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参議院議員選挙の日。早稲田大ア式蹴球部男女2試合を取材。

梅雨空が続く東京地方。

昨日の右膝のダメージが強く、朝のルーティーンだけ済ませ11時まで休養。
11時30分すぎ、自宅を出て裏の早稲田大学グラウンドに向かいます。

10時から早稲田大学ア式蹴球部vs.日本体育大学学友会サッカー部の練習試合がありました。現在、関東大学リーグは、総理大臣杯予選のためお休みしています。早稲田、日体とも早々と敗退したため、今日の対決はトップチーム同士の対決になるでしょう。午後にある新人戦の同カードよりレベルは高いように思いましたが、昨日の転倒右膝痛が気になってパスしました。
結果は早稲田の5-1の勝利。やはり1部で低迷中とはいえ2部の日体は相手でなかったようです。

インターバルは僅か15分。早稲田ア女とスフィーダ世田谷の両選手が入ってきます。
早稲田ア女は例年なでしこリーグ1部チームと皇后杯を戦い、勝ったり負けたり。スフィーダ世田谷はなでしこリーグ2部に所属しています。
リーグの格から言えば、早稲田ア女が戦っている関東女子リーグの上がなでしこチャレンジリーグ、その上がなでしこ2部ですからスフィーダ世田谷が上のようにも思いますが、一発勝負では早稲田ア女はスフィーダ世田谷には分が良いようです。
先週、早稲田ア女は神奈川大に0-2の完敗を喫しています。早慶戦に4-1で完勝、有頂天になって中1日の試合でコンディションを崩しての完敗でした。
果たしてあれから1週間。調子は戻ったのか? ナポリから戻ってきた村上(十文字3)、松本(十文字3)の日本ユニバーシアード代表も加わわり、ほぼベストのイレブンで試合に臨みました。来週
の宿敵・日テレメニーナ戦を控え、絶好のトライアルマッチになりました。


早稲田大学ア式蹴球部女子のスターティングラインアップは、GK川端(十文字3)。DFブラフ・シャーン(スフィーダ世田谷ユース1)、小林(JEF千葉4)、黒柳(聖和学園2)、船木(日テレ・メニーナ1)。MFアンカーが中條(JFAアカデミー福島4)、右翼が山田(大商学園4)、左翼が松本(十文字3)、トップ下右が高瀬(JEF千葉U-18・4)、左が村上(十文字3)。FW廣澤(ノジマステラ神奈川相模原ユース1)。4:1:4:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先、数字は学年。船木と廣澤はU-19日本女子代表です。
対するスフィーダ世田谷FCの先発は、GK石野(スフィーダ世田谷ユース)。DF松永(日体大FIELDS)、渡辺(国士舘大)、根本(神奈川大)、熊谷(早稲田大)。MF柏原(スフィーダ世田谷ユース)、三本(武蔵丘短大)のダブルボランチ、右翼が田中(日体大FIELDS)、左翼が原(慶應義塾大)。FW長﨑(スフィーダ世田谷ユース)、中山(尚美学園大)。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。
12時3分、早稲田ア女のキックオフで試合開始。
1週間のリフレッシュのためか、神奈川大戦の完敗の反省からか、はたまた主力の2人が戻ってきたためか早稲田ア女が好調でした。
5分、スフィーダの長﨑が中央を抜け出てシュート。早稲田ア女GK川端と1対1になりましたが、川端が完璧なセーブを見せ失点を防ぎました。
8分には早稲田ア女、スルーパスを受けた廣澤がドリブルで抜け出てスフィーダDFを置き去りにしてシュートまで行きますがスフィーダGK石野がキャッチします。
14分、再びスルーパスを受けた廣澤が突進、今度は慎重に決めて早稲田ア女が先制します。
この後、早稲田ア女の山田の頭部に至近距離からボールが直撃。一時退出しますが、元気にピッチに戻ります。
24分、スフィーダも個人技で反撃します。長﨑が左サイドからドリブルで真横に中へ切れ込んでシュート。早稲田ア女DFとGK川端は完全に翻弄されました。シュートが決まって1-1、試合は振り出しに戻ります。
28分、スフィーダは殊勲の長﨑が負傷(足を踏まれた?)で退き、安田(スフィーダ世田谷ユース)が代わってピッチに入ります。
このまま試合は均衡が保たれ、最初の15分間ブレイクに入るかと思われた42分、復活した山田が右サイドライン際をドリブルで切り裂きクロス、村上ががニアに飛び込んでボールをゴールに押し込みました。ユニバーシアードでは、あまり活躍の場がなかった村上ですが、絶好調のようです。
2年前の台北ユニバのの際は、早稲田ア女から8人も代表に選出され、うち7人がレギュラーでした。そのため、大会終了後もなかなか調子が戻らなかった早稲田ア女、今回はその心配はないようです。
2-1とリードしたままアディショナルタイム50秒、1st ブレイクを迎えました。

最初の45分間のベストメンバーの戦い方に得心したのか早稲田ア女の川上嘉郎監督(横浜緑が丘)が動きます。11人中7人の選手を入れ替えます。
GKは川端がそのまま入ります。DFブラフシャーンを源関(ちふれASエルフェン埼玉4)に、小林は引き続き出場、黒柳を吉野(聖和学園1)に、船木をMFアンカーに上げ、中條に代わって中田を右SBに。MF右翼の山田をFWトップに挙げて廣澤に替えた阪本(大商学園3)を右翼に、左翼の松本を蔵田(十文字3)に、トップ下の高瀬を高橋(日ノ本学園1)に、村上を田中(セレッソ大阪堺レディース4)に交代します。
スフィーダ世田谷の川邉健一監督も動きます。GK石野を岸(ASハリマアルビオン)に、CBの根本を右SBに、MF左翼の原をCBに、MF柏原を金子(山梨学院大付)に、三本を菅野(日本航空高)に、右翼の田中を倉持(東京国際大)に交代します。左翼には松永に代わった伊藤(スフィーダ世田谷ユース)が入ります。6枚替え&ポジションチェンジで対抗しました。

2回目の45分も早稲田ア女が好調でした。
GK、DFラインとアンカー船木でしっかりボールポゼッションし、両翼の阪本、蔵田が上下に激しく動き回り、トップの山田が左右に車のワイパーのように動き回りオープンスペースを作る。そこにトップ下の高橋と田中が走りこむという高いタクティクスを実現しました。
15分、早稲田ア女は右に走りこんだ山田が中央に上がった田中にクロス、田中がゴールして3-1。
26分、早稲田ア女はDF小林を中條に、MFアンカー船木を桝田(ちふれASエルフェン埼玉3)に、FW山田を廣澤に交代します。
32分、早稲田ア女がコーナーキックのチャンス。田中がショートコーナーを蹴り阪本がリターンパス、受けた田中がクロス、廣澤がヘディングシュートを決め4-1。3点目といい4点目といい意図通りのゴールでした。
39分にも源関が右中間からシュート、クロスバーに嫌われます。
42分には廣澤がドリブルシュートしますが、上に外れます。もう少しゴール枠の中にパスをする感覚が欲しいものです。
アディショナルタイム4秒、2回目の45分間が終了。普通の試合だったら4-1で早稲田ア女の勝ちでした。

貴重な練習試合ということで、3本目の45分間に突入します。
早稲田ア女は、ふだん出場機会の少ない選手を積極的に起用しました。スターティングラインアップは、GK変わらず川端。DF黒川(大泉4)、井上(十文字1)、源関、森田(JFAアカデミー福島4)、MF加藤(アンジェヴィオ広島2)、桝田のダブルボランチ、右翼が秋山(八王子4)、左翼が杉原(MVLA 4)、トップ下が荻原(常盤木学園3)。FW土居(ちふれASエルフェン埼玉4)。4:2:3:1の布陣です。
対するスフィーダ世田谷は、GKに野村(慶應義塾大学)を起用。スフィーダの試合は時々見ていますがGK野村(作陽の野村監督のお嬢さん)を見るのは3年前の早慶戦以来でしょうか。良く声を出すファイト溢れるゴールキーピングが印象的です。あとの10人は、これまでプレーした選手をポジションを変えてポリバレントしました。DF渡邊、柏原、金子、松永。MF菅野、倉持のダブルボランチ、右翼が安田、左翼が三本。FW伊藤、田中。4:2:4の布陣です。

開始早々の1分、早稲田ア女の加藤がイージーミス、パスカットされて、そこを起点にスフィーダはショートカウンター、安田がゴールを決めます、出場機会の少ない加藤にとっては痛恨のミスでした。4-2。
それほど力が落ちていないスフィーダに比べ、早稲田ア女は経験が少ない。スフィーダ優勢の試合展開になりました。
5分、スフィーダの安田がシュート。上に外します。
11分には、井上のバックパスが強すぎてGK川端がコントロールミス、リバウンドを拾ったスフィーダの田中が至近距離からシュートしますが、GK川端がキャッチ。これも井上のイージーミスでした。
12分にもスフィーダ田中がシュート。GK川端がセーブ。
18分、スフィーダはDF渡邊に替えて根本をピッチに送ります。
20分、早稲田ア女は3枚替え。DF黒川を關(大阪教育大付2)に、源関を富田(作陽3)に、MF杉原を渡邊(大宮開成1)に交代します。
富田の登場には、驚くというより嬉しかった。彼女は1年からサイドバックのレギュラーに定着、小柄ながらポニーテールを揺らしながらサイドライン際を疾走するプレー、中に切れ込んでシュートするアグレッシブさ。とっても好きなプレーヤーでしたが、1年以上けがのために姿を見ませんでした。早稲田ア女の仲間からも「トミ頑張れ!」と激励を受けての出場になりました。スフィーダのGK野村は作陽の先輩。奇しくも二人の作陽OG選手を久しぶりに見られました。
31分、スフィーダは途中ピッチに入った根本に代わって熊谷を起用。2年前の台北ユニバーシアードにけがの選手が出たためチームが出発する前日に召集されたラッキーな選手です。
その熊谷が蹴ったフリーキックは、早稲田ア女の壁に当たってコーナーキックに。そのコーナーキックを熊谷が蹴り、早稲田ア女ゴール前の混戦からシュートを打たれますが、GK川端がキャッチ。
37分には早稲田ア女の加藤が左からクロス、井上がヘディングシュートしますがGK野村の正面に。
試合は、そのまま終了します。4-2で早稲田ア女が勝利しました。
手応えあるスフィーダ世田谷との45分3本勝負。来週の日テレ・メニーナ戦に向け良いテストマッチになったと思いました。
今日は並木(藤枝順心2)の誕生日という事でハッピーバースデイの合唱がありました。

東伏見小学校に寄って参議院議員選挙を済ませ一度帰宅。昼食を摂ってからグラウンドに出直します。
男子新人戦リーグの早稲田大学ア式蹴球部vs.日本体育大学学友会サッカー部戦を取材します。新人戦は2年生まで出場可能です。
早稲田大学ア式蹴球部のスターティングラインアップは、GK公文(東京農大一2)。DF大場(柏U-18・2)、松浦(コストレーラ姫路2)、吉田(清水ユース2)、鈴木(早稲田実1)。MF岡野(広島ユース2)、丹羽(ガンバ大阪ユース1)のダブルボランチ、右翼が倉持(桐光学園2)、左翼が水野(大津1)、トップ下が田部井(前橋育英2)。FW佐藤航(早稲田実2)。4:2:3:1の布陣(カッコ内)はユース年代の所属先。数字は学年。
対する日本体育大学学友会サッカー部の先発は、GK今村(東海大福岡2)。DF富士田(東海大福岡1)、深川(千葉U-18・2)、鈴木(横浜FMユース1)、国生(筑陽学園3)。MF土佐(横浜FMユース1)、飯田(伊奈学園総合2)のダブルボランチ、右翼が大園(興国1)、左翼が佐々木(帝京1)。FW早川(長崎総合科学大付2)、三田野(日大藤沢2)。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。
午後2時30分キックオフで試合開始。

続く

[結果]
早稲田大学ア式蹴球部女子 4-2 スフィーダ世田谷FC(45分×3本。2-1、2-0、0-1)

男子新人戦
早稲田大学ア式蹴球部 4-2 日本体育大学学友会サッカー部(前半3-1)


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