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第30回ユニバーシアード夏季大会ナポリが開幕。開会式をFISU YouTUbeで視る。

午前3時過ぎに起床。
PCに向かいYouTubeでナポリ大会開会式を検索。

3日に行われたはずのサッカー女子開幕戦、イタリア女子vs.日本女子の試合は、残念ながら見られませんでした。
YouTube経由で無料配信されていたのですが、身分確認が必要(VisaかMasterカードのクレジット番号が必要だった)とのことで、カードを持ち合わせないわたしは、視聴することが出来ませんでした。

開会式が何時に始まるのか分かりませんでしたが、最近の開会式は夜に行われることが多く、ナポリとの時差(7時間)を考えると、日本時間の午前3時ころかと思ったのです。
3時30分くらいにライブ・ストリームの画面が現れましたが、実際に画像が動き出したのは4時少し前でした。
式典前のパフォーマンスは、ほとんどなく、いきなり大統領が入場し、選手団の行進が始まりました。行進曲というより乗りの良いカンツォーネ調の曲が流れています。
最初の入場はアルバニア、2番目はアルジェリア、昔は禁止されていたカメラやスマホで撮影しながら、中には自撮り棒まで持っている選手も。あまり見ていて美しいものではありません。
3番目はアルゼンチンです。
会場となっているサンパウロ・スタジアムは、サッカーセリエAの名門チームSSCナポリのホームグラウンドです。わたしはここで1990年イタリア・ワールドカップ準決勝、イタリアvs.アルゼンチン戦を取材しました。当時、SSCナポリにはディエゴ・アルマンド・マラドーナが中心選手として活躍しており、スクデット(リーグ優勝チームに与えられる盾)とコッパ・イタリア(日本の天皇杯にあたる)両方を獲得しています。これはイタリア・サッカー史上初の事でした。つまりナポリにとってマラドーナは英雄。イタリアを応援するよりアルゼンチンを応援する人が多かったのです。本当にびっくりしました。
そんなマラドーナの「10番」が付いたシャツを持ってアルゼンチン選手団が入場してきました。場内は興奮の坩堝。29年前の興奮を思い出しました。
実は、わたし当時のSSCナポリのユニフォーム(2冠になった直後のユニフォーム。スクデットとコッパの優勝マークがついている)を持っています、何かの折に故富樫洋一さん(スポーツジャーナリスト)からお土産にいただいたものです。富樫さんが亡くなってから13年間が経過してしまいました。
アルゼンチンの入場を、そんな思いで見ていました。

行進は英語のアルファベット順に入ってきます。日本は51番目の入場。夏のため軽装が多い各国の中で紺色で長袖長ズボンの暑苦しいかっこうでしたが、けっこう弾けていました。

最後にイタリアが入場。1時間以上も選手団の行進に費やされました。

組織委員会会長、FISU会長の挨拶。IOCバッハ会長の祝辞も前回と同様にあり、イタリア大統領が開会宣言。
イタリア国旗とFISU旗が入場。イタリア国歌とFISUアンサム(我が行く道は)の演奏での掲揚。
選手宣誓、役員・審判宣誓の後、聖火が入場。
前回の台北大会では、MLBの台湾人選手がバットで火のついたボールをヒッティングし聖火を点火しました。
今回は、SSCナポリのキャプテン(背番号10)が火のついたサッカーボールを空に向かって蹴り上げ、見事にヴェスビオス火山を模した山型の聖火台に聖なる火を点火しました。

集団演技は、大したことはありませんでした。先月の習近平氏の平壌訪問時の北朝鮮のマスゲームの方が勝っていたと思います。
ただ、空中ブランコを使ったパフォーマンスはメランコリックで良かったと思うし、オペラ歌手が歌う「フニクリフニクラ」は素晴らしかった。しかし、現地時間0時を回ってから熱唱されたプッチーニの歌劇「トゥーランドット」のアリア「誰も寝てはならない」(荒川静香さんがトリノ冬季大会で金メダルを獲得した時のBGMで有名)には笑いました。もし、現地に取材に行っていたら式典が終わるのは深夜0時過ぎ。それから満員の会場を出てメインプレスセンターに戻り、そこからホテルに帰えられるのは、おそらく明け方でしょう。ほんとうにイタリア人は宵っ張りだし、これが普通です。だから昼食が長くて昼寝をするんでしょうけど。
身体にはよくありませんね。

日本時間の7時15分過ぎ、クィーンの音楽で開会式は終了。
わたしは朝のルーティーンを済ませ仮眠。
目覚めたらお昼でした。

起きてすぐに、サッカー女子の試合結果を調べてみました。
2-1で地元イタリアに勝利。前半1-1、後半1-0。日本女子の得点は2点とも小山由梨奈(山梨学院大4←JEF千葉レディースU-18)でした。ユニバのサッカーは強行日程で1日おきに試合があるので、今日は工藤(慶應義塾4←日テレ・メニーナ)や村上(早稲田ア女3←十文字)は出場していませんでした。
まあ、幸先よいスタートです。

午後も自宅で作業。
夕食後、テレビ東京の「カンブリア紀」を見ていたら、体温計メーカーだと思っていたテルモという医療メーカーが、実はカテーテルとかステントを作っている企業で、国内のシェアは90%以上だと知りました。ということは、私も狭心症の手術でお世話になっているのでしょう。カテーテルも心臓の冠動脈に3か所入っています。
テルモという会社は、あの北里柴三郎博士が、第一次世界大戦でドイツからの輸入が途絶えた体温計を国産で作ろうとしてできた企業だそうです。その他、現在では血液製剤や痛くない注射針、新型の血糖値計なども作っているそうです。驚きました。

そんなスポーツ三昧でした。


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