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サッカー早稲田ア女vs.帝京平成戦とアイスホッケー関東大学リーグ戦3試合を取材。

前夜来の雨は朝までには上がったようです。

よほど疲れていたのでしょうか、目覚めたら10時18分。ああ、寝過ごしてしまった。
関東大学アイスホッケーリーグ戦Div.ⅠA2周り目の第1試合は10時から始まっています。

朝のルーティーンを済ませ、DyDoドリンコアイスアリーナに駆け付けたのはお昼過ぎ。
第2試合の中央vs.日本体育戦から取材します。
一回り目、中央は4強対決で明治、東洋、早稲田に3連敗。なんとかチームを立て直したいところ。日本体育も昇格組の東海にも惜敗。両チーム再出発の試合でした。
ランク2位の中央の先発は、GK金子(駒大苫小牧4)。DF切江(白樺学園3)、長岡(釧路江南1)。FW徳光(日光明峰2)、齋藤(武修館3)、宮本(日光明峰2)。
対する日本体育のスターティングラインアップは、GK高橋(白樺学園4)。DF松田(武修館2)、伊藤亮(武修館3)。FW沢崎(八戸工大一4)、相澤(武修館4)、佐藤宏(駒大苫小牧3)。
午後1時12分フェースオフで試合開始。
立ち上がり両チームともショートハンドにならぬよう慎重な立ち上がり。
両チームのGKは、名門校出身の好GKです。最後のシーズンですが、ここ数試合名手の割には不調でしたが、今日は調子がよさそうです。
日本体育には、武修館OBの選手が多いのですが、日本体育は大学の性格上、教育実習を取っている部員も多い。母校に教育実習に行く学生も多いのですが、普通の高校は6月から7月にかけて教育実習を受け入れる高校が多い中、武修館は9月から10月にかけて行われるそうで、シーズンと重なってしまうそうです。にポン体育の石井監督は、
「武修館高校に、教育実習を1学期にやってほしいと希望を出しているのですが、なかなか思うようになりうせん」と語っていました。昨年も今年も、チームつくりに影響しているようです。
ノーゴール、ノーペナルティーで10分間が経過しましたが、10分調度に均衡が破れます。中央の嶋貫(武修館1)がホールディングの反則で2分間退場。日本体育はパワープレーのチャンスでしたが、これを生かすことが出来ません。
14分38秒に中央の高見(東北4)がチャージングの反則で2分間退場。2回目のパワープレーに、ますます日本体育は前がかりになります。しかし、「取ろう取ろうは取られの元」というのは勝負の鉄則です。
15分39秒、ショートハンドの中央が日本体育のセーフティーの意識が薄くなったところをカウンターアタック。切江がパックをスチール、徳光に繋いでキルプレーで先制。日本体育には痛い失点でした。
このまま第1ピリオッドは終了しますが、2ブザーの直後に中央の長岡がクロスチェッキングンで日本体育選手を倒し、ペナルティーを取られてしまいます。シュート数は20-14で中央がリード。
12分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
日本体育は願ってもないパワープレースター斗。12分間もの作戦タイムがあったので、ここで追いつきたいところでしたが無得点。ここが勝負の分かれ目でした。
逆に7分ちょうど、日本体育の山本(武修館4)がスラッシングの反則で2分間退場。ここはボックスディフェンスを組み、中央のパックホルダーには激しいマンマークを付けキルプレーを耐える日本体育。失点は許しませんでしたが、山本が戻って5 on 5になってもボックスディフェンス(?)、中央がアタッキングサードで攻めっぱなしではGK高橋も苦しい。
しかし15分27秒、日本体育は川田(八戸工大一3)のナイスパスが金子(駒大苫小牧2)に通り、金子が慎重に決め試合を振り出しに戻します。
が、直後の15分32秒、日本体育の小山田(清水4)がスラッシングの反則で2分間退場。中央、このパワープレーも確実にモノにします。
16分44秒、長岡、切江のダブルアシストで齋藤がゴール。再び中央がリードします。由緒正しき中央のアイスホッケーです。
日本体育は、18分17秒再び山本がエルボーイングの反則で2分間退場。ショートハンドのまま第2ピリオッドを終了します。シュート数は13-12とほぼ互角でした。
第3ピリオッド、中央はスタートから17秒間パワープレーでしたが無理攻めせず5 on 5に戻り均衡が保たれます。
残り時間と今日の両チームの出来を考えれば、次の1点が勝敗の大きな原因になることは誰にでも」分かるところでした。
8分12秒、日本体育陣内のフェースオフ。日本体育はここでしっかりフェースオフが出来ず、ディレイド・オブ・ゲームスの反則を取られてしまいます。痛恨でした。渡辺(北海3)がペナルティーボックスに入ります。
ここで中央はパワープレーを生かします。9分ちょうど、長岡のアシストで徳光がゴール。氷をスティックで叩いて悔しがるGK高橋。やらずもがなのキルプレーでの失点は、日本体育の守りの集中力を切ったようでした。
13分52秒、中央は高見のパスを受けた沖澤(駒大苫小牧4)が上手く溜を作って矢沢(苫小牧東4)にパス。矢沢が慎重にゴールを決めました。4-1。
14分24秒、日本体育の川田がホールディングの反則で2分間退場。ここでも中央はパワープレーのチャンスを逃しません。15分13秒、徳光がノーアシストでゴール、5-1。勝負ありました。
19分43秒、日本体育は、金子のパスを受けた矢野が右から左にクロス、川田が左60度からシュートを決め一矢を報いましたが5-2。反撃が遅すぎました。そのままタイムアップ。
総シュート数は52-28で中央が大きくリード。5-2は妥当な結果かもしれませんが、5 on 5のシチュエーションでは1-2と日本体育が勝っていました。中央のパワープレー、キルプレーでの得点は4点と試合巧者ぶりが目立った1戦でした。
午後3時22分にタイムアップ。そのあとは明治vs.東海の試合があったのですが、後ろ髪をひかれる思いで東伏見を坂の上から坂の下に移動。早稲田大学グラウンドで関東女子大学リーグを取材します。

ここまで4勝1分けと無敗同士の対決になりました。前半戦の天王山、早稲田大学ア式蹴球部女子vs.帝京平成大学を取材しました。
試合開始30分前に簡易観客席にすわったのですが、帝京平成側の席はすぐに満員に。帝京平成の父兄、関係者が多いようです。
早稲田大学ア式蹴球部女子のスターティングラインアップは、GK木付(日ノ本学園4)。DF渡部(日ノ本学園4)、小林(JEF千葉U-18・3)、源関(ちふれASエルフェン埼玉3)、中田(日ノ本学園3)。MF柳澤(浦和ユース)、並木(藤枝順心1)のダブルボランチ、右翼が冨田(作陽2)、左翼が熊谷(十文字4)、トップ下が三上(十文字2)。FW河野(藤枝順心4)4:2:3:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先。数字は学年。
対する帝京平成大学の先発は、GK池尻(日ノ本学園4)。DF宮坂(福井工大福井4)、石田(常葉大付2)、佐久間(湘南学院1)、長瀬(湘南学院2)。MF寺崎(日ノ本学園4)、松丸(作陽1)のダブルボランチ、右翼が鈴木(JEF千葉U-18・4)、左翼が山下(作陽2)。FW大竹(日ノ本学園4)、今田(藤枝順心1)。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。
午後4時、早稲田ア女のキックオフで試合開始。

帝京平成の作戦は、9月29日の皇后杯関東地区予選最終日に早稲田ア女vs.日テレ・メニーナ戦の前に行われた7位決定戦で見ていたので、だいたい分かっていました。元日本女子代表の矢野喬子監督率いる帝京平成はポゼッションサッカーで、体格の良い大竹(台北ユニバーシアード代表)にボールを預け、それに今井、鈴木、山下らが絡みます。ディフェンスは、前線から激しくプレッシャーを掛け続けます。
早稲田ア女は、河野をトップに起き、ポゼッションしながら早めに左右のオープンスペースにボールを運び、河野が左右に流れたり、熊谷、富田、三上らが残りのスペースを埋めていくサッカー。
両チームとも、自分たちの持ち味は発揮できましたが、双方守りは堅く、大崩れはありませんでした。
開始早々、帝京平成が右サイドからシュート。早稲田GK木付がキャッチして事なきを得ます。
6分、早稲田ア女は左サイドから並木がクロス。中に詰めた河野がシュートしますが、クロスバーに当たって跳ね返ったボールを河野が詰めてシュート。先制しました。河野のカニーヒャ並みの嗅覚、舌を巻きます。早稲田ア女が先制しました。
先制点に安心したのか早稲田ア女の攻勢が緩みます。逆に帝京平成は、1点を奪い返そうと攻勢に出ます。
20分、早稲田CBがキープしたボールを帝京平成の今だがスチール。今田は、そのままドリブルで早稲田ゴールに迫りますが、今田のシュートは僅かに右に外れます。早稲田DFが時々みせるポカが出ました。
26分、それほど高温多湿でもなかったのに飲水タイムが取られます。レフェリーが水を飲みたかったのか?
35分、早稲田ア女は左から熊谷がクロス、河野がシュートしますが帝京平成GK池尻がキャッチ。
その後。冨田の右からのクロスをヘディングシュートしますが、池尻がセーブ。
38分、帝京平成はMF寺崎を倉富(幕張総合1)に交代します。
42分にも右45度から冨田がシュートを放ちますが、上に外れます。
早稲田が押し気味に前半の終盤に主導権を握りましたが追加点は奪えず、アディショナルタイム2分13秒にハーフタイムを迎えます。早稲田ア女としては追加点が欲しいところでした。
ハーフタイム、早稲田の川上監督が動きます。DF源関を松本(十文字2)に交代。右SBの渡部をCBに、富田をSBに下げ、松本を中盤右翼に据えました。
帝京平成は、前半と同じイレブンで後半に入ります。

前半の終盤、早稲田ア女に押された帝京平成は、矢野監督の指示通り後半頭からいっそうプレッシャーを速く強くします。
2分、早くも帝京平成はオープンからクロスボールを入れシュート。早稲田GK木付がキャッチ。
5分、帝京平成は右からクロス、ファーサイドの倉富がシュート。同点に追いつき1-1、試合を振り出しに戻します。
早稲田ア女は、帝京平成に押され気味になるとトップの河野がボールを求め中盤まで下がりき気味になってきます。熊谷、三上あたりが前線に進出しますが、徐々に前のオープンスペースにボールの収まりところが無くなり、いつしか攻めの橋頭保が無くなります。それに対処するため早稲田ア女の熊谷監督が動きます。MF並木に替え山田彩(JEF千葉U-18・4)を投入。ワントップに上げ河野をトップ下へ、三上を右翼にスイッチします。そうすると河野は中盤でボールを触れるようになりますが、山田彩は孤立したまま。なかなか前線にボールを送っても、収まりません。
帝京平成は、一進一退の展開になったところで矢野監督が次々と新手を送り込みます。
23分、FW今田を河野(帝京長岡2)に交代。
31分、帝京平成は山下がバイタルエリアから思い切ってシュート。早稲田ア女GK木付がキャッチ。
34分、早稲田ア女の河野が左サイドからドリブルで切れ込みシュート。帝京平成GK池尻がキャッチ。
両チーム、チャンスを生かせず時間は経過していきます。
38分、帝京平成はMF鈴木を橋本(十文字1)に交代。引き分けでは満足しないぞ、という意欲が感じられます。
早稲田ア女もDFラインから上げて前がかり、なんとか勝ち越そうと必死でした。
そんな42分、自陣でフリーキックを得た帝京平成は、カウンター気味の縦への大きなスルーパスを出します。戻りながら一瞬集中が切れた早稲田ア女、マークの確認が遅れました、帝京平成の河野が抜け出しGK木付と1対1になり、きれいなループシュートで木付の頭上を抜けたボールは、早稲田ア女ゴールに吸い込まれていきました。帝京平成のベンチ、応援席は狂喜乱舞、残り時間僅かで逆転に成功しました。
43分には、MF松丸を石田(鹿島学園2)に交代。この交代は、勝ち越す前から準備していた交代です。
45+1分、前線からボールを追い回したFW大竹をDF伊東(帝京平成4)に交代。これは守りを厚くする交代。矢野監督は5枚の交代枠を使い切りました。早稲田ア女は2枚しか交代カードは切りませんでした。
逆転された後も、早稲田ア女は前がかりに1点を奪おうと最後まで諦めず攻撃しましたが、いったん崩れた攻撃のリズムは取り戻せず、アタッキングサードまで入っても有効な攻めの形を作れませんでした。
アディショナルタイム4分11秒、タイムアップの笛が鳴りました。
早稲田ア女、今年度に入って公式戦2敗目。関東女子大学リーグでは初黒星です。関東女子リーグではすでに十連覇を決め、インカレせは三連勝中の早稲田ア女ですが、この関東女子大学リーグでは、ここ三年優勝できていません。残り3試合(東洋、慶應義塾、日本体育)を連勝で行き帝京平成の結果を待つしかありません。皇后杯、インカレに向けチームの立て直し、とくに攻撃面の強化が望まれます。
帝京平成は、最大の目標・早稲田ア女に勝ったことで5勝1分け単独トップに立ちました。残り3試合は二連覇中の日本体育、早稲田ア女と引き分けた山梨学院、そして今節まで負けていない東洋との対戦。簡単ではないと思います。その戦いぶりを刮目して待ちたいと思います。

帝京平成の大喜びを横目に坂を上ってDyDoアイスアリーナに戻ります。今日の第4試合は、伝統の一戦早慶戦です。今年度3回目の対戦ですが、春の定期戦では久しぶりにkうぃおう義塾が勝ち、リーグ戦の第1レグでは早稲田が5-3で雪辱しています。今日は雌雄を決する3試合目でした。

続く

[結果]
サッカー関東大学女子リーグ
早稲田大学ア式蹴球部 1-2 帝京平成大学(前半1-0)

アイスホッケー関東大学リーグ戦
Div,ⅠAグループ
中央 5-2.日本体育(1-0、1-1、3-1)
早稲田 3-4.慶応義塾(1-0、2-2、0-2)
Div.Ⅳ
成城 0-0 獨協


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