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アイスホッケー関東大学サッカーリーグDiv.Ⅲ東京vs.学習院戦を取材。

今日も曇りの東京地方。

今日は埼玉スタジアム2〇〇2でサッカー日本代表がウルグアイ代表と戦う日ですが、体調の条件を考えると取材は難しい。テレビ観戦とすることにしました。
ここまでコスタリカ、パナマと2試合戦い3-0で連勝している新生・日本代表ですが、まともなチームと戦っていません。FIFAランキング5位のウルグアイは相手にとって不足はありません。しかも、ワールドカップでベスト8になったメンバーが11人中10人と強力です。
日本代表のスターティングラインアップは、GK東口(洛南)。DE酒井宏(柏U-18)、吉田(名古屋U18)、三浦(大阪桐蔭)、長友(東福岡)。MF柴崎(青森山田)、遠藤(湘南ユース)のダブルボランチ、右翼が堂安(ガンバ大坂ユース)、左翼が中島(東京ヴェルディユース)、突飛下が南野(セレッソ大坂U-18)。FW大迫(鹿児島城西)。4:2:3:1の布陣です。(過去内)はユース年代の所属先。高体連出身者が5人、クラブ出身者が6人です。
対するウルグアイ代表の先発は、GKムスㇾラ(ガラタサライ)。DFカセレス(ラツィオ)、ゴディン(アトレチコ・マドリッド)、コアテス(スポルティング・リスボン)、ラクサール(ACミラン)。MFトレイラ(アーセナル)、ヘンタンクール(ユベントス)、ペレイロ(PSV)、沙ランチ(ライプチッヒ)、アラスカエタ(クルセイロ)。FWカバー二(パリ・サンジェルマン)。
午後7時38分キックオフで試合開始。

日本の前線が好調でした。
前半10分、中島のスルーパスが南野に通り、南野が右にドリブルを突いてシュート。先制します。
直後、ウルグアイもコーナーキックのチャンス。ゴディンがヘディング「シュートしますがGK東口がパンチで逃れ事なきを得ます。
大迫がビッグチャンスを左に外した後、ウルグアイが追いつきます。右中間のフリーキックがファーに飛びコアテスがヘッドで折り返し、ペレイロが決めました。1-1。森保ジャパン初失点です。
しかし、今宵の日本は怯みません。36分、堂安が右から中島に横パス。中島がシュートコースを見つけてシュート。GKムスレラが弾きますが、リバウンドを大迫が押し込みました。2-1。
前半は、そのままアディショナルタイム2分6秒で終了します。
ここで時間切れ。西武柳沢駅から電車に乗り東大和スケートセンターに向かいます。
(携帯ラジオのワンセグTV音声で聞いたところ4-3で日本代表の勝ち。FIFAランキング5位のチームに勝ったのは史上初だそうです)

今宵の関東大学アイスホッケーリーグ戦のカードは、Div.Ⅲの東京vs.学習院戦です。Ⅲは目下、日本医科が5戦全勝でトップ。今日戦う東京と学習院が4勝1敗で2位。上位進出を狙う両チームにとっては、負けられない試合でした。
21時22分、東大和市着。さっそくアイスアリーナに入場。学習院サイドの観客席に陣取ります。今日もOB、父兄、関係者の方でほぼ満員の盛況です。
21時30分、練習開始。リンクで練習する両チームを見て感激というより感動しました。
Div.Ⅲも試合というのに、東京、学習院の両チームともオールメンバーが22人です。もちろん、Div,Ⅰのように完璧な4セット回しは無理としても、Ⅲでオールメンバー22人同士の試合ができるというのは、日本の大学アイスホッケーが世界に誇れることだと思います。両チームの現役部員、指導者、OB、すべての関係者の努力の賜物であると思います。ほんとうに敬意を表したいと思いました。
ランク21位の東京の先発は、GK桜木(淳心学院4)。DF大西(駒場東邦4)、小野塚(宮崎西4)。FW清水(県立船橋4)、櫻井(改玉社4)、佐藤(聖光学院4)。
対するランク27位の学習院のスターティングラインアップは、GK東原(伊奈学園3)。DF龍野(順天4)、森下(坂戸4)。FW黒川(学習院4)、湯浅(光泉3)、、小堀(学習院3)。
今日も学習院の女子マネの方から学習院大学アイスホッケー部の2018年度部員紹介の小冊子をいただきました。春の選手権の際もいただいたのですが、今宵いただいたのは秋のリーグ戦バージョンです。こうした各チームのパンフレットもスポーツ文化の一つ。日本の大学スポーツが世界に誇れる文化です(8月のジャカルタのアジア競技大会でもインドネシアの国技バトミントンだけは協議独自のパンフレットを作り配布していました)。できれば、この試合のメンバー表は東京サイドのものもあれば良かったのですが……。ともかく、いつも有難うございます。
午後9時42分、フェースオフで試合開始。
4勝敗同士の対戦は、実力伯仲の接戦が予想されました。こうした試合は、先制点が勝敗の幾重に大きく影響します。
学習院のエース湯浅は、GK東原と約束しているのでしょう。「絶対に俺が先制点を取る」「頼むぞ!」みたいな約束です。
1分1秒、湯浅は約束通りノーアシストで先制ゴールをゲットします。直後に東原の所へ挨拶にいく湯浅。
その後、一進一退の展開になったのですが、3分30秒に東京の櫻井がインターフェアランスの反則で2分間退場。東京はショートハンドになり均衡が崩れます。
4分54秒、学習院はパワープレーのチャンスを生かします。龍野のパスを受けた湯浅がゴール。由緒正しきアイスホッケーです。やはり拮抗した試合では、パワープレーの得点がモノを言います。
その後、両チームの攻め合いになりますがゴールは生まれず。第1ピリオッドが終了します。シュート数は2-16で学習院が大きくリードしました。

5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
学習院の激しいフォアチェックのため、なかなかあたっキングサードに入れず得点機が少ない東京でしたが、ワンチャンスを生かします。
3分16秒、学習院の長野(学習院3)がラッフィングの反則で2分間退場。東京は、このパワープレーのチャンスに5分11秒、大西のアシストで櫻井がゴール。1点を返し勝負の興味を繋ぎます。東京側の観客席で歓声が木霊しました。1-2。
学習院の長野がペナルティーボックスを出ましたが、キルプレーの間に学習院の湯浅が入スティックの反則で2分間退場。長野と入れ替わりでペナルティーボックスに入ります。東京は、なお2分間のパワープレーが続行しましたが、ここはショートハンドの学習院も粘ってノーゴール。
13分38秒、東京は小野塚がクロスチェッキングの反則で2分間退場。学習院は追加点のチャンスでしたが、得点できず第2ピリオッドが終了します。東京は3ピりの頭38秒間のショートハンドスタートになります。シュート数は8-10とほぼ互角でした。

12分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
38秒のパワープレースタートの学習院。次の1点が勝負の明暗を分けるのは明らかですが、あえて慎重に入った学習院。深追いはせずパワープレー終了。
しかし、東京のサトウが3分15秒に入スティックの反則で2分間退場。再び学習院にパワープレーのチャンスが訪れます。そして確実にこのチャンスを生かします。
4分34秒、学習院は黒川のアシストで湯浅がゴール。勝利に大きく近づく1点をゲットしました。湯浅はハットトリック達成。
このまま時間を経過させて試合を締めたい学習院でしたが、痛恨のメンバーオーバーを犯してしまいます。12分52秒、まさに「めっかちゃった」という感じのベンチマイナーペナルティー。飯室(学習院2)がペナルティーボックスに入ります。
ここで東京はタイムアウトを取り、パワープレーの策を練りました。
そして薬石効あり。東京は猛攻を掛け13分18秒、江口(久留米大付設3)のパスを受けた清水がゴール前の混戦を押し込み2-3、1点差に追いすがります。
ここで試合の潮目が変わります。残り時間1分42秒、1点を守ろうとする学習院は激しいフォアチェックが影を潜め、リトリートして1点を守ろうと作戦変更を余儀なくされます。東京は、なんとか同点に追いつこうと前がかり、押せ押せの展開になります。
13分24秒、ゴールを奪った直後の東京は、敵陣にパックを運んだタイミングでGK桜木を氷上から上げて乾坤一擲の6人攻撃に出ます。
ますます押し込まれる学習院。東京は最後まで試合を捨てていませんでした。
14分25秒、学習院ゴール前にパックがこぼれたところを、学習院の湯浅がGKのように思わず身体を投げ出し氷上のパックを押さえてしまいました。まるでラグビーのラック状態になりフォイッスル。レフェリーは湯浅にフォールディング・オン・ザ・パックのペナルティーを課しました。湯浅は負傷治療のためペナルティーボックスに入れず、飯室が代行します。
東京はGKを上げているので6 on 4のパワープレーのチャンス。学習院は35秒間の絶体絶命のピンチ。2人ショートハンドの学習院。身体を張って何とかキルプレーを耐えました。
午後11時8分、試合終了のブザーが鳴り響きます。学習院応援席から大歓声が巻き起こりました。総シュート数は43-14。東京GK桜木のゴールキーピングが目立ちました。
4勝1敗同士の対決は、予想通りの好試合になりました。学習院は残り1試合、Div.Ⅱ昇格に望みを繋ぎました。次戦は11月16日(金)に東京医科と対戦。勝てば入れ替え戦出場は確実になります。
東京は12月2日(日)に横浜国立戦を残していますが、2敗を喫してしまったので苦しくなりました(日本医科が全勝、横浜国立と学習院が1敗のため)。

東大和市23時12分発の電車で帰宅。
軽い夕食を摂り、床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
東京 2-3 学習院(0-2、1-0、1-1)

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