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サッカー大学対抗ジュニアリーグ早稲田大学vs.東京農業大学戦を取材。

梅雨の合間、久しぶりに青空が望めた東京地方。
気温もようやく28度くらいまで上がりました。

午前中は、休養。先週末金曜日あたりから、ずっと起き続けている印象があり、お昼前まで寝ていました。

午後、起きだして自宅で作業。ようやく日曜日、月曜日のブログの記事も書き上げました。

午後4時30分、自宅裏の早稲田大学グラウンドへ。
5時キックオフ予定の大学対抗ジュニアリーグ第8節、早稲田大学ア式蹴球部vs.東京農業大学農友会サッカー部戦を取材します。
今季、早稲田大学ア式蹴球部は、トップチーム(関東大学1部9位)、セカンドチーム(関東リーグ10位)、サードチームのインデペンデントリーグと全て下位に低迷しています。唯一、ジュニアリーグ(直近の公式戦に45分未満しか出場していない選手が出場可能)だけが4勝1分2敗の勝点13で暫定2位と健闘しています。
ちなみに今日対戦する東京農大は、トップが東京大学リーグ1部で2位、ジュニアリーグは2勝1敗勝点6で暫定9位(試合消化が少ない)。
早稲田としては、勝点3が絶対に欲しい試合でした。

早稲田大学ア式蹴球部のスターティングラインアップは、GK宍戸(桐光学園1)。DF大場(柏U-18・1)、坂本(横浜FMユース3)、鈴木(早稲田実1)、吉田(清水ユース2)。MF丹羽(ガンバ大阪ユース1)、柴田(湘南ユース1)のダブルボランチ、右翼が田部井(前橋育英2)、左翼が岡野(広島ユース2)、トップ下が中野(桐光学園3)。FW藤沢(早稲田実4)。4:2:3:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先、数字は学年。
対する東京農業大学農友会サッカー部の先発は、GK内野(関東第一3)。DF井上(湘南工科大付4)、瀬戸山(流経大柏2)、渡部(FC東京U-18・4)、MF中岡(磐田U-18・2)、丸山(新潟U-18・2)のダブルボランチ、右翼が平山(成立学園2)、左翼が山本(藤枝東1)。FW鈴木(町田ユース2)、菅屋(関東第一3)。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。
予定より早く午後4時56分、蔣宝鉉レフェリーの笛で東京農大がキックオフ、試合が始まります。

試合の7割から8割は早稲田が支配していました。それなのに結果は? サッカーとは不思議で面白いスポーツです。
キックオフ直後、東京農大が攻め込みシュートまで行きますが、シュートは大きく枠を外れました。
その後、徐々に早稲田ペースになっていきます。個々の選手のフィジカル、チーム戦術に優れる早稲田が押し込む時間帯が続きます。
8分、早稲田は藤沢がドリブルで左サイドから中央に切れ込みバイタルエリアからシュート。東農大
はDFの人数も足りていたし、まさかあのタイミングでシュートを打たれると思っていなかったのでしょう。GK内野もシュートがDFのブラインドから飛んできたためか反応できずゴールイン。早稲田が先制します。
ここで早稲田が畳み込むように追加点を奪えば問題がなかったのでしょうが、二の矢が打てません
でした。
東農大も守りに入らなかったのが良かったようです。流れの中では、なかなかシュートチャンスは掴めませんでしたが、リスタートに活路を見出します。
14分、菅屋の蹴ったコーナーキックをヘディングシュート、しかしこれは左ポストに嫌われます。
直後に菅屋のクロスを鈴木がシュートしますが左に外れます。
22分、飲水タイムに。西陽がけっこう暑かった。
ここで早稲田は、ポジションを変更します。左SBの吉田をCBに、CBの鈴木をMF左翼に上げ、左翼の岡野を左SBに下げました。
28分、早稲田はGK宍戸を生方(高崎経大付1)に交代します。控えGKが2人いたので出場機会を公平にしたかったのでしょう。
早稲田は、たびたびアタッキングサードに入りますが、シュートチャンスがありません。
ようやく42分、バイタルから中野がシュートを放ちますが、東農大GK内野がキャッチ。
44分にもカウンターアタックから左サイドの岡野がクロス、中央に走りこんだ藤沢が無いストラップでシュートを放ちますが大きく右に外れました。
このまま1-0と早稲田がリードのまま前半終了かと思われた44分、ボールをポゼッションしようとした早稲田DFに齟齬が出ます。こぼれ球をスチールした中岡がシュート、見事に決まってしまいます。1-1、圧倒的に早稲田が試合を支配しながら、試合は振り出しに戻ります。
アディショナルタイム2分46秒、ハーフタイムを迎えます。

例によって今年度の早稲田は、ジュニアの試合ではハーフタイムでメンバーを大幅に変更します(一応、ジュニアリーグの規定では、1試合7名まで選手交代が出来ますが、あらかじめ審判団と相手チームの了解があればリザーブ登録した選手ならば何にんでも交代は可能)。
GKだけ引き続き生方が出場。DF須藤(町田ユース2)、西前(町田ユース3)、川野(栃木ユース2)、道渕(仙台ユース4)。MF小林俊(東工大科技工1)、大西(浦和ユース2)のダブルボランチ、右翼が倉持(桐光学園2)、左翼が大和(鶴岡南4)、トップ下が吉岡(早稲田実1)。FW佐藤(暁星4)。これでリザーブ選手の中で出ていないのはGK紫竹(早稲田実4)だけです。
リザーブ登録3人の東農大は、前半と同じイレブンで後半に臨みますが、SBの左右を左の中上が右に、右の渡部が右に回りました。

後半に入ると、早稲田はますます攻勢を強めます。ほとんどの時間を東農大陣内で試合を進めました。
4分、早稲田は右サイドを須藤がドリブルで切り裂きクロス、ニアに飛び込んだ吉岡がヘディングシュート。東農大GK内野が正面でキャッチ。
11分、早稲田の倉持がシュート。GK内野がファインセーブ。
ここで早稲田は最後のリザーブGK紫竹を生方に替えてピッチに送ります。
17分、早稲田は右から須藤がクロス、佐藤が頭で繋ぎ、大和がヘディングシュート。クロスバーに嫌われます。
31分、東農大の三浦佑介コーチが動きます。DF渡部を佐々木(東京武蔵野シティFCユース2)に、MF中岡を柳谷(長崎総合科学大付2)に2枚替え。これでGK井上(山形ユース4)以外は出場です。
34分、早稲田はコーナーキックのチャンス。吉岡のショートコーナーを受け倉持がドリブルで突進、シュートしますがGK内野がセーブ。
35分にはパスカットした早稲田・川野がシュートしますが、これもGK内野の正面に。
37分には早稲田・吉岡がドリブルで中央突破。シュートしますがGK内野がキャッチ。
39分、早稲田は右サイドから倉持がドリブル、角度のないところからシュートしますが東農大DFがクリアします。
43分、倉持が右サイドをドリブルでオーバーラップ、中に入った西前がシュートしますがGK内野の正面に飛びキャッチ。
どうしても1点が遠い早稲田。決めきれない。
ピンチの後にはチャンスあり。東農大はリアクションサッカーに徹していました。カウンターアタックで右サイドを柳谷が駆け上がりクロス。ファーに走りこんだ鈴木がボレーで早稲田ゴールにボールを流し込みました。時間は後半45分でした。ゴールした鈴木は足をつって暫く立てませんでした。
早稲田に残されたのはアディショナルタイム表示の3分だけでした。
それでも早稲田は勝点1でも奪おうと必死でした。
45+2分、早稲田はコーナーキック、最後のチャンスです。吉岡の蹴ったボールをヘディングシュートまでもっていきますが、GK内田がファインセーブ。万事休すでした。
アディショナルタイムは3分18秒、タイムアップを迎えました。

早稲田、あれだけ攻めながら1-2の敗戦。ゴールを決めきることの大切さを感じさせた試合でした。東農大の健闘も見事でした。力が劣るチームがいかに勝つか。お手本のような試合でした。
プロの試合なら可能性は少ないでしょうが、学生スポーツなら頭を絞れば今日のような結果もありうる。両チームにとって課題と収穫は多かった試合のように思います。

帰宅したのは7時。早めに夕食を摂り、早めに床に就いたスポーツざんまいでした。
<了>

[結果]
早稲田大学ア式蹴球部 1-2 東京農業大学農友会サッカー部(前半1-1)



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