか、それが重要でした。開始3秒で5 on 5に戻ります。
ここで日本医科は、この試合最大のピンチを迎えます。
1分13秒、日本医科の加藤がトリッピングの反則で2分間退場。
直後の1分17秒、日本医科のGK荒井がクルーズ内でパックを必要以上に保持したということで反則。荒井に代わって中川がペナルティーボックスに入ります。
5 on 3のパワープレーのチャンス。東京医科としては千載一遇のチャンスがやってきました。
しかし、日本医科は1分56秒の大ピンチ、キルプレーを耐えました。これが、この試合の勝因につながりました。
ピンチの後にはチャンスあり。9分14秒、東京医科の延廣(江戸川学園取手4)が入スティックの反則で2分間退場。そして11分3秒に朝田(小山台3)がクロスチェッキングの反則で2分間退場。日本医科は、逆に5 on 3パワープレーのチャンスを迎えます。
ここで日本医科、集中力を発揮します。延廣のペナルティーが終わると同時の17分14秒、西川(本郷5)、永田(慶応1)のダブルアシストで岡崎主将が決め、2-0。ほぼ勝利を決めました。
この両チームの5 on 3の時間帯の結果が、直接試合の結果につながりました。
12分3秒、東京医科の出光がトリッピングの反則で2分間退場。ショートハンドになり反撃のtysン巣は遠のきました。
試合は23時7分タイムアップを迎えます。総シュート数36-15、スコア2-0は妥当な結果かもしれません。
日本医科は、よく鍛錬された完成度の高いチームです。これでランク下位のチームに4連勝。ゲームを上手くコントロールして、大勝はしないが(東京都市には13-0で勝ちましたが)手堅く少ない得点でも堅い守りで勝っていきます。これからランク上位チームの対戦(東京、横浜国立、国士館)になっていきますが、次の7日の全勝対決、東京戦が正念場です。これに勝てばDiv.Ⅲ優勝、Ⅱへの自動昇格も見えてきます。まさに天王山ともいえる対決になると思います。東大和で午前10時練習開始です。
一方の東京医科、初戦は2-10と大敗を喫しましたが、以後0-2、3-3、0-2と良い試合をしながら惜しいところで初勝利がなかなか得られません。これからはランクの下のチームとの3試合(首都東京、東京都市、学習院)です。このまま迷うことなく戦ってほしいものです。やはり鍵はパワープレーでの得点だと思います。

23時12分東大和市発の小平行きに乗って帰路につきました。
今日も日付が変わる前に帰宅できました。オフィシャルの運営が素晴らしい。
遅めの夕食を摂り、床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
日本医科 2-0 東京医科(1-0、0-0、1-0)



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