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バドミントンYONEX JAPAN OPEN 第3日目を取材。

梅雨明けの気象庁発表はまだですが、本格的な夏がやってきたようです。

7時起床。
朝のルーティーンを済ませて、きょうこそ9時には家を出る覚悟でしたが、けっきょく出発は9時15分。なんとか10時に武蔵野の森スポーツプラザに到着。気温は早くも30度越え。

エアコンの効いたメディアセンターでPCを開きます。
すでに嘉村健士・園田啓悟とリーヤン・ワンチーリン(中華台北)の男子ダブルス第1試合が始まっており、多くのカメラマンさんはコートへ。部屋は閑散としています。

昨日から試合のスコアを映すモニター(試合会場の電光掲示板と同じ)の他に、日本選手の試合模様を写すモニターも設けられ、徐々に取材環境は良くなりました。
メディアルームに人がすくない時は、良くつながる無線ランも、混雑すると繋がりにくくまります。そんな時は優先ランがが頼り。今日も優先ランでアクセスしています。

嘉村・園田ペアは21-16、21-18と接戦を制してベスト8入り第1号に。
今日はベスト16の激突ということで、続々と期待の日本人選手が登場します。
第2試合第1コートでは混合ダブルスの東野有紗・渡辺勇大ペアが、第3コートでは女子ダブルスの松本麻佑・永原和可那ペアが、第4コートでは松山奈未・志田千陽ペアが試合をしています。4コート中、3コートに日本人選手が登場。これだけ同時に日本選手が見られるなんて、そんなにはありません。4階の記者席に上がります。
苦戦はしましたが、3ペアとも日本が勝ちベスト8進出。ここまで2回戦に進んだ日本選手は、すべて明日の準々決勝に進んでいます。
ADカードを吊るしていた黒い紐ですが、ADカードを落とす人が多いらしくて赤い大会ロゴいりのリボンにこうかんしてくれました。閑話休題。

第3試合、第1コートではWBFランキング1位の桃田賢斗vs.ワンチャロン(タイ)の試合が始まります。ミックスゾーン取材からトンボ帰り。
第4コートでは、1回戦でリオ五輪のメダリストを破った常山幹太vs.ブラニーズ(インド)の試合も同時進行。
桃田は勝ったが、常山は敗北。1回戦でオリンピック・メダリストに勝ったからといって2回戦も勝てるという保証はない。常山はトーナメントを去った。
桃田は中1日の試合だったが、休みの昨日もアリーナに来て勝負勘を養ったという。さすがランキング1位の選手だけはある。あの苦い経験も人間的な成長に繋がっていることは確かなようだ。

ミックスゾーンから戻ると。MPCのモニターには第4試合第1コートの松友美佐紀・高橋礼華のペアが韓国ペアと戦っていた。すぐ4階記者席に戻ります。
相手の張藝娜・金慧麟ペアとは初対戦。昨日、日本の櫻本絢子・高畑祐紀子に逆転勝ちしているだけに侮れない相手でしたが、21-17、21-13でストレイト勝ち。明日は李茵フィ・牡玥の中国ペアとの対決。昨年の今大会1回戦で負けた相手で、直近のドイツ・オープンでも決勝で苦杯を喫している相手だ。東京オリンピック出場のため、これ以上ポイントは落としたくない高松ペア。重要な一戦になりそうだ。

高松ペアのミックスゾーン対応が終わると、第5試合第1コートは大堀彩vs.プサルラ・シンドゥ戦が始まっている。そして第1セットは大堀が21-11で取ってしまった。昨日、ミックスゾーンで、
「プサルラは長身でリーチが長いので低いシャトルは使いません」と語っていたが、その通りの展開。
しかし、さすがプサルらも強い。第2セットは21-10と簡単に奪い返し、ファイナルセットへ。先にブレイクを取ったのもプサルラ。11-9でコートチェンジ。結局21-13。セットカウント1-2でプサルラの勝ち。大堀、善戦及ばす。
ミックスゾーンでプサルラのインタビューを聴きましたが、インドの選手にしては綺麗な英語をしゃべるし、ええとこのお嬢さん(インドの女性でスポーツやってるなんて、かなりハイソなのでしょう。ご両親はバレーボールの選手でお父さんは1986年アジア競技大会で銅メダルを獲得しているらしい。お姉さんもハンドボールの選手で嘱望されていたらしいが医者になるという理由で引退してしまった)のように思いました。
「日本に来たらCoCo壱のチキンカレーを必ず食べに行く」と言っていました。明日は山口茜と対戦する予定。

第6試合第1コートは女子シングルス奥原希望vs.ミア・ブリッチフェルトの対戦。
第3コートでは、福島由紀・廣田彩花ペアvs.タックチン・ウィンユン(中国香港)の試合も同時進行。すぐに4階記者席に戻ります。
途中から第2コートで山口茜vs.陳清晨(中国)の試合が始まっていました。
奥原は21-11、21-12のストレート勝ち。福廣ペアも21-15、21-2と楽勝。ほぼ同時にタイムアップ。
奥原は明日はジンダポル(タイ)との対戦。ある記者から「今日のジンダポルはどう見ましたか」と聞かれると、
「自分の試合の準備のために見ていないので分かりません」と答えました。そうでしょうね。

山口は第1セットを21-15、第2セット21-14で陳に快勝。明日は予想通りインドのプサルラとの対戦になりました。
山口選手のミックスゾーン対応取材を終えた後、メディアセンターに戻ると、すでに第8試合第4
コートで遠藤大由・渡辺勇大vs.ジーウェイ、イズディン(マレーシア)戦が始まっており、第1セットを21-16で日本ペアが奪っておりました。第2セットも21-17で快勝。
ミックスゾーンで遠藤選手はジョークを連発。笑いの輪が出来ていました。

午後5時、第1コートは最終の第8試合に入っていましたが、ほかのコートは遅れ気味です。
そして予定より1時間10分遅れで第9試合第3コート、男子ダブルス保木卓朗・小林勇悟vs.ギデオン、スカムルヨ(WBFランキング1位、第1シード、インドネシア)戦が始まります。
さすがにトップランカーのインドネシアペアは強い。21-8と簡単に第1セットを奪うと2セット目は保木・小林に一応見せどころを作らせておいて、結局は21-19で快勝。強いところを見せました。ミックスゾーンで好きな日本食を聞かれると、
「日本食は寿司とかすきだけど、ともかく日本はお米が美味しい」とJA関係者が聞いたら泣いて喜ぶようなことを言っていました。これで日本人選手は全員プレーを終えました。ベスト8に残ったのは、男子シングルスが桃田賢斗ひとり。
女子シングルスが奥原希望、山口茜の二人。
男子ダブルスが遠藤大由・渡辺勇大、嘉村健士・園田啓悟の2ペア。
女子ダブルスが松本麻佑・永原和可那、田中志穂・米元小春、松友美佐紀・高橋礼華、福島由紀・廣田彩花の4ペア(ただし明日の準々決勝で松永ペアと田米ペアが直接対決してしまう)。準決勝には3ペアが残ることも可能。
混合ダブルスは、東野有紗・渡辺勇大のワンペア。渡辺は男子と混合ダブルス2種目でベスト8入りの快挙です。おそらく明日は混合ダブルスを10時からプレー、男子ダブルスは午後遅くのプレーになると思います。

正直、これだけの日本人選手がベスト8に残るとは思っていませんでした。数年前までは、ベスト8に数人(組)しか残れませんでした。最近の”バードジャパン”(日本バドミントンチー代表チームの愛称)の活躍は目を見張るものがあります。
あります。
取材していても次から次へと日本人選手が登場し、ミックスゾーンと記者席との往復が大変です。まさに嬉しい悲鳴、というやつです。

明日も忙しくなりそうです。できれば全員がベスト4に残ってほしい(女子ダブルスは1ペアが必ず脱落しますが)。そんな事を思いながら7時30分にメディアセンターを後にしたスポーツ三昧でした。

8時30分帰宅。
さっそく世界水泳にTVチャンネルを合わせると、男子200m個人メドレーで瀬戸大也が優勝。この種目で日本人が勝ったのは史上初。東京オリンピック競泳代表内定選手第1号です。やってくれました。
こういう時は、松岡某のバカ騒ぎも気にならない。少しだけ焼酎で一人乾杯!。

ヒロド歩美の甲子園の道も始まっていた。もう、そんな季節なのか?
大船渡の佐々木君は投げずに敗退。それにしても2-12での大敗は解せぬ。連投も高校野球道ではないのかな?

そんなスポーツ三昧でした。
<了>



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