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ユニバーシアード・ナポリ、サッカー女子決勝をオリンピック・チャンネルで観戦。

昨日、等々力スタジアムから帰宅したのが午後11時45分。
遅い夕食を摂り、ウインブルドンの男子シングルス準決勝フェデラーvs.ナダル戦をテレビで見終えたら午前2時。

4時からはナポリで行われているユニバーシアードの女子サッカー決勝、北朝鮮vs.日本戦がキックオフです。
仮眠などしようものなら二度と起きられないと思い、徹夜状態でPCの前でキックオフを待ちました。

YouTUbe、FISU TVなどで検索したら、ユニバーシアード・ナポリ2019サッカー女子決勝というフォルダーがあったので、何度もクリックするのですが、サッカー場の全景が写った静止画面しか出てこない。ひょっとしたら3位決定戦が延長、PK方式決着になっていて、決勝のキックオフが遅れているのかと、ひたすら待つのですが、画面は変わらず。

5時に「オリンピック・チャンネル」に変更して同じようなフォルダーをクリックすると、サッカー放送が始まりました。ちょうど後半が始まるところ。前半、北朝鮮が1点をを先制していて、日本は苦しい展開でした。
北朝鮮は、速くて正確、しかも運動量が凄い。それでも日本も頑張っていました。
FIFA U-17ワールドカップ・ヨルダン大会で北朝鮮と日本は決勝で対戦。スコアレスドロー、PK方式の結果5-4。北朝鮮が優勝しています。その時のメンバーが大学生世代になっており、おそらく北朝鮮はああいうお国柄なので多くのメンバーが国立体育大学に進み、今回のユニバーシアードに参加していると思います。調べたら、その時の出場選手で今大会に出場している日本選手は、千葉玲海
菜(藤枝順心→筑波大2)だけです。あとの選手はなでしこリーグに進んでいます。
日本ユニバーシアード代表は、たとえなでしこリーグに進んで身分的には大学生になっていても、学連加盟のチームからしか選抜しません。そのあたりのシステム上の違いが北朝鮮との差になっているように思います。
その日本女子ユニバーシアード代表の決勝ラインアップは、GK米澤(帝京平成2←日ノ本学園)。DF常田(東洋大3←大商学園3)、石田(帝京平成大3←常葉学園橘)、関口(日本体育大2←成立学園)、工藤(慶應義塾大4←日テレ・メニーナ)。MF今田怜(大坂体育大4←作陽)、茨木(日本体育大3←JFAアカデミー福島)のダブルボランチ、右翼が千葉(筑波大2←藤枝順心2)、左翼が今井(日本体育大4←浦和レディースユース)。FW今田紗(帝京平成大2←藤枝順心)、小山(山梨学院大2←藤枝順心)。中盤ボックスの4:4:2のように思われました。

1点を先制している北朝鮮は、完全にリアクションサッカー。日本に攻めさせておいて、速いプレッシャーをかけターンオーバーすると0カウンターアタック、とどめの2点目を狙う作戦でした。
1点のアヘッドを追うべく日本は懸命に攻撃を組み立て北朝鮮陣に攻め込みます。ただ、北朝鮮は戻りも早くて、なかなか完全に崩してシュートすることができません。
そんな12分のことでした。日本は左45度遠目から今田紗がシュート。惜しくもクロスバーに当たってゴール成らなかったのですが、上手くこぼれ球を繋いで最後は今井がシュート。北朝鮮DF股間を抜けたボールは、北朝鮮ゴールに吸い込まれました。同点です。
この後も一進一退の展開。日本は、決して守るだけでなくショートパスを繋いで攻め込むシーンが何度もありましたが、崩しきれません。
北朝鮮も決定的なチャンスでシュートを外すこと二度三度。日本GK米澤が1対1を止めたり好守も目立ちました。日本、まだ勝つチャンスがあると思っていました。強い北朝鮮に完全に勝つことはできないな、とも思われました。決勝は10分ハーフの延長がありますが、数少ないチャンスを決めるか、PK方式まで持ち込んで金メダルを獲得するか。最後までどちらかを信じてPC画面を見ておりました。
それにしても慶應の工藤の1対1は舌を巻くほど上手い。北朝鮮の右サイドの侵入は、ほとんどスチール、ターンオーバーしていました。また、適時左サイドを切り裂くドリブル、オーバーラップは北朝鮮ディフェンスを何度も混乱に陥れていました。2回連続のユニバですが、「上手くなった
な」とのい印象を持ちました。
このまま90分間は終わり、延長戦に入るかと思った44分、バイタルエリアでの守りが甘くなった日本の中盤から北朝鮮の#12が山なりミドルシュート。GK米澤は反応していましたが、彼女をあざ笑うかのようにシュートが頭上を越えてゴールイン。北朝鮮の2点目が決まってしまいます。
時間が時間です。日本に反撃の時間は、1分⁺アディショナルタイムの3分。しかも北朝鮮は選手が負傷をした振りをして、水を入れてイレブン全員が飲水し一息入れる試合巧者ぶり。こういう事も北朝鮮は平気でやります。
ここで望月監督は、今田紗に替えて大内(東洋大3←常葉学園橘)をピッチに送ります。
最後まで諦めず北朝鮮ゴールに迫った日本ですが、アディショナルタイム3分ちょうど、タイムアップの笛が鳴りました。
残念無念。望月監督3大会連続のユニバーシアードの采配も金メダルには届きませんでした(銅、銀、銀)。工藤選手も2大会連続の銀メダルに終わりました。悔しいでしょう。
本当に「勝負は時の運」だと思います。日本イレブン、本当によく戦いました。

無料配信は、表彰式まで行われました。日本チームに笑顔がありません。メダルプレゼンターの日本人役員が、「お疲れ様」と言ってメダルを首にかけていましたが、「お疲れ様」じゃあないでしょ。「おめでとう」とか「頑張ったね」くらい言って欲しかった。
ユニバーシアード賛歌演奏の下、北朝鮮、日本、ロシアの国旗が掲揚。
北朝鮮選手が、笑顔で日本人選手と握手しているのが印象的でした。2003年の大邱ユニバーシアードの際も、決勝は北朝鮮vs.日本でした。その時はタイムアップと同時に北朝鮮の美女応援団がピッチに乱入。日本選手が北朝鮮選手の優勝をたたえに行っても握手もしないで立ち去った北朝鮮でした(もちろん、監督や選手のインタビューもなし)。
あれから16年。世界情勢も変わりました。その違いに少しびっくりしました。

日本女子ユニバーシアード代表は、日曜日の夕方に羽田に帰ってくるそうです。早稲田ア女の村上と松本は、日曜日の試合に出場するのは不可能ですが、慶應ソ女の工藤は月曜日(海の日)の武蔵丘短大戦には時間的には間に合います。出るのかな? 出るのなら彼女のプレーする姿を見てみたいな、と思いました。

ライブ配信が終わったのが6時30分。
このまま寝たら朝のルーティーンがぶっ飛ぶと思い、検温、血圧と体重測定をし、朝食。投薬まで済ませてから床に就きました。

今日は気温も久しぶりに25度を超えて夏日に。
寝苦しくて目が覚めたのはお昼過ぎでした。

今日は、J1リーグ開催日。
日産スタジアムで横浜F・マリノスvs.浦和レッズ戦などもあったのですが、とても取材に行く気にはなりませんでした。

そんなスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
ナポリ・ユニバーシアード サッカー女子決勝
北朝鮮代表 2-1 日本代表(前半1-0)

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