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アイスホッケー関東大学リーグ戦前半戦を総括する。

朝は晴れていましたが、時間が経つにつれて雲が多くなってきた1日でした。
大型で強い勢力の台風25号が、沖縄から日本本土に進んできそうです。

今日は、水曜日にも関わらずサッカー取材の予定もなく、自宅で作業しておりました。

9月1日に開幕した今年度の関東大学アイスホッケーリーグ戦も前半が終了。
ここで各ディビジョンの現況を振り返ってみようと思います。

Div.ⅠグループAは、明治、中央、東洋、早稲田、慶応義塾、法政、日本体育の常連にBグループから昇格した東海の8チームで行われています。
昨年度までは、2回戦総当たりのラウンドロビン(いわゆるリーグ戦)で順位を決めていましたが、今季は2回総当たりの後、上位4チームがもう1回総当たり戦を行い最終順位を決める方式に変更されました。
開幕当初は、明治、中央の充実ぶりが目立ち、ランク下位が上位を食ったのは法政が東洋に9-7で勝った1試合だけでした。
ところが、上位4チーム同士の対戦に入るや、ランク4位の早稲田が、明治、中央、東洋の3強を破る大躍進。東洋も中央に3-3の引き分けからGWS戦勝ちで波乱を起こしました。また日本体育も法政に2-2の引き分けからGWS勝ちとし、健闘しています。昇格した東海も日本体育に2-1で辛勝。初白星を挙げています。台風の影響でランク1位の明治と2位の中央の対戦が10月10日に順延されており、1周り目が全試合消化されていませんが、10月14日から始まる2周り目は、早稲田を中心に、明治、中央、東洋の4強で熾烈な戦いが展開されると思われます。まだ2回対戦が残っているので予断は許しません。

Div.ⅠBグループは、Ⅰから降格してきた日本と大東文化、専修、青山学院、神奈川、立教の常連5チームの計6チームで2回戦総当たりで順位を決めます。
現在3節まで終了し、日本と大東文化が3戦全勝でトップに並び、専修が2勝1敗で3位、神奈川が1勝
2敗で4位となっています。青山学院と立教は3戦全敗ですが、青山学院はランク下位との対戦を2試合残しており、これから勝ち星を重ねる可能性は高いと思います。
各チーム10試合の短期決戦。3回戦総当たりくらいに試合数を増やしてほしいものですが、いろいろな事情もあるのでしょう。短期決戦だけに1戦1戦が大切。立教も神奈川に善戦しており、専修、青山学院も1点差の惜敗がありました。これから7試合、予想がつかない展開になるかもしれません。

Div.Ⅱは、筑波、駒澤、上智、昭和、一橋、明治学院の6チームが1回総当たりし、その結果で上位3チームと下位3チームに分け、それぞれでもう1回総当たりを行い順位を決定します。現在3節まで終了していますが、全勝のチームが一つもなしという大混戦になっています。
中でも、2勝1分けと好スタートを切ったのは上智と昇格組の明治学院。大勝は無いのですが、毎試合粘り強く戦い負けなしで来ており、上位リーグ進出に期待が持てる成績です。ただ、残り2試合連敗してしまうと苦しいので早く残り1勝を上げたいところです。
春の選手権のBグループで優勝した昭和、新戦力の充実が言われた駒澤は、出遅れて1勝1分1敗と苦しいシーズンを送っています。両チームとも好調な明治学院との対戦が残っており、その結果が今後の成績の鍵になりそうです。
1勝2敗の筑波、3戦全敗の昇格組・一橋は苦しいシーズンになってしまいました。筑波は秋から医科系の主力が合流したのですが、まだ実力が発揮できていません。ここからどこまで巻き返すのか。史上初のDiv.Ⅱ昇格を果たした一橋は、初というプレッシャーからか勝ち星から見放されています。1次ラウンド残り2試合が上智と昭和との対戦。はっきりいって苦しいか。なんとかⅡ残留を目指して奮闘してほしいものです。
いずれにせよ、2次ラウンドに進めば、もう1回戦うチャンスがあります。まだまだ最終順位は見えてきません。

Div.Ⅲは、東京、横浜国立、国士館、日本医科、首都東京、東京都市、学習院、東京医科の8チームで構成されています。国公立大、医科系大を中心に、かっては1部にいた古豪・国士館、2年前にDiv.Ⅴにいながら2年で復活した学習院、そして新興の東京都市の実力混戦のグループです。
目下、東京と日本医科が3戦全勝、国士館が2勝1分1敗、横浜国立と学習院が2勝1敗で上位を争っています。しかし、実力が拮抗したグループで、その日のチームの調子やGKの出来で勝敗が決まることもあり、予断を許さないグループ。1回総当たり、各チーム7試合の結果で順位が決まるので、取りこぼしは許されません。現在、首都東京と東京都市が4戦全敗で苦しくなっていますが、1分2敗の東京医科はランク下位チームと4試合残しており、4連勝すれば上位進出も可能という下克上が可能なグループ。今後の展開から目が離せません。

Div.Ⅳは、成城、慶應医学部、埼玉医科、東京学芸、東京理科、武蔵、獨協医科、獨協の8チームが1回戦総当たりで順位を争います。
まだ各チームの試合消化数がバラバラで順位予想が難しい状況ですが、勝点で高い順でいうと東京理科の3勝1分がトップ。獨協医科の3戦全勝が2位、武蔵の2勝1分1敗が3位、獨協の2戦全勝が4位という状況でランク下のチームが上位を占めています。昨年も昇格組の学習院が全勝で優勝していますし、下克上が可能なグループがDiv.Ⅳといえます。
一方、かつてはDiv.Ⅱにいた慶応医学部が4戦全敗、一時急激に強くなったと話題を呼んだ埼玉医科が3戦全敗と苦戦しています。この2チームの動向は心配なところです。
伝統ある成城、東京学芸といったところも1勝1分2敗と負けが先行。両チームとも古くから頑張っているチームなので後半の巻き返し、頑張りをきたいしたいところ。
混戦になるのか二極化が進むのか。これから数試合が正念場のグループです。

Div.Ⅴは8チームで構成。二つのグループに分かれて、それぞれで1回総当たりのラウンドロビンで戦い、それぞれの同順位のチーム同士が順位決定戦を行うシステムです。
まだ各チーム1試合しか行っておらず(千葉vs.都留文科は台風で順延になったので1試合も戦っていない)、これからが佳境。VⅠグループは、帝京 3-1 聖マリアンナ医科、杏林 0-2 東京慈恵会医科、という状況。VⅡは順天堂 8-0 工学院という状況です。千葉vs.都留文科戦は11月12日(東大和)に順延されました。

以上がおおまかなDiv.ⅠからⅤまでの状況です。シーズンは、まだ全体の三分の一が終わったところ。まさにこれからが佳境というところです。
これからも刮目して関東大学アイスホッケーリーグ戦を取材していきたいと思っています。

そんなスポーツ三昧でした。
<了>

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